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【Interview06】好きなことだけをしたら 世界が変わっていった

好きなことをしている人にインタビューをするSUKINKAKOTO」企画
第6回目のインタビュー記事を公開しました!

今回は、カメラマンとして活躍する五十嵐たいこさんにお話を伺いました。

社会福祉士として介護の現場に携わってきた経験から抱いた疑問。
カメラと出会ったことで、自分だからこそ届けられる体験を見つけられました。

今の活動に至るまでをまとめたインタビュー記事の全文をnoteにも掲載させていただきます。

Webメディア「SUKINAKOTO」では、写真付きでインタビュー記事をご覧いただけます。

<Webメディア「SUKINAKOTO」>
▶第6回インタビュー記事は
こちら


本当に「好きなこと」を見つけることで、どう世界が変わっていったのか。好きなことをもっと好きになれるヒントがつまったインタビュー記事となっております。


好きなことだけをしたら 世界が変わっていった

埼玉出張撮影カメラマン プレシャスtai
五十嵐たいこさん


遺影写真や家族写真を撮るサービスを提供する五十嵐たいこさん。写真撮影を通して、日常に彩りを与える経験を広めています。もともとは子供や母親を中心に撮影されていましたが、現在はシニアの方をメインとしたサービスを展開されています。なぜサービスのターゲットを変えるに至ったのか。そこには、自分の「好き」という思いに率直に従った決断がありました。現在の活動に至るまでをお伺いします。


何かをするなら おばあちゃんのために


子供の頃から、おばあちゃんの家で過ごすことが多かった。何かをするのであれば、おばあちゃんのために。その思いから大学も社会福祉学部を選び、高齢者の支援について学ぶことにした。

大学卒業後は社会福祉士として10年間介護の現場に携わる。利用者や施設が持っている課題を解決する仕組みづくりに取り組んだ。


できることに縛りがあった


人のためになれることは嬉しい。けれど介護の現場に直接かかわるなかで、介護保険や制度など、決まりごとの中でしかサポートができないことに疑問を抱くようになる。

最初は「誰かのためになりたい」と志を持って現場で働く人たち。日々の業務に追われるうちに、理想としていた利用者の方との関わり方ができずに疲弊していく姿を多く見てきた。

誰かの日常を楽しいものに変えたい


そんな時に「メイクアウィッシュ」という、難病の子供たちの夢を叶える活動があることを知る。ここからアイデアを得て、働いていた老人ホームでも、一人ひとりの願いを叶えるイベントを実施することになった。

たった一人の利用者さんのことを考えてイベントを企画するのは、とてもワクワクした。利用者のおじいちゃん、おばあちゃんも非日常の体験を楽しんでくれた。撮った写真を振り返ることで、いつでも喜びを思い返すことができる。

自分の手で、誰かの日常を楽しいものに変えたいと思うようになった。


カメラとの出会いが人生を変えた


人生を変えたのは、カメラとの出会いだった。夫の転勤を機に介護業界を引退。出産後、記録として子供の写真を撮り始めたことをきっかけに、レッスンにも通うようになる。友人と撮影に出かけることも増え、だんだんとカメラにのめり込んでいった。

その後、保育園や赤ちゃんの写真を撮影するサービスも始める。写真を撮ってあげることで、みんなが笑顔になってくれることに喜びを感じた。

けれど、「忙しくて辛い」「どうしたら売り上げが伸びるんだろう」「発信が苦しい」と、次第に自分が疲弊していった。

おじいちゃん、おばあちゃんを撮影することが好き


その時に思い出したのが、介護施設で働いた日々だった。利用者の写真を撮り、ご家族に送ったり、ブログにアップしたり。写真を撮って、関わる人たちが笑顔になることが嬉しかった。それ以上に、自分自身がおじいちゃんやおばあちゃんと会話を楽しむことができたのだ。

「おじいちゃん、おばあちゃんを撮影することが好きなんだ」

そう気づいて、シニア向けのサービスに切り替ると、自分が好きなことと仕事が一致するようになった。

元気なおじいちゃん、おばあちゃんの写真をインスタグラムに投稿することで、見た人も元気になれる。

カメラを通じて出会った人たちと一緒に活動することで、時間を忘れるほど楽しめた。


好きなことだけをしたら 世界が変わっていった


同じ日々を繰り返すだけで人生に楽しみがない。そんな風に毎日を過ごす、おじいちゃんやおばあちゃんを、これまでに多く見てきた。

介護のサービスだけでは、日常からはみ出した楽しみを提供することができない。

「オリジナルの撮影プランを作って、非日常の体験を届けたい」

ここに行きたい、これを食べたい。そんな願いを叶え、後から写真を振り返った時に「楽しかったな」と思い返してほしい。

これからも写真撮影を通して、人生を輝かせる体験を広げていく。


PROFILE
埼玉出張撮影カメラマン プレシャスtai 五十嵐たいこ
埼玉県さいたま市のフォトグラファー。ケアマネジャー・介護福祉士・社会福祉士の資格を所有。シニアの方向けの遺影写真や家族写真の撮影を中心に活動している。そのほか、七五三、マタニティ、お宮参り、バースデーといったお子さまのハレの日を写真やマルシェなどで月に数回ワークショップを開催する。

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ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
あなたが好きなことをして生きていけますように。


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