人と深く関わるのが苦手?なら、この仕事は向いているかもしれません ~公務員にインタビュー【国家税務職③】~
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公務員にインタビュー第22弾です。
多くの方にインタビューさせてもらえて、
感謝しかございません。
今回は、税務職でも”徴収部門”で働く女性に
インタビューさせていただきました。
直接感謝をされることが少ない仕事で、
何を感じ、どう働いているのかを
お伝えできればと思います。
基本情報
・入庁7年目(専門学校2年在籍)
・徴収部門配属
・地元から離れた場所で就職
・年収約430万円
(地域手当、時間外手当を含む)
仕事内容
税金滞納者を相手に、
納税相談や差し押さえ等の行政処分を行う業務
そもそも、税務署職員を目指した理由は?
高校生の時、安定した仕事に就きたいと漠然と
考えていた。そんな時、
兄が学校の用務員になり、
公務員に対する興味が湧いた。
親に相談してみると、
祖父が元税務署職員であり、
現在税理士として働いていることを知る。
そこから税務署職員を目指してみようと考え、
専門学校に進学した。
受験が終わり、
最終的に税務署職員に合格できたので、
その道を進むことに決めた。
地元から離れる不安はないのか?
地元を離れたいという思いがあり、
今いる採用地域を
選んだ。転勤も多い仕事だが、今も
上手く順応できているので、
特にその不安はない。
仕事のやりがいは何か?
滞納者に差し押さえを行うことがある。
その差し押さえ交渉の場で、
相手との駆け引きを行い、
正しく納税された時、とてもやりがいを感じる。
辛い体験はあったか?
現場配属されてしばらく、
クレーム対応をすることが多かった。
徴収部門は特にクレームを
受けやすい部門であるので、
その経験が辛かった。
辛い経験をどう乗り越えたのか?
研修を受けた際、
上司の方が経験談をお話されていた。
その時、同じ境遇に逢い、
自分が今悩んでいることは、
当たり前であり、そういった世界にいるんだと
心が良い意味で開き直り、
気持ちが楽になっていった。
この仕事を続けていこうと思った瞬間はあるか?
ある程度仕事にも慣れてきた時、
ある事案のリーダーを任された。
今までの知識や経験を全て生かし、
同じ部門の方と協力して、
無事計画通りに業務を遂行出来た時、
やりがいを大いに感じ、
この仕事を続けていくことを決めた。
仕事の目標はあるか?
急速に変化する社会で、
法律がなかなか追いついていない。
そこで、
現行の法律で今の事案にどう対応していくのか、
その知識や経験を高めていきたい。
インタビューを終えて
電話対応や窓口業務で、苦しい経験を経て、
とても成長していると感じた。
厳しいことを言われる部門だが、
それを成長の糧として働いている姿は、
公務員の本質であると感じた。
自身もそうであったが、
”人と深く関わることが苦手”
”人間観察が得意”な人は向いているとも
語っていた。
公務員は人と接する機会が多いが、
深く関わってしまうと情が移り、
判断を鈍らせることがある。全く話せないことは
困るが、ある程度距離を保って仕事したいと考える人には
オススメかもしれない。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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