公務員にインタビュー【警察官⑥】~警察官になる、辛い現場に遭遇しても~
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公務員になってほしい、
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公務員に優しい目を持ってほしい、
そんな思いで活動しております。
インタビュー第30弾です。
警察官はやりがい多い仕事ですが、
同時に悲しい事件や事故の現場にも行きます。
警察官のリアルが聞けたインタビューと
なりました。
基本情報
・入庁3年目(専門学校2年 在籍)
・地域課
・年収 410万円
仕事内容
110番対応、初動対応、
交通取締り、巡回連絡 等
入庁までの経緯
両親が公務員で、
幼い頃から公務員を勧められていた。
成長する過程で、人の支えとなり、
人に携わることができる仕事に就きたいと
考えるようになり、
自然と公務員を目指すようになった。
専門学校進学後、
担任の先生に公務員について
深く調べるよう指導され、
長期休みなどで公務員を調べるようになった。
警察官で働く従兄弟から直接話を聞いたり、
説明会に参加したりして、
長年働く上で、選択肢が多い仕事として、
警察官に入庁することを決めた。
警察官になって、どうだった?
警察学校はとにかく厳しく、
何度も心が折れそうになった。
現場に出て、初めて事情聴取した時、
自分が警察官になった実感を持てた。
辛い現場も多くあるが、
悪質な交通違反をする者を検挙できた時は、
非常に達成感を覚える。
辛い現場とは?
(※お読みになる時は、十分ご注意ください)
エレベーター方式の機会式駐車場を利用した
家族が3歳くらいの子供を1人残し、
車を約30メートルほど上昇させた。
取り残された子供が、その状況に気づき、
1人で出たところ、そのまま落下してしまった。
両親は愕然としており、
その現場に駆け付けた時、
あまりにも凄惨な現場で言葉を失ってしまった。
仕事のやりがい
感謝されにくい仕事だが、
その分、些細なことでも
感謝されると非常にやりがいを感じるとのこと。
また、子供たちに羨望の眼差しで見られた時、
そのイメージを守らなければならないと思い、
仕事へのモチベーションとなる。
また、仕事が無事完遂できた時、
生きて戻って来られた時、
事件が無事解決した時、
それぞれにやりがいとなる。
インタビューを終えて
インタビューをした時(7月中旬)
より少し前に、
警察や公務員に関する悲しい事件が
立て続けに起きた。
尊い命が簡単に奪われたことは、
多少なりとも業務に影響があったとのこと。
警察官も1人の人間である。
傷ついたり、悩んだりする。
警察官に対して、
心無い言葉が投げかけられたり、
それが簡単にしやすいと
イメージされやすい職業ではあるが、
警察官も心を持った人なんだと、
改めて理解してほしいと
感じるインタビューになった。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
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