被害者であり続けると次の展開がなくなる
新しい本を書くために、既に書いた本の内容や構成を見直し、反省点を洗い出すとともに、「自分でも特に気にっている部分」を読んでは、悦に入っています。今回は、そのような部分をご紹介したいと思います。
教えられたこと19「被害者であり続けると次の展開がなくなる」
世の中には、病気に理解がない人がいるのは事実です。心無い言葉を発する人もいます。患者として、「ひどいことを言われた」と嘆いていれば、同情してくれる人はいるでしょう。でも、「人からの同情」を受け取ることばかりにこだわっていると、いつまでも「ひどいことを言われた、被害者の自分」という立場から抜け出せなくなります。どんなに優しい慰めの言葉をかけてもらっても、その言葉が自動的に自分の心を癒してくれるのではなく、他の人から受け取った優しい言葉を自分なりに咀嚼し、心の弱った部分に栄養として届け、心を強くしていくという流れを、自分で作り出さなければなりません。
もちろん、ひどい言葉を浴びせかけた人にも、反省すべき点はあります。でも、それは相手の問題です。相手の心が成長し成熟したタイミングで、その人なりに反省してくれればよい問題なのです。
既刊「今日から病気も友達」をよろしく。
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