楽しいこそ正義!隣の兄ちゃんたち(BOY NEXT DOOR)と難しいことは考えずに遊ぼう
「earth wind &fire」と聞いたら、私世代の大人たちが思い浮かべるのは、
70年代に活躍したファンキーなグループでしょう。
2024年の「earth wind &fire」はK -POPグループ「BOY NEXT DOOR(ボーイネクストドア)」の楽曲です。
韓国のBlock Bというアイドルグループのリーダーでラッパーであるジコさんのプロデュースで2023年4月にデビューしました。
所属するKOZエンターテインメントはHYBEに買収されているので、
彼らはHYBEファミリーでもあります。
ここからは彼らのことは、文字数など諸々の理由で「ボネクド」で綴ります。
「earth wind &fire」は彼らのセカンドEP「HOW?」のタイトル曲であり、日本のデビュー曲でもありました。
この曲を知ったのは、tomorrow×togetherのヨンジュンくんと、ボネクドのマンネ・ウナクくんのチャレンジ動画でした。
早口言葉みたいな楽曲とコミカルなダンスに興味を惹かれ、
MVを見たら、楽しいやら見どころがありすぎて何度もリピート。
サビのメロディに中毒性があって、一時期頭の中でずっと彼らの歌が流れていました。
そんな私にトドメを刺したのが、「THE FIRST TAKE」出演です。
もうこれが良すぎて!何回リピートしたことか。
K-POPグループが「THE FIRST TAKE」に出演することは
決して珍しくないですが、やっぱりみなさんガッツリ緊張してる。
そりゃそうですよね、外国の有名な音楽チャンネルで、しかも一発録り。
ところが、彼らは出てきた瞬間から割とリラックスしてるように見えました。
全体の雰囲気をコントロールしてるのはリーダーであるジョンヒョンくんでしたね。彼はもうマインドからラッパー、いい意味ではったりをかませるタイプですね。そしてラップが上手いのはもちろんなんですが、
休むことなく声を出して合いの手入れて、むっちゃ献身的。
彼がリーダーな理由が、あの動画一本でよくわかりました。
そして、メンバーの中では小柄で華奢な雰囲気のリウくんの
安定感というか、ラスボス感がすごい。
全体のパフォーマンスをしっかり支えて、テンションをコントロールしてるのは
彼なんじゃないかなという感じ。
そして、ウナクくんは最年少の17歳!
16歳でデビューしたそうですが、パフォーマンスを見てたらその理由がわかります。歌が上手いのはもちろんなんですが、躍動感がすごくあって
最年少なのに歌を引っ張っていく溢れんばかりのパワーがすごい!
表情豊かな3人とは少し違って、クールな雰囲気のテサンくん、イハンくん、ソンホくん。
まず私がひっくり帰ったのがテサンくんの口笛。
楽曲の中で口笛が入ってるのは知ってましたが、
まさかあの場所で生でやるなんて……。
しかもその口笛が余裕があってむちゃくちゃかっこいいんですよ。
そして歌い始めたら、独特の声質で、独特の音を発するんです。
テサンくんのパートで何度も鳥肌が立ちました。
そしてイハンくんは、甘い顔立ちで低い声。
高めでシャープな声質のメンバーが多い中で、
彼の低くてしっとりしてあたたかな声はとても貴重。
緩急の緩をになっているというか、歌の安定感もあって
ちょっとホッとさせてくれます。
ソンホくんは、高音のキレが半端ない。
シャープな声質でラストのサビ前に何段階も音程が上がっていくところ、
寸分の狂いなくまさに音源並みに正確に音源よりエモーショナルに
歌い上げていて驚嘆しました。
ちょっとリズムが遅れたところがありましたが、あれがなかったら
逆に生歌を疑ってしまうレベルでした。
まあ、とにかく6人全員歌唱がべらぼうに上手い!
そして、何よりも曲が進むうちに全員が楽しくてしょうがないって
感じなのが伝わって、見てる私まで幸せになりました。
「THE FIRST TAKE」を見てから、いくつかの動画を見ました。
「earth wind &fire」をパフォーマンスしている動画の中で一番好きなのが、
こちらの動画。
韓国の歌番組、人気歌謡のワンテイクパフォーマンス。
これはカメラさんも一緒にパフォーマンスしているかのような素晴らしさなんですが、軽やかにコミカルにわちゃわちゃパフォーマンスして
ぶつかるんじゃないかとヒヤヒヤするんですが、そんな私の心配をよそに
彼らはダンス、歌、表情管理まで全て完璧に軽々とやり遂げます。
何度見ても飽きない。
彼らはみんなお顔もとってもかっこいいのに、
それでもグループ名の通り、近所のちょっとかっこいい兄ちゃんっていう親しみやすさを感じることができるのが不思議。
楽曲もほぼ等身大のシンプルなラブソング(愛じゃなくて恋の歌)で、
社会への不満とか心の傷とかそういう難しい歌はあまりない。
いい楽曲ばかりだけど、「どうだ俺たち歌上手いだろ?」とか
「ダンスすげーだろ?」みたいな構えた感じが全くなくて、
「見ている人を楽しませよう!」「一緒に楽しもう!」
という空気感が充満していています。
軽やかでネズミ花火をやってる時のようなワクワク感があって、
キャアキャア言いながら見るのにぴったりなんですよね。
やってることはものすごく高度なんですけど、
「すごい!」よりも「なんか楽しい!」っていう感想が勝つグループです。
私にとっては、ちょっと疲れたり、むかつくことがあった日に摂取したくなるのがボネクドくんたちです。
彼らのビハインド動画をいくつか見た中で印象に残った動画があります。
それは、昨年行われた合同コンサートのラスト、
Big Bangの曲を出演者全員で歌う場面でのこと。
出演者が歌いながら、メインステージからセンターステージまで移動するはずが、
先輩たちが誰も動かない中、先陣切って飛び出して、花道を駆け出し
ラストを盛り上げるきっかけを作ったのが
まだデビューして1年も経たない新人のボネクドくんたちだったんです。
その時のことを振り返って、「ちょっと勇気を出してみた」と
メンバーが語っていたのには痺れました。
ここぞという時に先陣を切って飛び出していけるグループって、
推してて絶対に楽しいんですよ。
キャリアや知名度において先輩たちに及ばないとしても
彼らの根底に自分たちを信じる肯定的な力があるからこそ
できることだと思うんですよね。
それをいろんな場所できちんとファンに体現してくれることで
「彼らはきっとやってくれる」っていう期待感につながる。
そしてまたそれを実現して見せてくれる。
そんな繰り返しがいつか、時代を引っ張るようなアーティストへの道に
つながっていくのだと思うんです。
ファンのone doorさんたちも見ていて誇らしかったんじゃないでしょうか。
この「誇らしい」と思えるって、私はファンにとってはご褒美みたいな感情ですよね。「ねえ私の推し、すごくない?」自信満々で言いたいじゃないですか。
それに、楽しむことに前のめりな姿勢は、絶対に彼らの音楽に反映されるだろうし、その音楽はきっとその聴く人の背中を優しく押したり、
時に手を引いたり、支えてくれるものへなっていくんじゃないかなって思います。
彼らの活動はまだ始まったばかり、
「音楽を楽しむ」ことを届けてくれる彼らが、これから成長していく過程で
どんな歌を作っていくのか目が離せません。
次のカムバは9月9日!
トレイラーもすごく良かったし、なんだか爆発しそうな予感がしますね。
期待を最大値にして待っていようと思います。
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