3月27日「アバターマーケット生中継」カメラのあれこれ
cluster公式のアバターマーケットでVtuberさんによる日替わりの配信が行われました。このうち、3月27日の由宇霧さんによる公式配信でスイッチングと配信を担当しましたのでこの辺りのシステムについて解説します。
今回はかせーさん、nonoriんさんのお二人にカメラマンを担当していただき、由宇霧さんの視点と合わせて3カメで配信しました。
カメラプランについて
今回少し工夫が必要だったのは、アバターマーケットの会場が通常ワールドだったため、由宇霧さんもカメラマンのお二人もプロカメラマンモードが使えない、ということでした。
また通常ワールドなので音声には距離減衰が働くので、音声を拾うためにかせーさんには進行役の由宇霧さんから離れないように頑張ってもらいました。
一方nonoriんさんには少し離れた場所から全体の様子がわかるような画作りをお願いしました。
カメラマンのお二人にはUI非表示の一人称視点で対応してもらっています。
上記のスクショはnonoriんさんの視点。高い位置から俯瞰できるように視点の高いアバターを用意してもらいました。
オーバーレイ表示について
また、今回は画面に重ねるオーバーレイ表示も少し工夫してみました。
というのは、限られた時間で3日分、30ブース余りを紹介しなければならないので「今どこで何を紹介しているのか」がわかるようにする必要がありました。
展示されていた日付ごとに会場が分かれていたので、その日付の表示とアバターの名前を進行に合わせて表示しました。
作者さんの名前も出したかったのですが、公式の出展者名とサムネやストアでの表記が違う方もいて、間違いがあってもよくないなーと思いこちらはあきらめました。
課題。画質が出ない。
今回はVDO.NinjaのRoomという機能を使って映像を共有したのですが、多機能な半面、画質が維持できませんでした。アーカイブをPC全画面で見てもらうとわかりますが、オーバーレイ表示しているテキストなどに比べて各カメラマンからの映像が荒くなってしまっています。
特に動きの速いところなどは結構つらいですね。
複数のVtuberさんがコラボしてのトーク系のイベントなどでは管理しやすくてよいかもしれませんが、トータルの回線負荷が予想できて尚且つ画質が求められるようなイベントであれば個別にOBSの仮想カメラ映像を送ってもらった方がよさそうです。
特に僕自身はワールド内にいなくてもよかったのでログインせずに画質全振りにした方がよかったですね。
カメラの課題はさておき、日替わりでのこの企画ですが、1時間で30ブース以上を、参加者と一緒に動いて紹介する(さらに広場で遊ぶ)という盛沢山な内容を的確に進行した由宇霧さんはやはりさすが天下の花魁でした。
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