2.薬と仕事



診断を貰った当時は職場の人には話せませんでした。話さなくても動作がゆっくりで体が細かく震えているので一緒に働いていた人は変だと思っていたことと思います。
今思うと、正直に話したらきっと理解してもらえたと思いますが、自分の見栄のために、言い出せないままに仕事を続けていました。当事は服薬もドーパミンを出す薬を一錠の半分を飲むだけでした。それでも仕事をして帰ると体がだるくて動けない状態でした。
 それまで住んでいた所から夫の故郷で暮らし始めました。仕事を辞め子育てに40歳の時からまた仕事を始めました。3人の子供たちも関東地方の学校へ進学し、経済的にも働くことが必要でした。仕事は小学校教師でした。忙しく重労働ですが、子供たちに囲まれとてもやりがいがありました。
なんとか誤魔化しながら仕事を続けていましたが、自分が思うような仕事ができないと感じるようになって辞める決意をしました。


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