
3–5-2.【Windows-Word】「EPUB」レウアウト崩れを解決! 画像・表・フォントデザイン(リンクや各種装飾)
「EPUB」を作成するときに、大きなつまずきポイントは【レイアウト崩れ】。
レイアウト崩れの一番の原因は【画像】挿入です。
Kindleに限らず電子書籍全般に言えることですが、デバイスによって画面の縦横比が異なります。それにより画像サイズやレイアウトが変わってしまうため、たとえば、iPadではレイアウトが綺麗に収まっているのに、スマホやKindle端末で見ると思ったとおりに表示されないなど、レイアウト崩れが起こることがあります。
※アプリのアップデートによっても表示のされ方が変わることがあります
さまざまな端末 ── すべての閲覧環境で完璧なレイアウトをすることは、商業出版のKindle版書籍でもできていないのではないでしょうか。
せっかくの原稿を「EPUB」にしてみたら、レイアウトがぐちゃっとなってて、ガッカリされた方もいらっしゃると思います。私も例にもれず苦しみましたが、かなりの時間を使って検証しました。
私が検証行った中で、最適な方法を書き留めておきます。
もし、専用ソフトを使わず、Wordで「EPUB」作る方法でオススメのやり方がありましたら、ぜひ教えてください!
【Windows】Wordに挿入する最適な「画像」サイズ
タブレット/Kindle端末/スマートフォンのどの端末でも、見栄え良く表示されやすいサイズを検証した結果は「画像サイズ:1600 × 2250 px」でした。

たとえば、次のような画像を入れ、そこに説明文などを添えたいときには、説明文も含めた画像にすることで、レイアウト崩れを解決してくれます。

掲載したい画像と説明文が入っている1枚の画像(1600×2250px)にした

【Windows】Wordに画像を挿入する
画像を挿入する方法は2つあります。
・ドラック&ドロップ挿入
・「メディア」メニューから挿入
<ドラック&ドロップ挿入>
こちらは説明不要かと思いますが、挿入したい画像をドラックし、pagesの画像挿入したい場所にドロップします(後で調整するので場所はだいたいでOK)
<「写真」メニューから挿入>
画像を挿入したい場所にカーソルをもってきて、[挿入] > [写真] から画像挿入したいを選択(下図)

中途半端な場所に画像を入れてみました。

小さな画像を入れてみました。

「Kindle Previewer」でレイアウトを確認してみると、次のように表示されました(「LeME」で変換すると、画像は1ページとして変換されるようです)。

「LeME」についてはこちら。
「Kindle Previewer」についてはこちら。
表(表組み)を挿入する
書籍内に、表(表組み)を挿入したい場合は、画像として掲載してください。モニター画面をスクリーンショット(写真を撮る)をするのは簡単です。「Snipping Tool を使ってスクリーン ショットをキャプチャする」をご参考ください。
【Windows】Wordで「EPUB」に有効な「フォント」を検証
Wordでのフォント装飾が「EPUB」でどこまで反映されるのかを検証してみました。
1.リンク挿入
Kindle本が紙の書籍より有利な点として、リンクを入れられることがあります。紙の書籍ですと気になったら、ひと手間かけてサイトを確認する必要がありますが、Kindle本であれば、読み進めながら気になったリンクをタップするだけで、WEBサイトを確認できます。
リンクの挿入は簡単です。
リンクを入れたテキストを選択して【右クリック】> [ハイパーリンク] をクリック

アドレスにURLを入力して【OK】をクリック

リンクが入りました。

「EPUB」で書き出して、「Kindle Previewer」確認します(タブレットで表示)。WEBと同じような表示になっています(Kindle端末の場合は、白黒表示)。

<20220308_追記:Amazonリンクが機能しなかった>
著者プロフィールで、書籍紹介のAmazonリンクを掲載していたのですが、読者の方から、タップしても開けないとご連絡いただき、確認したところ・・・・・・

確かに、iPadから開けず「申し訳ありません。この操作は現在サポートされていません。」と表示されてしまいました。

調べてみると、Apple の制限により、Kindle for iOS アプリからの直接購入が制限されているようです(Kindle本の中に記載されたAmazon書籍購入ページURLをクリックすると、上記の「申し訳ありません」ウインドウが表示される)。
解決策は、「https://amzn.to/2ZB8noK」のようなAmazonリンクを使わずに、「短縮URL」や「リダイレクト」のリンクに差し替えれば大丈夫のようです。
私は自社のサーバーで、下記のようにリダイレクトしました(イメージしやすいように、すべて掲載しておきます)。
『6分間文章術』(ダイヤモンド社)https://amzn.to/2ZB8noK
↓リダイレクト
https://www.empathywriting.com/6min-writing/index.php
『売れる文章術』(フォレスト出版)https://amzn.to/2ZBJTMh
↓リダイレクト
https://www.empathywriting.com/ureru-writing/index.php
『稼ぐ人の「超速」文章術』(Discover21)https://amzn.to/2X6lxff
↓リダイレクト
https://www.empathywriting.com/chousoku-writing/index.php
<20220327_追記:リンクがある場合>
LeME(https://leme.style/)で、Epubファイルを作成する「5-5.ステップ3:作成」で、チェックが必要になります。
『ステップ3:作成』の右側の「・・・」グレー帯をクリックして、詳細設定を開く

[全般]の上から2つ目
☑外部ハイパーリンクを変換する
にチェックを入れる

2.さまざまなフォントの装飾を検証
Kindle本は、フォントサイズやフォントの種類(明朝orゴシック)の種類を読み手が選択できるようになっています。「イタリック」などのフォント種類を選択しても、KDPストアにアップロードしてKindle出版した際にはフォントの種類のデータが無効になります。
フォントの種類以外、次のようなフォントの装飾を検証していきます。

「網掛け」「囲み線」「ルビ」以外は有効に機能しました。

Kindle端末の白黒で見たときに見えづらくならないように、必ず「Kindle Previewer」のKindle端末表示で確認してください。
「フォントカラー赤」や「黄色の背景」は、白黒表示の場合はグレーになっています。

有効だったフォント装飾のやり方は、下記の図解をご参考ください。

Kindle本に動画は掲載できるか?
Kindle本では「動画」の再生に対応しておりません。YouTubeなど動画サイトにアップして、書籍内にリンクを掲載しましょう。
以上、「EPUB」にWordで画像・表・フォント(リンクや各種装飾)を挿入する方法でした。お手間に感じたかもしれませんが、一度やってみれば簡単なことがわかります。
ここまで出来るようになれば、「EPUB」作成ストレスがなくなりますので、執筆活動に集中できますね。
このKindle原稿(20,731文字)は、45分で書きました!
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