見出し画像

ソープ編④

「いらっしゃいませ~今でしたらすぐ入れる女の子が・・・」

まあまてまて・・・そうはやしたてるでない・・・。
俺は早速がっついてくる店員を制し、
どすん! とラグジュアリーなイスに深く腰掛ける。

ふう・・一安心だ(職質に対して)・・・

高級ソファー-300x170



俺の目の前で片膝をつき、
再び何か話し出そうとするスタッフを片手だけで制し、
タバコを取り出し、ゆっくりとした大人の余裕で火をつける。

そして煙に少々顔をしかめながら、

「アルバムを持ってきなさい」

と、中尾あきらのような言い方で指示する。

このアルバムというのは、
在籍しているソープ嬢の写真をまとめたアルバムだ。
ハイクラスのソープには大体置いてある。

「は、はい・・少々お待ちください‥」

一つ二つの言いたいことを飲み込みながらも、
俺の醸し出す異様な貫禄?に押され、スタッフはアルバムを持ってくる。

重厚なアルバムを指紋一つないガラスのテーブルに開き、
1人につき3枚ほどのスナップショットを目で舐めまわし、
一人ひとり慎重に値踏みをしていく。

なんだかよく分かってないけどサポートしてくれたら、嬉しいな。