公務員にインタビュー【警察官⑦】~思っていたのと違う~
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公務員にやさしい目を持ってほしい、
そんな思いで活動しております。
インタビュー第36弾です。
”思っていたのと違う、、、”
こう聞くと、ネガティブな発言をしていると
思いませんか?
普通そう感じると思いますが、
今回インタビューさせていただいた方は、
これを前向きに捉えて、
活躍されています。
さてどういうことなのか、
インタビューをお読みください。
基本情報
・入庁2年目(専門学校1年在籍)
・地域課 交番勤務
・年収 約200万円(入庁9か月)
仕事内容
110番対応、初動対応、
交通取締り 等
警察官になるまでの歩み
中学時代に、いじめを受けている子を
助けた。その子からとても感謝されたことで、
人を救うことに喜びを感じた。
そんな思いから漠然と警察官になりたいと
思っていた。
しかし、高校に進学すると、
部活動が忙しくなり、
警察官への思いは薄くなっていた。
部活動が引退となり、進路を民間就職と
決めていたが、
気持ちがなかなか前向きにならず、
進路に迷いがでてきた。そんな時、
母親に相談すると、警察官を薦められ、
自分の中で、警察官になる決意を固めた。
実際、警察官になって感じたこと
辛いことや苦しいことも多いが、
学びの多い職場だと感じた。
逮捕事案になると、(状況によるが、)
書類を約15種類作成しないと
いけない場合がある。
慣れない業務となり、作成に時間を要する。
しかし、
その資料が他の事件解決の糸口になることを
実感したので、とてもやりがいを感じている。
過去の資料を読んだり、
休みの時に勉強したりしている。
また、逮捕や検挙などは、一般の方ではできない
特殊な業務と感じるので、
それらに携わったとき、
自分が警察官となったと改めて感じた。
辛かった現場(※閲覧の際はご注意ください。)
女子高生が自殺を図り、第一発見者が母親で、
通報後その場でうずくまっていた。
その時点では、死亡と断定できず、
すぐに心配蘇生を試みるも、
結局は帰らぬ人となった。
そのことを母親に告げると、錯乱状態に陥った。
その現場を目の当たりにしたとき、
心が痛くなった。
インタビューを終えて
まだ現場配属されて、
1年くらいしか経っていないが、
様々な現場で事件や事故の処理をしている。
大きな事案を対処すると、
その報告書作成に追われる。
報告書作成中に出動要請がかかると、
また別の事案を処理して、
また資料作成となる。
この繰り返しで気持ちが
滅入ってしまう人が多い中、
向上心を持って、
自分なりの仕事の捉え方をしていた。
仕事に対して、とても満足している様子が、
今回のインタビューを
通じて感じることができた。
このような捉え方を持つ人が、
多く警察組織にいることを願っている。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
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