公務員にインタビュー【刑務官①】~運命に導かれ、刑務官の人生を歩む ~
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公務員に優しい目を持ってほしい、
そんな思いで活動しております。
インタビュー第34弾です。
”刑務官”と
聞くとどんなイメージをお持ちですか?
とても怖い人たち(受刑者)を相手に
とても厳しく接して、精神的にも大変そうだと
感じる方も多くないでしょうか?
今回、そんなイメージを持ったまま
入庁した”女性刑務官”に
インタビューさせていただきました。
ぜひ、お読みください!
基本情報
・入庁4年目(専門学校1年在籍)
・処遇課
・年収約400万円
仕事内容
受刑者の体調管理や監視、
工場担当者の補助 等
工場担当者とは?
受刑者の日中作業を指示をしたり、
出所後の生活に向けた指導をしたり、
受刑者の更生に、より携わることができる業務。
入庁から5、6年目に就くことができる。
刑務官入庁までの経緯
高校2年生の時、なるべく早くに
親元を離れたく、
「金銭面で、安定している仕事=公務員」と
考えるようになった。
公務員の中でも、幼い記憶の中にあった
"白バイ"に乗りたく
警察官を目指すようになった。
その後専門学校に進学後するが、
授業中に担当者が話した
刑務官の話にとても感化され、
刑務官も受験することを決めた。
結果、刑務官のみ最終合格をもらい、
少し迷ったが、親元を離れたい当初の目的が
達成されるので、採用応諾した。
警察官への思いは断ち切れたのか?
全くないと言えば嘘になるが、
今の仕事の方が自分に合っていると思うので、
警察官の試験を受けようと思う気持ちはない。
正直、あまり良い印象がない職業だと思うが?
それは、自身も感じていた。
刑務所と聞くと、とても怖いイメージもあり、
配属初日はとても緊張した。
しかし、
職場の方はとても優しく接してくださり、
印象が変わった。
(場所にもよるだろうが、)今の職場は、
受刑者も怖いイメージがなく、街中にいても、
見た目や言動だけでは、
判別できない人が多い。
仕事のやりがいは?
入庁から4年、ようやく仕事にも慣れ、
先輩から仕事を任されることが多くなってきた。
入庁してすぐ、夜勤業務が辛く、
何度も辞めようと思ったが、
周りの先輩方に助けられ、今に至る。
先輩方が話す工場担当にとても魅力を感じ、
今はそこを目指し、奮闘している。
刑務官として、特に気を使うこと。
言葉遣いや接し方に特に気を遣っている。
ルールを守らないと厳しく接するが、
基本的には、受刑者と対等に接することを
意識している。
むしろ、この意識がないと、
不祥事に繋がっていく。
インタビューを終えて
女性刑務官にインタビューできることが、
なかなか難しいので、
とても貴重な機会となった。
実は面接試験で、
「どの刑務所に配属されたい?」
という質問に対して、
たまたま控室で見ていた
パンフレットに載っていた刑務所を伝えた。
今、その刑務所で働いている。
数奇な運命と言える。
警察官になりたかった彼女が、
今刑務官として働いているのも、
何かの運命のように感じた。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
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