ポール・ケアホルム展にいってきました
3連休!ですね!
どこに行っても混んでいそうだよなぁと思いながら企画展示とかを調べていたのですが、気になるところ、見つけちゃいました。
パナソニック汐留美術館で行われている、椅子の展示、ポール・ケアホルム展です。
と言いましても、家具にこだわれるほどの家にも住んでいないし、掃除片付けは苦手なタイプ。ぶっちゃけ、デスクが欲しいけど置く場所がないんだよねみたいな環境です。
ただ、ものづくりは大好きなのと、メインビジュアルにある不思議な形状の椅子があまりにもカッコよかったので、造形としての椅子、また、実際に座れるという展示方法に興味が湧き、ふらっと向かってみることにしました。
祝日ながらも、落ち着いた雰囲気でゆっくり堪能できて良い展示でした。
ポール・ケアホルムさんがどんな方なのかも知らない状態で伺ったのですが、デンマーク家具の職人さんだそう。
1950〜1980年代辺りにご活躍されたようなのですが、当時の技術で本当にこれを作っていたのかと疑ってしまうほど、複雑な流線型を用いたシンプルで美しいフォルムの家具が並んでいました。椅子の図面もいくつか展示されていたのですが、図面まで洗練されていて驚かされるばかり。。。
実際に座れる椅子は5種類ありました。
革の座面にスチールの3本足のシンプルな椅子、
スチールの骨組みと紐で作られた座面・背もたれが印象的な椅子、
展示のメインビジュアルを飾る曲線のパーツを組み合わせて作られたスタイリッシュな椅子、
スチールの骨組みに革の座面のゆったりした椅子、
4本足で丸みを帯びた座面と背もたれが印象的な椅子。。。
私が気に入ったのは最後の丸みを帯びた椅子。
おそらく「PK15」で、ポール・ケアホルムが最後に手がけた作品と言われているそうです。(この辺は後から調べたので不備があったらすみません)
木製なのも後から知ったのですが、包み込まれるような安心感を1番感じたのはこの椅子でした。
何となくなのですが、私は深く腰掛けて力を抜いて体を預けるタイプの椅子よりも、真っ直ぐに座れる椅子の方が好きなのかもしれません。
生涯に渡って家具を作ることに力を注いだ方ということで、ちょっと羨ましいなと思ったり、私ももっと作ることを楽しもう!と思って帰りにビーズを買いに浅草橋へ寄ってみたり。
なんだかんだで充実した祝日でありました。
今後の展示も面白そうなものがあったので、また行けたらいいなぁ。