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【2022年最新版】参議院事務局総合職~合格までの流れ【倍率】

実際の2022年参議院事務局受験者から情報を頂いています。

・参議院事務局総合職の受験の流れ【2022年の場合】

4月中旬:インターネットor郵送で出願

4月30日(土):一次試験

5月9日(月):一次合格発表

5月16日(月):一次試験合格者向け説明会

5月17日(火):二次試験(専門記述)

5月18日(水)~5月20日(金):二次試験(集団面接)

6月14日(火):二次合格発表

6月25日(土):二次試験合格者向け説明会

7月1日(金)~7月3日(日):三次試験(個別面接)

7月29日(金):最終合格発表


・試験ごとの倍率

一次試験:出願者300人(受験者体感150人)

一次試験合格者:100人程度

一次試験の倍率⇒約1.5倍

二次試験:受験者体感80人

二次試験合格者:56人(法律44人、経済12人)

二次試験の倍率⇒約1.4倍

三次試験:受験者体感50人超

三次試験合格者15人

三次試験の倍率⇒約3.3倍


・一次試験まで

参議院事務局への出願はインターネットもしくは郵送で行う。

一次試験においては基礎能力試験+専門試験が行われる。

基礎能力試験 合計50題 180分

社会科学(時事含む)5題・人文科学13題・自然科学7題・文章理解9題・判断推理・数的推理・資料解釈16題

専門試験 合計40題(80題から選択) 210分

憲法5題、行政法10題、民法10題、刑法5題、労働法5題、経済政策10題、経済理論10題、経済事情・経済史5題、財政学10題、国際関係5題、政治学・行政学5題 から合計40題となるよう科目を選択

難易度について基礎能力試験・専門試験どちらも他の公務員試験に比べやや難しい。

ただその分ボーダーは高くなく、6割とれば一次合格できる。

2022年は東大駒場キャンパスで行われた。


・二次試験まで

一次試験の約一週間半後に参議院事務局HPで合格発表がある。

合格者には郵送で合格通知や受験者調査票・一次試験の合格者を対象とした説明会の案内が届く。

二次試験(専門記述)@参議院事務局第二別館

出願の際に選択した区分にそって受験。試験時間は180分。

法律区分を選択した場合:合計3題回答

必須:憲法1題 

選択:行政法1題・民法(総則・物権)1題・民法(債権、親族・相続)1題

経済区分を選択した場合:3題全て必須回答

経済理論1題・財政学1題・経済政策1題

難易度については国家総合職より易しく、国税専門官や都庁より難しい。こちらもボーダーは低く、うまく書けていなくても合格することができる。

二次試験(集団面接)@参議院事務局第二別館

5人1グループとなり、集団面接を行う。(面接官6人・受験者5人)

なお集団面接後に人事と面接を行う。


・三次試験まで

二次試験受験の1ヶ月弱後に参議院事務局HPで合格発表があります。

合格者には郵送で合格通知や身上書(自己PR・やってみたい仕事などをA3で記入)・二次試験合格証明書対象説明会の案内が届く。

説明会と言っているが、実際は現役の参議院事務局職員と一対一で話す個別質問会。2022年は女性の職員(10分)→男性の職員(10分)で質問会を行った。

極力対面で参加するよう案内に書かれている。

三次試験の個別面接は15分間で行われる。面接官は6人。

倍率でわかるように、この面接が参議院事務局受験において一番の難関。いわゆる落とす面接であるため、受験者が答えた内容について厳しく詰めてくる。圧迫面接と言っても差し障りない。

また面接後に人事との面談あり。


・最終合格発表

最終合格発表は郵送で行われる。ただ最終合格発表前に参議院事務局は合格候補者に電話をし、意向確認を行った上で最終合格を出す。


・参議院事務局合格のポイント

・一次試験や二次試験においてはボーダーはそこまで高くなく、その分倍率も低い。一方で三次試験の倍率は高い。

・最終合格者は三次試験の結果に基づいて行われる(いわゆるリセット方式)。すなわち一次試験や二次試験でいくら点数をとっても三次試験で良い評価を得なければ意味がない。

⇒三次試験(個別面接)対策を十分に行う。

・各説明会・面接後の人事面接は、評価に関係しないと言われている。

ただ実際は人事面接の内容から最終面接の順番や質問内容を決めていると考えられる。

⇒人事面接も気を抜かずに対策をする。

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