占術の習得は教材で決まる
わたくしが尊敬申し上げる台湾の陳永瑜老師は、毎回のレッスンでお手製のテキストをくださる。(タイトルの写真)
それもきちんと製本したもので、まず日本では考えられないことです。
過去にわたくしもいろいろ四柱推命はじめ紫微斗数、西洋占星術等の教室や個人レッスンを受講した経験がありますが、陳老師ほどのボリュームのある教材をいただいた経験はありません。
わたくしも少しは老師に見倣ってよい教材のテキストをと頑張ってはいるものの、なかなかテキスト作りは大変な作業であることは経験のある方ならおわかりいただけると思います。
さて、いまの若い人はテレビはあまり見ないといわれます。
代わって、YouTuberなる職業が登場したことからも、パソコンやスマホで自分の興味ある映像をみている人が急増していることは間違いありません。
YouTubeにアップロードするのも、そんなに難しい時代ではなくなりました。
教材は従来は紙ベースのものがほとんどでしたが、現在では映像や音声も重要な教材となってきています。
今年はコロナで外出自粛となり、学校や塾の授業もオンラインで行うところが飛躍的に増えました。というより、オンラインでの授業は必須となってしまいました。
わたくしの教室も今年はやむなく集団での対面での授業はできなくなり、すべてDVDによる通信講座かスカイプでのオンライン個人レッスンに切り替えました。
これまでは紫微斗数や八字のような命術の授業は、ある意味、昔の寺子屋形式で先生と生徒(弟子)との人間的な触れ合いも大切ではないかと考え、通信での授業は避けていました。
しかし、今年はそれをいや応なしに変更せざるを得なくなったのです。
実際、通信やオンラインでの授業をやってみて感じたのは、大変便利で生徒様にも好評だったことです。
好評の理由は、
1. 通学のための時間と交通費が不要(コロナ対策にも合致)
2. 好きなときに自宅で勉強できる
3. 復習が便利になった(※)
と、メリットのほうが断然多かったように思います。
唯一のデメリットは、そのときにジャストインタイムで質問できないということくらいです。
とくに3.の復習が便利になったという点ですが、ひとつはDVDによる画像で視聴できる点です。
従来は各自教室でICレコーダー等で音声のみ録音されていたので、復習もわたくしの録音を聴きながらでしたが、今度は画像もみれるのでよりわかりやすいということです。
また、スカイプ等には録画機能があるので、講義のやりとりをすべて録画してあとで視聴可能です。
これも個人レッスンでは非常に有り難い機能であると思います。
いまでは、教材は事前に配付する紙ベースの資料(テキスト)と、DVDの動画やオンラインでの録画も貴重な教材となっているように思います。
来年からは一部はDVDの配付をやめ、ネットより直接動画をダウンロードしていただくか、オンデマンドで視聴できるシステムを考えています。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
田中宏明