東京消防庁採用試験内容は?概要や傾向を徹底解説!
本記事は、東京消防庁消防官採用の試験内容を徹底解説します!
結論からいうと、試験内容は次の5種目。
教養試験
論文・作文試験
適性試験
体力検査
口述(面接)試験
これまでに経験のある高校・大学入試や資格試験とは性質が異なります。
今までの入試や資格試験であれば、筆記試験で点数さえ取れれば合格することができました。しかし、東京消防庁消防官採用試験は"就職試験"であるため、学力だけ良くても合格できません。
本記事を読んで試験内容を理解し、これからの対策に向けて準備を始めましょう。
東京消防庁採用試験の内容
東京消防庁採用試験の内容は次の5種目です。
教養試験
論文・作文試験
適性試験
体力検査
口述(面接)試験
これを深掘りします。
①教養試験
教養試験は「一般知能(計算力や読解力を測る科目」と「一般知識(一般的な基礎学力を測る科目)」で構成される筆記試験です。
平たくいうと、高校までに勉強してきた科目だと思ってください。
例えば、次は一般知能「数的推理」の問題例です。
中学校2年生で学んだ「場合の数」に関した出題ですね。少し考えれば解ける人もいるのではないでしょうか。
続いて、次は一般知識「人文科学」の問題例です。
これも、中学校で勉強した日本史の出題です。
このように、教養試験は高校までにきちんと勉強してきた人からすれば、それほど難しいわけではありません。
それなのに多くの受験者が悩んでいるのは、試験科目が多いからです。
その数、なんと5分野17科目。
適当に勉強を始めるのではなく、出題傾向(範囲)を理解してから勉強するようにしましょう。
以下の記事で出題傾向を詳しく解説しています。参考にしてください。
②論文・作文試験
論文試験(一類)、作文試験(三類)は、テーマから趣旨を読み取り、自分の考えを文章で表現する筆記試験です。
文章を書く力だけでなく、表現力や文章構成力、読解力などが総合的に評価されます。
テーマは、社会的なことから消防官に関することまで幅広く出題されています。
確実な正解(模範解答)がないので対策しにくいですが、教養試験の点数が低くても合格できているので、配点はかなり高いといわれています(配点は非公開)。
ある程度の点数が取れるようになるには時間がかかるため、早めに取り掛かることが大事です。
③適性検査
とくに対策は必要ない(できない)ですが、内容くらいは知っておくといいですね。
④体力検査
消防官としての基礎体力や運動能力を測る試験です。
検査項目は以下のとおり。
握力
上体起こし(腹筋)
腕立て伏せ
反復横跳び
立ち幅跳び
長座体前屈
1000m走
開眼片足立ち
「体力検査は出来て当たり前」の部分が強いので、日頃からトレーニングをしておきましょう。
なお、基準に達しない種目があると、減点もしくは足切りになる可能性もあります。得意種目を伸ばすだけでなく、苦手種目を減らせるように頑張ってみてください。
⑤口述試験(面接)
$$
\begin{array}{l:l}
\textbf{項目} & \textbf{詳細} \\
\hline 内容 & 個人面接 \\
\hline 試験時間 & 20分〜25分 \\
\hline 面接官 & 3名 \\
\hline 面接カード & あり(当日記入)\\
\end {array}
$$
2020年までは一人2回実施されていましたが、近年は1回となっています。
最終合格者は一次と二次の合計点で決定するので、一次試験の出来が良くなくても挽回できます。
逆に面接が苦手だと一次試験が余裕でも落ちてしまうため早めに対策を始めましょう。
面接対策に必要な過去の質問内容を以下の記事でまとめています。参考にしてください。