【2025年受験】高卒で税務署職員になるには?難易度や合格率、試験内容を完全解説
🕰️更新日:2024年10月21日
本記事は、税務職員になりたい高校生(高卒者)向けに、
高卒で税務職員になるには?
税務職員採用試験はいつ行われるの?
税務職員採用試験は難しいの?
税務職員採用試験に合格するにはどうすればいいの?
といった、募集案内を見ただけではわからない、ちょっと踏み込んだ内容を解説します。
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高卒で税務署職員になるには?
高卒で受験できる国家公務員試験の一つに税務職員があります。
高卒で税務職員になるには、人事院の実施する「税務職員採用試験」を受けて合格し、採用されることが必要です。
税務職員採用試験に合格すると、管轄地域内の国税局や税務署などに配属されて、税務職員(国家公務員)としての仕事に従事することになります。
税務職員採用試験はいつあるの?
税務職員採用試験は9月~10月にかけて行われています。
試験は一次選考と二次選考の2段階となっていて、一次試験は9月上旬の日曜日、二次試験は10月中下旬に実施されます。
2024年度税務職員採用試験の日程
出願期間:2024年6月14日(金)〜26日(水)
一次試験:2024年9月1日(日)
二次試験:2024年10月9日(水)〜18日(金)
税務職員採用試験の日程は、下記の記事でも詳しくまとめています。
税務職員採用試験の難易度は高くない?その理由は?
一般的に「公務員試験は難しい」といわれることが少なくありません。
これから税務職員採用試験を受験するつもりなら、本当の難しさを知っておきたいところですよね。
結論からいえば、税務職員採用試験の難易度は高くありません。
その理由は次の3つ。
問題レベルは易しい
ボーダーラインは低い
合格率が高い
理由1:問題レベルは易しい
税務職員採用試験の筆記試験(基礎能力試験)は、中学校から高校1年生までに勉強する内容が9割を占めます。
そのため、学校でちゃんと勉強していれば苦労しません。むしろ簡単に感じる人もいるでしょう。
たとえば、次はメイン科目の一つである数的推理の問題です。
「速さ」という単元で、中学校1年生で学習するような問題です。
算数、数学が苦手な人は少し悩むかもしれませんが、少し勉強すれば思い出すはず。
比較的、易しめの問題が多いため、難易度はそこまで高くないと言えます。
税務職員採用試験の過去問は、下記の記事でまとめています。
理由2:合格最低点は5割程度
税務職員採用試験の合格最低点は5割程度です。しっかり準備しておけば容易に到達できる水準です。
同じ公務員試験でも、裁判所事務官は最低8割必要ですし、県庁や市役所も7割程度。
これら試験と比較すれば、税務職員の合格最低点は大したことありませんね。
税務職員採用試験の合格最低点は、下記の記事でも詳しく解説しています。
理由3:合格率が高い
税務職員採用試験の合格率はだいたい25〜35%です。
公務員試験(高卒程度)の合格率は20%前後が多いため、比較すると税務職員採用試験の合格率は高いとわかります。
税務職員採用試験の合格率は、下記の記事で詳しく解説しています。
こんな感じで、税務職員採用試験の難易度はそこまでハードじゃありません。
しかし、
合格できる人数が決まっている
試験内容が幅広いので勉強時間がかかる
試験科目・範囲が膨大である
といった特色ある試験です。
そのため、簡単に合格することはできないって覚えておいてくださいね。
税務職員採用試験の内容は?
税務職員採用試験は「就職試験」なので、筆記試験以外にも様々な試験が課されます。
試験は段階式で行われおり、まず一次試験(筆記)で受験者を絞り、二次試験(面接)で最終合格者を決める感じです。
税務職員採用試験の内容は次のとおり。
税務職員採用試験|一次試験の内容
まずは、配点比率が高く、出題範囲の広い基礎能力試験から対策することがポイントです。
税務職員採用試験の基礎能力試験は、下記の記事で詳しく解説しています。
税務職員採用試験|二次試験の内容
人物試験:1/4(配点比率)
身体検査:合否のみ
二次試験では、人物試験(面接)が行われます。
税務職員になる試験(=就職試験)ですから、筆記試験の点数だけでは合格できないのです。
面接対策は後回しにせず、早めに行うことが重要といえるでしょう。
税務職員採用試験の面接対策は、下記の記事を参考にしてください。
まとめ|税務職員採用試験に受かるには?
ここまで解説したように、税務職員採用試験に合格するには勉強しないといけないことが多いです。
少しでも合格の可能性を上げるには、効率よく勉強することが重要となります。
効率よく勉強することが重要
たとえば、基礎能力試験の科目の一つに数的推理があります。
出題の2割程度を占める重要科目なので、最初から最後まで勉強する受験者は多いです。しかし、出題傾向をきちんと理解していれば、勉強しなければいけない部分は3分の1ぐらいしかありません。
頻出部分に沿って効率よく勉強していけば、浮いた時間を作文や面接に使えるため、最終合格する確率をどんどん上げることができますよ。
やることは多いですが、きちんと傾向を理解して対策すれば短期間でも十分に合格を狙うことができます。
過去問や過去10年間の出題傾向表を次の記事で公開しています。
ぜひ、効率を意識して、時間や労力の無駄をしないように勉強してくださいね。
今回は以上です。
税務職員採用試験のことは下記記事で網羅的に解説しています!