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キャリア6年目の貫禄を感じさせつつ爽やかさがダダ漏れしちゃうTXTの新曲「OVER THE MOON」

11月4日、私の現在の最推しtomorrow×together(トゥバちゃん)がカムバックしました〜(パチパチパチパチ)
3回目のワールドツアーのアンコールコンサートを3日間駆け抜けた翌日の
カムバック(新曲発売)です。
Kポップが好きな人なら、ちょっと驚くようなスケジュールですよね。
Kポップにあまり興味ないよ、という方に説明すると
カムバ期間は大体1〜3週間ですが、この期間は大袈裟ではなくアイドルは寝る時間がほぼ取れません。
毎日歌番組があって、早朝5時くらいから(早いと3時とか)からテレビ局に出勤して、事前収録してそして夜の生放送に備えます。その合間を縫ってファンミーティングやら、サイン会やら色々あって本当に殺人的なスケジュールです。
ただ、この活動をとことんできるのは本当に売れているグループだけで、売れてなかったり新人だったりするとカムバ期間でもたいしてスケジュールが埋まらない。
ある意味、カムバ期間が忙しいのは人気者の証だし、
ある意味お祭り状態になってファンダムとの一体感、信頼関係を築く時間でもあります。ツアーと同じくらい大切な活動です。
ただ3日間のライブを駆け抜けた直後のカムバックって、あまり聞いたことがないので、本当に体調に気をつけてほしいと祈るような思いです。

そして本日(11月4日18時)に新ミニアルバム「サンクチュアリ」、そしてタイトル曲「OVER THE MOON」が公開されました。
これ、前日のライブで初めてお披露目され、配信で見ていた私も
見たのですが……

控えめに言ってめちゃくちゃいい曲です。

個人的には心を射抜かれました、ここへ来てこんないい曲だとは!と。
みなさん、ぜひMVを見てください。サイコーです。

この曲、最近のボーイズグループの曲には珍しく、ラップはありません。
歌だけで勝負です。
それから、プロでもない私が言うのもなんですが、ダンスもものすごく高度だったり新しいものを取り入れていると言う感じはしません。
衣装も今回は驚くほどシンプルです。
余計なものを削ぎ落として、本当に潔いほどシンプルにただ、
彼らの歌とダンスとビジュアルで勝負してきていると感じます。

正直、私は最近の日本、韓国どちらのグループを見ていて、ちょっと食傷気味なところがありました。
新しい世界観、これでもかというほど手の込んだ衣装やセット、驚くようなコンセプト……
ぱっと見て、瞬間の衝撃を受けて興奮したり驚いたりするんですけど、
そういうのってやっぱり疲れるんです。

世界を目指す!と言っているボーイズグループはヒップホップに
寄っていくことも多くて、ゴリゴリっとした重さでせめてくることも多いです。
それもかっこいいとは思うけど、私の中には残らない。
歌としてすごくいい、ついつい口ずさんじゃう、という楽曲に出会うことが本当に少なくなっていて。
リスナーを驚かせるようなもの、衝撃を与えるようなものばかりが
幅を利かせている感じがして、なんだかなあと思うことが多かったんですよね。

でも、この「OVER THE MOON」はまずシンプルに、楽曲が良すぎる!
そして、印象的なフレーズがたくさんあるのに、聴きやすくて、歌いやすい。
歌詞もあふれんばかりの愛情と未来を共に生きようという思いを歌っていて、
聞いていると、幸せすぎて胸がいっぱいになるような感情になります。
この感情をリスナーに与えられるのって、ラブソングとしては大成功です。
ちなみにMVの水滴は愛情を表現しているとのこと。
水滴や水の量がどんどん大きくなって、最後にはメンバーがびしょ濡れになるほど溢れていく……って…………、こういうのをエモいと言わずしてなんと表現すればいいのか…………(まいった)
そして「over the moon, over the star」の部分はついつい口ずさんでしまう、キャッチーさと中毒性があります。私、配信のライブで見た後、頭から離れなくて翌日MV公開までは海外のモアちゃんがアップしてくれたこの動画を繰り返し聴いてしまったほどです。
こういうことってあまりないんですよね。

私は90年代(私の青春ど真ん中)に夢中で聞いていた、ジャミロクワイを思い出しました。アシッドジャズなるものが流行っていた頃で、その界隈では大スターでした。この曲もR&Bのテイストがトゥバちゃんたちのファルセットを多用した
爽やかな歌声のおかげで清涼感あふれる楽曲になっています。
しかしトゥバちゃんたち、本当に素敵な歌声です。
まだまだ若い彼らですが、6年のキャリアは伊達じゃないですね。

↓こちらは歌だけのパフォーマンスです、繊細で軽やか、圧倒的な華やかさと清涼感でリスナーの心を包み込むような彼らの歌声を堪能できます。

トゥバちゃんたちは5人組です。
既存のボーイズグループの中では少ない方ですよね。
5人しかいないと歌割りも多いし、ダンスも全員が目に入ってきます。
一人一人の力量が明確に露わになるんです。
今回のダンス、ものすごく凝ったフォーメーションがあるわけでもなく、
高難度を見せびらかすようなものではないと思います。
ただ、伸びやかに体を使った緩急のある動きや、一つにまとまってはパッと散っていくような、それこそ5人が弾ける水滴を表現するような動きが
有機的でついつい見入ってしまいます。
楽曲の持つ爽やかな奥行きを、存分に感じさせてくれるダンスです。
このダンスを5人組でやって、これほど見せてくるってことは
やっぱり5人がそれぞれ魅せれるスキルを持ってるからだと思います。
トゥバちゃんたちはそれぞれの持ってる歌、ダンス、ビジュアルの平均点が高い、スター集団なんだなと改めて実感しました。

正直、ここのところ事務所にまつわって色々な問題が起きていて、
彼らにとっては逆風の中でのカムバだと思います。
でもやっぱりアーティストは作品が全て、世に送り出す作品こそが彼らの生き様です。
トゥバちゃんたちが今このタイミングで世に放った「OVER THE MOON」の
清涼感、多幸感は他のグループには出せないものだと感じました。
大変なことも多いと思うけど、彼らみたいに誠実に活動していたら
大きく報われる時がくることをミーハー歴の長い私は知っています。
絶対に大丈夫、本当にチームTXTとMOAというファンダムを信じて、
しっかり駆け抜けてほしいと思います。



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