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2-2.なぜKindle原稿は目次(書籍構成)から作るのか?
Kindle 原稿は、闇雲の書いても残念ながら完成しません。
効率的に執筆する方法は「目次(書籍構成)」を、まず作ることです。
「文章で結果を出すための原理原則」を知っているとKindle本の執筆にも役に立ちますし、目次(書籍構成)を先に作る理由も理解しやすくなりますので、『稼ぐ人の「超速」文章術』(Discover21)から引用いたします。
2割の努力で8割の結果を出す文章の原理原則
「文章を書こうとすると、どよ~んと気持ちが重くなる人」や 「書くことに苦手意識がある人」には、文章を一気に書こうとするクセがあります。
具体的には、
●「内容」:何を伝えるかという「メッセージ」を考えながら、
●「構成」:どういう順番で伝えるかという「文章構成」にも気を配り、
●「表現」:文章をより豊かにするための「文章表現」
これら3つをすべて同時にやろうとした結果、挫折してしまうのです。
特に、文章を学ぼうと思ったときに多くの人が、文章「表現」 から学ぼうとしますが、文章表現はまさにセンスや経験がものを いう分野ですので、そう簡単には身につきません。言い換えれば、 結果として実感できるまでに時間がかかるのです。
最短で結果を出しながら文章を上達させるには、どのような順番で文章スキルを身につけていくかが重要になります。
図にあるように「内容」「構成」「表現」を【文章の3要素】と呼んでいますが、文章上達の明暗を分けるのは、これらを学ぶ順番です。なぜなら、結果に対する労力対効果がまったく異なるからです。
あくまで私の経験則ですが、次のような労力対効果になります。
「内容」 結果・効果:4/身につけるための時間・労力:1.5
「構成」 結果・効果:4/身につけるための時間・労力:0.5
「表現」 結果・効果:2/身につけるための時間・労力:8
つまり、「文章内容」と「文章構成」さえ身につけてしまえば、 2割の時間・労力で、8割の結果・効果を生み出せるようになります。
そして、文章上達のいちばんの近道は、まず先に結果を出すこと。結果が出ればモチベーションが上がり、心にも余裕が生まれます。すると、文章「表現」も、自然と豊かになっていきます。
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目次(書籍構成)を先に作る理由と事例
文章においては「文章構成」ですが、書籍においては「目次(書籍構成)」が、結果を出すためにも、スムーズに書き進めるためにも重要です。
はじめに書籍全体のアウトラインとしての「目次」があれば、安心して書き進めることができます。はじめに作った「目次」がそのまま書籍になるわけではなく、書きながら柔軟に変更していきます。
「目次(全体)」と「本文(部分)」を行ったり来たりしながら、書き進めていくイメージです。
『言葉で未来を創ろう!』を書きはじめる前に作ったラフ「目次(書籍構成)」がこちら。
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ラフでも「目次」を作っておけば、Kindle 本の全体像が把握できます(なんとなくでも全体が把握できている安心感が執筆マインドにゆとりをもたらします)。
書きはじめる前に、
・仮タイトル
・章構成
・節構成
をラフで考えてみましょう。
あとは目次の”好きな部分”から書き進めていきます。
「はじめに」の1行目から書かなければならない、という思い込みがあなたの手をピタッと止めてしまいます「章」や「節」の好きなところ、書きたいと思えるところから、穴埋めするように自由に書いていくことが、効率的に執筆するコツです。ジグソーパズルのように、どこから執筆していってもOKだと自分に許可を出してあげてください。
なぜ『エンパシーライティング®』が執筆を加速させるのか?
『エンパシーチャート®』や『穴埋め文章作成テンプレート』の文章作成ツールをご活用の方は、
◎ 「目次(書籍構成)」を描くために『エンパシーチャート®』
◎ 「章」「節」「項」の文章を書くときに『エンパシーチャート®』や『穴埋め文章作成テンプレート』
を利用すると便利&スピーディです。
※『エンパシーチャート®』で「目次」のたたき台を作成し、書籍全体の流れをイメージしてから、「章」「節」「項」の文章に落とし込んでいくと、読者の感情を踏まえた原稿が書けるようになります
『エンパシーチャート®』『穴埋め文章作成テンプレート』での執筆は、WEBツール『iEmpathy(アイエンパシー)』が便利です。
【パーフェクト版】穴埋め文章作成テンプレートは、一番人気のオンライン教材です。
実際に、『エンパシーライティング®』の文章作成ツールを活用して、商業出版されている方も多くいらっしゃいます。
(出版に活用いただいた書籍名をぜひコメント欄で教えてください^^)
目次は「3-3」でまとめる
(ほぼ)最終の目次構成は次のようになりました。
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はじめのラフとはだいぶ変わっていますが、ラフがあったからこそ順調に執筆を進めていけました。
目次と原稿を行ったりきたりすることで、全体を捉えながらも部分(章や節)を書くことができ、部分を書くことで全体を進化させていくことができます。そういった意味でも、まずはラフの目次を作ることが執筆の大きな一歩になります。
各章の「節」「項」は、3-3で、まとめていくと頭がスッキリと整理されながら、読者にもわかりやすい目次構成になるのでオススメです。
たとえば、
第1章 SNSでネガティブを吐き出す危険性とポジティブ思考の副作用
こちらを分解してみると、節3ー項3になっているのがわかります。
節1:SNSでネガティブな感情を吐き出す危険性
節2:ポジティブ思考の副作用
項1:1.「感情」と「言葉」は密接に結びついている
項2:2.感情に蓋をしつづけると「不(負)」のエネルギーが溜まる
項3:3.ネガティブな感情を無視し続けると……
節3:自分を雑に扱うと心を感じる感度が鈍くなる
もちろん、書き進めながら、節が2つになっても、項が5つになってもいいのですが、書きはじめの段階で、「3-3」という基準をもっておくと書きやすくなります。
完成して出版した書籍がこちら。
【参考】マインドマップソフト
画像で紹介しているマインドマップは、「Mind Node」を使っています。デザインや操作性が気に入っています。
「Mind Node」は、2021年12月現在、Mac のみとなりますので、Windowsの方は「XMind」がオススメです。
【この記事のまとめ】
<2割の努力で8割の結果を出す文章の原理原則>
「内容」 結果・効果:4/身につけるための時間・労力:1.5
「構成」 結果・効果:4/身につけるための時間・労力:0.5
「表現」 結果・効果:2/身につけるための時間・労力:8
<目次(書籍構成)を先に作る理由と事例>
好きな「章」や「節」から穴埋めするように自由に書いていくことが、効率的に執筆するコツ
※『エンパシーライティング®』は執筆を加速させるツールとして便利
<目次は「3-3」でまとめる>
各章の「節」「項」は、3-3で、まとめていくと頭がスッキリと整理されながら、読者にもわかりやすい目次構成になる
このKindle原稿(20,731文字)は、45分で書きました!
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