「何のために資格を取るのか」「なぜ受験するのか」を考えておこう とプロ資格マニアが伝え続ける理由
資格試験も大学・高校受験などもすべて含めて、「試験を受けることができるのが当たり前」ではありません。鉄道事故や災害などで受験会場に行けない可能性もあり、自分や親族の急病などで試験どころではなくなることもあるでしょう。
「受験はしたけれど落ちた」のと「受験すらできなかった」のでは、試験日が過ぎてからの脱力感が違います。私も、突発的な事情で受験できなかったことはあり、抜け殻のようになったものです。
どのような事情があろうとも、そこから立ち直るのは自分でしなければなりません。たとえ明らかに、周囲の人に原因があるケースでも、代わりに立ち直ってもらうわけにはいかないのです。
そして、このような場合の立ち直りにかかわってくるのが「何のために資格を取るのか」「なぜ受験するのか」が明らかになっているか、なっていないかという点です。
「自分に自信をつけたいから」「自分のスキルを磨きたいから」という思いがあるなら、試験が受けられなくても、ほかにできることはあります。
次の試験日はずっと先かもしれないけれど、自分に自信をつけたり、スキルを磨いたりする方法は、資格を取ることだけではないからです。
資格という目に見える形になるのは少し先になってしまっても、すぐにできることを見つけて取り組みましょう。
「資格の数を増やすため」「資格があればかっこいいから」「勉強している自分が素敵だから」のような理由であれば、1つの資格を受験できなくても、他の資格を取ったり、通信制の学校やカルチャーセンターなどで学ぶことができるでしょう。
何らかの免許のような「これがないと、自分の人生のプランがくるってしまう」ようなことであるなら、そもそも「受験会場に行けない」ような事態を避けるよう、あらゆる手段を尽くしておくべきでしょう。
何のための資格か、何のための試験かが明らかになっておらず、なんとなく勉強して、なんとなく受験日を迎えて、そして受験できなくなった、という場合はやっかいです。「ただショックを受けただけ」で終わってしまい、その後に何をすればいいかもわからず、どう立ち直ればいいのかも見えません。私はそのような理由で、情報処理技術者試験の再挑戦を20年もさぼりました。
試験勉強の期間を充実したものにするため、資格試験を受験後、本当に望んでいたものを手に入れるため、そして思いもよらない事態が起こった場合にも立ち直れるようにするために、「何のために資格を取るのか」「なぜ受験するのか」を考えておきましょう。
現代は、コロナ禍もあって「受験できるのが当たり前」「試験が実施されるのが当たり前」という世界では、もはやなくなっています。
受験できることそのものが、ありがたいことです。
勉強できる環境があることが、ありがたいことです。
感謝をしながら、勉強を続けましょう。
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