心に従うと「好きなこと」ができる?
「心に従ってここまできた」
「自分の思いを信じたらうまくいく」
好きなことをしている人にお会いするなかで、こんな言葉を聞きました。
「信じられない。本当にそんなことがあるのだろうか?」
そう疑う人も多いでしょう。
今回は、「なぜ心に従うと好きなことができるのか?」考えてみました!
どうしたら「心に従うことで好きなことに行動が起こせる状態」になるのか、ヒントが見つかるかもしれない記事になっております。
1.心とは何なのか
などなど、「心」には文脈に応じて様々な解釈があります。
その中でも今回は、心の働きの一部である「顕在意識」と「潜在意識」について考えてみます。
2. 潜在意識と顕在意識
「潜在意識」は、自覚してない意識のことです。
過去の経験などをもとにつくられた思い込みや価値観によって形成されていると言われています。
一方、「顕在意識」は自覚している意識のことです。
言葉や行動など、自分で認識できている意識です。
心の領域の3~10%程度が顕在意識で、90~97%程度が潜在意識といわれています。
そのため、顕在意識で「好きなことをしよう」と決めて行動を起こそうとしても、過去にそれを否定された経験などがあれば、「潜在意識」で「好きなことなんてできない」と、行動を起こすことができなくなるのでしょう。
これまで「好きなことをしよう」と思えなかった人が、それまでと同じ心の状態で心に従ったとしても、好きなことをしようと行動を起こすことが難しいのかもしれません。
3.どうしたら心に従うことで好きなことができるのか?
「好きなことをしよう!」と顕在意識で決めたとしても、潜在意識で「好きなことをしていきていくことなんてできない」と無意識に思っていれば、心に従ってもうまくいきません。
ここで、「できない」と刷り込まれている潜在意識を変えるアプローチ方法が2つあります。
① 自分の内側と向き合う
自分が「好きなこと」も「好きなことができない理由」も自分の内側にあるものです。
子供の頃、皆さんにも一つは「好きなこと」があったと思います。
気が付いたら、いつもやっていたことが。
けれど、いつの間にか「好きなこと」ができなくなってたという経験はありませんか?
こうした過去の経験を自覚して、「できない」と刷り込まれている原因を認識します。
その原因を疑い「そんなことないよ。私にもできる」と思うことを自分に許す。
そうすることで、「好きなこと」をするうえでのストッパーを外せるのではないかと思います。
こうした、過去へのアプローチと同時に、「アファメーション」や自分の考え方をアップデートしてくれる本を読むことも有効な手段としてあります。
② 自分の外側の環境を変える
好きなことをしている人へインタビューをしているなかで、気づいたことがあります。
それは、好きなことをしている人の周りには、好きなことをしている人がたくさんいるということです。
好きなことをしている人が集まる環境に行き、話を聞くことで、私自身の「好きなことをして生きていけない」という意識が、「好きなことをして生きていける」にだんだんと書き換えられていくことを実感しています。
一緒に何かを目指す仲間や、目指す先にいるロールモデルなど。
好きなことをしている人たちの存在を近くに感じることで、「できない」という思いも「できる」という自信に変わっていくのだと思います。
4.まとめ
これまで「好きなこと」ができなかった人が、いきなり心に従っても、「好きなこと」へ向かって、うまく行動を起こせないかもしれません。
しかし、自分の「できない」という潜在意識を内側と外側から「できる」に変えることで、「心に従うことで好きなことができるようになる」という状態が出来上がるのだと考えました。
好きなことをするためには、自分の内側と向き合い、外側の環境を変える。
その後は、心に従って自分が決めた「好きなこと」に向けて行動を起こすことで実現に近づけるのではないかと結論付けました。
5.ポッドキャストの告知
そんな「好きなことを選ぶ理由」 について話したのが
第5回のポッドキャストです!
本編約15分となっております。
ちょっとしたスキマ時間に、お聞きいただけたら嬉しいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!