上海 その1 水郷の古都、西塘
金曜の夜 8:40マニラ発のセブパシで上海に飛ぶはずが、2時間半遅れのスーパーディレイ。0:05到着の予定だったのに2:30到着ですよ。
「空港の職員だョ!タクシーあるョ!」と英語で話しかけてくるどうみても怪しいぼったくりタクシーを無視して予約していた空港内のホテルへ。
深夜着で地下鉄もリニアも使えないので友人オススメのここ取ったんですが、変な臭いするし隣の音は丸聞こえだし、中国のビジネスホテルって感じです。
まぁ4時間位寝るだけだからノープロブレム。利便性は最高です。
上海単身赴任中の友人と、日本から来た彼の奥様と朝9時頃に無事合流。
奥様も成田で2時間半ディレイして、飛び立つ前に機内食を食べ終わるという不思議体験したとか。「読書が捗りました」と言うプラス思考がステキです。
地下鉄だと60分かかるのに、たった7分で行けちゃうリニア(片道50元、往復チケット80元)で空港から市内へ。ドイツにお金借りて造ったそうで、最高速度430k位出てました。
まずは私の希望でオーダーメイド専門街へ。地下鉄4号線の南浦大橋駅徒歩5分位の所にあります。
20000円位でフルオーダーのチャイナドレス作れるなら買おうかな〜と思ってたら甘かった。
イイ!と思った生地と刺繍で作ると34000円…「たかーい!安くして〜」とがんばったけど2000円位しか安くならなかったです。
「15000円位だとこうなるよ」と見せてくる生地は、これだったらいらない…と思うような物で、仕立ても手縫いじゃなくてミシンだし刺繍も入ってないし、お値段にはそれ相応の理由があるなとは思いましたが、上海人の交渉術に負けただけなんでしょうか…
素敵に出来上がったら良しとするか。
友人は洋服の○山並みのお値段でテーラーメイドのスーツを作り、ワイシャツも1枚3000円だったので、日本で既製品買うより良いかも。キチンと採寸してくれるし生地もいっぱいあって選ぶの楽しそうでした。
奥様もつられて、アメリカ映画で女優さんが来てたワンピースの画像を見せて「これ作って」とオーダーしてました。
お針子さんは「映画のタイトルも教えて下さい。写真より動画の方が良く解るので。」と言って動画もチェックしてから作ろうとしていて、仕立ての仕事にプライド持ってる感じの素敵女子でした。
全部仕上がりが楽しみ。
近くのカフェでランチして(海老炒飯ふつうだった…)お願いしてたレンタカーで西塘へ。運転手の陳さんは7年間日本に住んでた事があり、結構日本語喋れるし優しい良いおじさんです。
2時発で3:30には西塘に着きました。
西塘はミッションインポッシブル3でトム・クルーズが追跡劇をした水郷の古都で、上海とはまったく雰囲気の違う街です。
お茶屋や宿屋を営む小さな建物が水辺にたくさんあります。
手漕ぎの舟に乗ってみたらゆっくり進んで何とも風情がありました。
普段は舟に乗る為にすごく並ぶそうなんですが、この日は雨だったせいか全く待たずに乗れたのです。
山岳民族風のかわいい洋服を売っているお店、スカーフのお店、臭い豆腐を売っているお店、虫料理のお店、雑貨屋さんなど色んなお店があってぶらぶらしていても全然飽きません。
ここで買った白いロングシャツはマニラでも大好評でした。
日が暮れてくると街の雰囲気が変わります。
水郷の古都に似合わない爆音を鳴らすクラブがあって、若者たちで賑わっていたのが不思議な感じw (写真右手)
「男人男人我愛尓」という看板が出ていて、もしかしてゲイの人たちの為のお店だったのかしらん。
素敵なバーやカフェもありましたよ。
レストランで麻婆豆腐や高菜ラーメンなどを食べ、陳さんの車で上海へ。帰りは爆睡しちゃいました。
ホテルは中山公園駅徒歩4分の欧米系のビジネスホテル、ペンタホテルを取ったのですが、ここすごく良かったです。
お洒落なフロントは昼間はカフェ、夜はバーに変身。
お部屋は明るくてシンプルで清潔。ベルリンで泊まったibisに似てるけどポットとジャスミン茶や紅茶のティーパック、ミネラルウォーターなどもありました。
大きな高級ホテルが好きな人向きではありませんが、私はこの位のこじんまりとしたホテルが落ち着きます。
バスタブがあったので、4月の日本一時帰国以来一ヶ月ぶりに湯船に浸かってじわじわと幸せを感じました。
やっぱりお風呂はいいなぁ…
中国ではFB、Twitter、Googlemap、Gメールなどは政府の規制で一切繋がりませんが、LINEやnoteなどは大丈夫でしたよ。
VPNをかませばFBもTwitterも出来ちゃうんですけどその辺はまぁあまり語らずにという事で…
おやすみなさいませ〜