【書籍公開】10年連続・売上増の秘密「売上を狙って伸ばすマーケティング」（はじめに）
『10年連続・売上増の秘密 売上を狙って伸ばすマーケティング』（2025年1月出版）の原稿から「はじめに」を全文公開いたします。
マーケティングは、仲間やお金が集まる現代の魔法
「あなたを届ける作法」としての ─── マーケティングを知らずして
ビジネスを行うのは、自分を大切にしないことと同じです
以下、の「はじめに」より。
マーケティングは、仲間やお金が集まる現代の魔法
あぁ、話さなきゃよかった。
「１０年間連続で売上増とか、めっちゃあやしい！」
ふいのカウンターパンチをくらって、私が後悔したことです。
気の置けない友だちが、飲みの席で笑いながら言ったこと。しかし ───
● 売上は上下するのが普通で、１０年連続で売上が増えるなんてアリエナイ
● 何かあやしいことでもしていないと、そんなことは起こりえない
こんなメッセージとして、ことあるごとに思い出されるセリフになりました。
よくよく思い返してみれば、私も２００５年に起業してからの７～８年は、まったく同じように思っていました。毎年毎年、なんとか食いつなぎ、生きていくための売上を追いかけることに精一杯だったからです。
がむしゃらに頑張るのは、やめましょう
私が、１０年連続で売上を上げられるようになったきっかけは、がむしゃらに頑張ることをやめたことにあります。仕組み（マーケティング）を学び、「正しく頑張る」ことで、毎年売上を積み上げられるようになりました。
たとえば、私が誘惑に負け、時間を溶かし続けている……ネットフリックス。
ネットフリックスは、新規入会者数が解約者数を上回れば、毎年売上が増加する仕組みです。動画をひとつひとつ切り売りするのではなく、サブスク（サブスクリプション：定期購読）という仕組みで安定した売上を上げ続けています。
そして、予測しやすいその売上で魅力的なコンテンツを次々と生み出し、会員数を伸ばす「好循環の成長サイクル」を仕組みの力で実現しています。
他にも大きな会社では、ドン・キホーテなどを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス（ＰＰＩＨ）は３３期連続、ニトリホールディングスは３０年以上連続で増収増益を達成しています。
こうした会社を分析し、その仕組みを真似できれば良いのですが、残念ながら、それは簡単には実現できません。なぜなら、マーケティング力やブランド力、資金力、人材力、リソース不足、海外進出のハードル、多角化の難しさなど、大企業と小さな会社や個人起業家とでは、その前提が違いすぎるからです。
「戦略」という言葉は、「戦いを略す」と書き、無駄な戦いを省くための方法論です。
小さな会社には、その規模に合った戦わずして勝つ方法があります。
小さな会社の悩みの９割は、この２つ
年間２００名以上、副業やこれから起業を考えている人、ビジネスを軌道に乗せたい人、すでにビジネスを成功させている人のご相談を受けていたときに、私が感じるようになったことがあります。
「うまくやっている人は秘密の裏技を知っているはず！」
「集客ノウハウの裏技が分かれば、さくっと一発逆転できる！」
「それらさえ教えてもらえれば、もう勝った（儲かった）も同然！」
と、口には出さないものの、心の奥底で淡い期待をしている。
残念ながら、そうした「青い鳥」は、どこにもいません。そして、青い鳥を探すよりも、足元の悩みを解決することが、私たちにとっての最大の生存戦略です。
会社の悩みの９割は、次の２つに集約されます。
『集客』と『売上』の２つです。
そして、その２つの突破口は、本書のテーマである「マーケティング」にあります。
マーケティングがもたらす３つのベネフィット
マーケティングを学び、実践することで得られるベネフィットは、次の３つです。
１．出会い：必要な人に出会える
２．登録：見込み客とつながれる
３．成約：商品を購入してもらえる
「出会い」と「登録」が『集客』。登録してくれた人に「成約（購入）」してもらえれば、それが『売上』につながります。
一見複雑に見えるビジネスやマーケティングを「出会い」「登録」「成約」という３つに分解し、それぞれを底上げしていけば、『集客』と『売上』という、会社の悩みの９割を解決する突破口になります。
本書で解決していく課題をひと言にまとめると ───
「集客と売上を生み出すマーケティングを、どうやって仕組み化するか？」
そのために、本書であなたに受け取っていただきたい一部を挙げると……
▼ 時代によって、変わりゆくもの、変わらないもの
▼ マーケティングの２つの大問題とは？
▼ 売上は「ビジネスコア」の面積で決まる
他にも、
▼ コピーされない最大の差別化戦略
▼ 世界一シンプルなマーケティングフローとは？
▼ 売上を狙って伸ばす３つのマーケティングテクニック
▼「１０年連続」売上増のカラクリとは？
▼ マーケティングのジレンマとは？
これらを実践した方は ───
◎「ぜひお願いしたい！」と、３０万円の仕事を獲得！
◎ ６人中４名のご購入で、１３万円以上の売上が嬉しい驚きだった！
◎ 実践の途中だったが、８０万円の売上と２万５千円の商品が５件売れた！
こうした変化が生まれるのは、人間心理を踏まえたマーケティングスキルが、一生涯あなたを支え続けてくれる強力な武器になるからです。
「仲間やお金が集まる現代の魔法」であるマーケティングの世界が、
あなたを待っています。
早い方は１５分で、ゆっくり読んでも３０分ほどで読み切れます。いったんお忙しい手を止めて、まずは第１章だけでも読んでみてください。
次の第１章では、現代のマーケティングが抱える問題点と、結果を出すための原理原則をお伝えします。
さらっと読むことで、多くの人が陥るマーケティングの失敗を回避し、新しい可能性が目の前にパーッと広がるのなら、読むことは価値のある時間投資になるはずです。
早速ページをめくって、新しいマーケティングの世界を覗いてみましょう！
２０２５年１月 中野巧
＜５分間・速習法＞
書籍内の「太文字」と「図」だけを読み進めると、たった５分で書籍の概要をつかめます。素早く全体像を知りたい方に、特にオススメの速習法です。
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【目次】売上を狙って伸ばすマーケティング
はじめに マーケティングは、仲間やお金が集まる現代の魔法
・がむしゃらに頑張るのは、やめましょう
・小さな会社の悩みの９割は、この２つ
・マーケティングがもたらす３つのベネフィット
第１章 マーケティングの２つの大問題とは？
● 時代によって、変わりゆくもの、変わらないもの
・セブンヒッツ理論
・消費行動は「ジャーニー型」から「パルス型」へ変化している
・セールスを不要にする「コップ理論™」
● マーケティングの２つの大問題とは？
・「情報バクハツ」による「読まれない」の加速
・「可能性バクハツ」による選択のパラドックス
● 売上は「ビジネスコア」の面積で決まる
・ビジネスコアは、どこから強化しても売上アップにつながる
◯ 第１章のまとめキーフレーズ
第２章 オレがうつになりまして。
・私を救った２つのギフト『エンパシーライティング®』と神田昌典さん
・１０年間売れる続けるコンテンツ
・歴史やブランドは、コピーされない最大の差別化要素になる
◯ 第２章のまとめキーフレーズ
第３章 売上を狙って伸ばす３つのマーケティングテクニック
●「情報バクハツ」の突破にはストーリーを
・プーさんのハニーハントで、どうして飴を買いたくなるのか？
・お客様をスイングさせよう
・出会った人を夢中にさせるストーリー
●「可能性バクハツ」を突破する世界一シンプルなマーケティングフロー
・「プルのメディア」と「プッシュのメディア」
・顧客の相転移とは？
・２つの大問題を解決するシンプルな１文
● 売上を狙って伸ばす３つのマーケティングテクニック
・テクニック①：プロスペクト理論
・テクニック②：ゴルディロックス効果
・テクニック③：現状志向バイアス
● トップ１％になる簡単な方法
◯ 第３章のまとめキーフレーズ
第４章 「１０年連続」売上増のカラクリ
● 小さな会社のための３つの生存戦略
・１．長く売れるコンテンツを作る
・２．ずっと売れ続ける仕組みを作る
・「お前、だれやねん！」問題
・十分な情報を届けるための、２ステップマーケティング
・２ステップマーケティングの事例
・集客コンテンツと収益コンテンツの分離
・３．横展開しながら積み重ねていく
●「１０年連続」売上増のカラクリ
・トレンドは追いかけちゃダメ？
・「トレンド×歴史」という最強戦略
● 起業で転ばないためのＭＶＰ戦略
・あなたのビジネスのセンターピンを探せ！
・ＭＶＰ戦略という失敗しない最小限のプロトタイプ
・ハッタリから始めて成功したサービス
●「面」と「点」のバランスで成功をつかむ
・圧倒的な量で「面」を広げる
・圧倒的な深掘りで「点」を掘り下げる
・デイ・ワン思考でマーケティングに飽きない
◯ 第４章のまとめキーフレーズ
第５章 マーケティングのジレンマとは？
●本質的なコンテンツのデメリットとメリット
●マーケティングのジレンマを超える５つの事例
● 実践を加速させる（仮）戦略
● 意志力は消耗する
◯ 第５章のまとめキーフレーズ
おわりに マーケティングを成功させる最後のピース
・環境がもたらす意思決定への影響
・あなたの将来の年収
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