ドイツ その8 ベルリン編 ロストロポーヴィチ
昨夜全てが終わった感がありぼーっとしてしまいそうな自分を奮い立たせ、朝早くホテルをチェックアウトし、友人と3泊する予定のホテルへ宿替えです。
ホテルが高めのドイツにしてはリーズナブルでちょっと心配だったアンハルトバーンホフのibisは駅から近いしWi-Fiは良く繋がるし清潔で良かったです。
Sバーンでフリードリヒシュトラーゼまで行き、駅から程近いMeliaへ。こちらはスペイン系のホテルだとか。
今回の旅で一番豪華。それでも1部屋1泊1万円だったので、1人5000円です。
どこよりも安いので最近ホテルはAgodaで取ってます。
でもここが一番お掃除が行き届いていなくて、フリーWi-Fiと書いてあったのに制限があって、少し使うと「これ以上使う場合は○ユーロ」と表示されてしまったので次はここ使わないかも。
ホテルの人はとっても感じ良かったし場所は最高ですけどね。
チェックインには早いのでスーツケースだけ預けて出かけるつもりだったのですが、「Meliaの会員になると今すぐアーリーチェックイン出来ますよ」と言われ、無料だというので会員になって朝からチェックインさせて貰いました。
お部屋で一休みできるとだいぶ楽♪
今日はまずUバーン6でコッホシュトラーゼへ。
SバーンよりUバーンの方が古いのか、電車の扉はこんなレバーを下ろして開ける方式でした。
ドイツの電車は自転車や犬の乗車OKな路線が多く、電車内でたくさんわんこを見ましたょ。
駅に着いて地上に出ると東西ドイツ時代の検問所、チェックポイントチャーリーがあります。
外国人以外はここから先に行けなかったんですねぇ…
去年DVDで見た「善き人のためのソナタ」にもこの検問所が出てきてたのを思い出しました。
この映画地味に見えてすっごく良い映画だったので、興味のある方はぜひ見てみて下さい。
ちなみにチャーリーは人の名前ではなくアルファベットのCの事です。検問所Cね。
聞き間違いがないように、うちのコンドミニアムの部屋番号を言う時もEをエコーって言ったりします。
次にすぐ横にある壁博物館へ。
東の人たちが様々な手段で西に脱出しようとした方法などが展示されています。
車を改造して人が隠れられるようにしたり…
パラシュートを自作したり…
トランクが2つあると見せかけて、人が入れるように作っていたり…
他にも壁の下にトンネルを掘ったり海から逃げた人たちも…
一晩で壁が築かれて、家族が離れ離れになってしまった人たちもいたようです。
東西ドイツの歴史をもうちょっと詳しく勉強したくなりました。
そして、ベルリンに来たらこれ見たかったんです。
ロストロポーヴィチが崩壊した壁の前でバッハの無伴奏チェロ組曲を弾いた時の映像と彫像、写真などの展示です。
ロストロポーヴィチは小澤さんと仲良しだったんですょ。
生きているうちに生の演奏聴きたかったなぁ。
バッハの無伴奏チェロ組曲の演奏は私はこの人のが一番好きです。
東西ドイツ関係の映画が日によって色々上映されていて、少し見ていたら面白くて最後まで見たくなってしまいました。
でもここに2時間も居られないのです。まだ行きたい所が何ヶ所もあるのです。
私が途中まで見たのは一番上の9:30からの映画で、東ドイツの若い男の子が家族や恋人と離れ、軍隊に入るお話でした。訓練で嫌な目にあったり、家族からの手紙が渡されなかったり不穏な雰囲気です。
続きは何とかしてそのうち見よう。
Uバーン1で終点のウーラントシュトラーゼまで行き、友達に教えて貰ったもう一軒の楽譜屋さん、Riedelへ。
昨日の演奏会でお話した日本人の人もここに来るって言ってたので有名なお店なのかな。
入口にある青いカートをふとみると楽譜がどれも50%オフ!マジですか!
ベーレンライターのスコアもあるょー。ギターやフルートなど色んな楽器の楽譜がごちゃまぜなので一冊づつ見ていき、やる予定もないのにモーツァルトのコジ・ファン・トゥッテのスコアを買っちゃいました。
所属オケでは私の入団前にやったようなので当分やらないだろうしホントに予定ないんですけどね。
そして店内で幻の松脂を探すと…
あった!と思ったらまたチェロ用だけ欠品!ひどいっ
オーダーしますか?とお店の人に言われたけど入荷を待てるほど長くベルリンにいないので次回のお楽しみにしておきます。
お昼ごはんはベルリン在住者のブログで見たSバーンのザビーニープラッツ駅近くにあるシュニッツェルが食べられるお店、Cafe Bleibtreuへ。
地図を見るとウーラントシュトラーゼから歩いて行けるようだったので歩いてみました。ちょっと行き過ぎたりしつつ20分くらいで着いたかな。
人気店のようでお店は大混雑。サラダバーもやってましたが私は迷わずウィナーシュニッツェルとスパークリングワインをオーダー。
お皿からはみ出すシュニッツェルどーん!
念願のシュニッツェル美味しい!!
良くドレッシングと混ぜ合わせてあるサラダもフレンチフライも全部美味しかったです。
食べきれなかったので残りはテイクアウトにして貰いました。フィリピンと一緒でテイクアウト文化があるの良いですね。夜ホテルで全部いただきました。
シュニッツェルは他にも何種類かありました。ラムとか牛とかかな?
他のレストランだとシュニッツェルが無いか、あっても20ユーロくらいするのですが、ここはランチだとなんと6.3ユーロなのです。
安い!そして美味しい!
お店のお姉さんも感じ良かったしベルリンに来たらまた来たいな。
チップがサービスチャージとしてインクルードされているフィリピンに慣れているせいでお会計とは別なのを忘れてチップを置いて来なかったのに後で気づいて申し訳ない気持ちになりました。
チップはウェイトレスさんの大事な収入源だもんね。ごめんよ…
Sバーンでフリードリヒシュトラーゼまで戻り、駅ナカのスーパーでお水を買ってホテルへ。
このお店、ドイツ人が日常的に利用していてお水も他で買うより安かったです。
ドイツはエコロジーが進んでいるのでビニール袋は貰えません。買い物する時はエコバッグを持参しましょう。
帰ってきてお部屋でゆっくり出来たのでアーリーチェックイン出来ててほんと良かった。休憩なしで丸一日歩くのは私むりです。
体力が回復してから街を見に行ったら、高級総菜店&カフェでシュパーゲルのお惣菜発見!
パスタと海老入りで好みだったので購入〜♪
このお店、ミッテ駅に行った時も見かけたので何店舗かあるのかもしれないです。
夜友人が到着するまでホテルでシュニッツェルやシュパーゲルを食べて寛ぎました。
私は動かないのに機内食をたべてるとその日はたいていもう何も食べたくなくなるので人もそうだと思い込んでしまい、お腹いっぱい食べてしまっていたのですが、到着した友人は「お腹すいた!何か食べに行こう!」と言うではありませんか(笑)
折角のベルリン初の夜なので一緒にレストランへ。
街をぶらぶらして適当に入ったら高級店だったのか、ご予約は…と聞かれ、無いと答えるとおじさまちょっと不服そうでした(笑)
元々銀行だった建物だそうで、天井が高くゆったりとした造りになっています。
友人が盗撮したイケメングループ。
シュパーゲルのスープとボイルしたものをいただきました。
明日も行く所満載です。おやすみなさーい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?