売り込まなくても売れる人になる方法ー準備から実践まですぐできることー
私はこれまで「誰かに何かを教える人や企業」のマーケティング、広報をお手伝いしてきました。
「何かを教える仕事」というのは、学習塾や英語塾、ならいごと教室の先生だけではありません。パーソナルジムのトレーナーやエスティシャン、美容師の方なども「お客様の困っていることを解決する方法をお教えして、その方法を実践できるようお手伝いする」という仕事です。
また、小売業やサービス業の人でも「お客様の困っていることを解決する(解決する方法を考えて物品を提供する)」という面では、何かを教える仕事といえるかもしれません。
私自身も、マーケティングや広報の手法をお伝えしながら、お客様の困っていることに寄り添う仕事に取り組んでいるのです。
自分自身が、多くのお客様に出会いたい、人の役に立ちたいと活動をしてきた中で、気づいたことがあります。
それは「売り込まなくても売れる状況づくりこそ大切」ということです。
売り込まなくても売れる状況づくりが大切な理由
なぜ、このような状況づくりが大切なのでしょうか?
理由1
理由の1つ目は、売り込んでないのに売れるものはお客様にとって本当に必要なものだからです。
お客様のほうから「教えてほしい」「困っている」とご相談があったタイミングこそが、お客様の役に立てるタイミングなのです。
理由2
理由の2つ目は、お客様がそこまで欲しくないものを無理矢理買っていただいても、お客様の幸せに繋がらないからです。
特に、食料品や日用品のような「誰もが必ず必要としているもの」ではない限り、お客様には「買わない」という選択肢が存在します。「買わない」と決めている人に売り込んでも、うるさがられるだけです。
理由3
最後の理由は、会うたびに売り込む話ばかりすると嫌われるからです。「なんとか買ってもらいたい」と必死になればなるほど、「あの人に会えば仕事の話ばかりされるので、うっとうしい」と思われてしまいます。
どうしても買ってもらいたいときは、ビジネスマッチングサイトを利用するほうが賢明です。
売り込んでいないのに売れる状況を作る準備
売り込まないとは、何もせずに時間が過ぎるのを待つという意味ではありません。売るべきタイミングに備えることも必要です。
準備1
自分にとって仕事とはなにかを定義しましょう。
私の場合は「お客様が今の状態より幸せになれるように、自分のできることでお客様に貢献すること」です。
そのため、自分がやる作業がなんであるかには、あまりこだわりがありません。
とはいえ、なんの作業をやるかが重要な人もいれば、自分への評価が大事な人もいるでしょう。
この点は、人それぞれ違ってよいのです。ただ、仕事をすることで
・お客様にどう変化して欲しいか
・社会や世界にどう変化して欲しいか
をきちんと伝えることを大切に考えましょう。
準備2
自分はなぜその仕事を選んだのかを人に話せるよう、言葉にしましょう。
何を売るか、いくらで売るか、どのように売るかも大切なのですが、お客様の心を動かし強いきずなを作るには
「なぜその仕事をしているのか」
をお話しして、共感していただくことがとても重要だと感じております。「なぜ」に共感してくださった方とは長い信頼関係ができるため、その部分を人に伝えられるようにしましょう。
準備3
自分のできることと、やりたいことを明確にしましょう。仕事を続けていくうちに「やりたいこと」が「できること」に変わっていく場合もあるので、できることとやりたいことは数か月おきに見直しましょう。
私の場合は、学習塾や英語塾のマーケティング・広報をスタート地点としながら、ほかの類似業種のお手伝いをするようになりました。王道のマーケティングから始めて、学習塾や英語塾のお手伝いが「できること」になってから、次は「この手法をほかの業種に活かせないか?」と考えて、徐々にできることを増やしていきました。
もし「やりたいこと」が見つかりにくい場合は「やりたくないこと」について考えましょう。そして「なぜ、それをやりたくないのか?」まで考えると、自分は何をやりたいのかが見つかる場合もあります。
準備ができたら実践すること
ここまで準備をした上でやることは「売り込まず、人生を楽しむ」ことです。
実践1
まずは、自分と相性のよい場所・環境を見つけましょう。趣味やスポーツの場でもいいし、飲み仲間との語らいの場でもいいのです。新しい場に飛び込んでいく方法だけでなく、これまで過ごしてきた環境を見直すのもよいかもしれません。
自分がとても過ごしやすく、自然体でいられて、何かに熱中できる場は、とても相性がよい場です。そこで出会った人や技術、ものとは相性がよく、そのような場で得た絆が、仕事やチャンスにつながることはあります。
実践2
相性のよい場所・環境を思いきり楽しみましょう。その場所でイキイキと楽しんでいる姿は、おそらく人から見てもとても魅力的に見えます。
魅力的な人は、自然に人から興味を持たれるようになり、
「お仕事は何をしているんですか」
と聞かれる機会も増えます。
仕事について聞かれた場合に
・こういう仕事をしています
・なぜこの仕事をしているかというと...
と話せると印象に残るでしょう。
実践3
自分から売り込みをしたい場合は、ビジネスマッチングサイトをうまく利用しましょう。ビジネスマッチングサイトでもプロフィールの書き方や提案の仕方によって、面談に至る可能性や成約率が高まりますので、そのための準備は必要です。このための準備についてはまた別の機会に書きます。
相性の良いお客様と出会えたときのサイン
お客様からお困りのことを相談されたとき、もしくはビジネスマッチングサイトで出会った案件に応募するときに、そのお客様と相性がよい場合には、特有の感覚があります。
・この経営課題に自分ならどういう答えを出すか
・イベントや冊子の企画をどうするか
を考えると楽しくて仕方がない、という感覚です。
楽しくて仕方がない、アイディアが尽きない、ものすごい集中力を発揮できるという感覚があるときは、そのお客様と相性がよく、絆も確かなものになるでしょう。
この感覚は、前に書いた「自分と相性の良い場」でなにかに熱中しているときの感覚とほとんど同じです。ゾーンに入るとかフロー状態と呼ばれる状況だろう。 そういう感覚を味わえる仕事とは相性が良いのです。
おわりに
ここまで「売り込まなくても売れる状況づくり」の大切さについて紹介しました。この方法は「誰かに何かを教える仕事」をする人に、おすすめだと考えています。
売り込まずに出会ったお客様とは相性がよく、強固な絆を築くことができます。そのような絆の育て方を、私はサポートしております。
河野陽炎へのご相談
私はコンテンツプランナーとして以下のポジショニングを意識しています。
ご相談は公式サイトから https://www.kagerou-prod.com/
サービス内容のページも設けました
自然に生徒が集まる教室に変える教室づくり
生徒が集まるダンス教室・バレエ教室づくり
「売らない本」で構築するお客様との信頼関係
士業・FPの方のニュースレター・メールマガジン制作
資格取得・勉強法のご相談