仕事のあり方。

最近、ふと思ったことがあって、今回、こちらに書くこととします。

私は、現在40代半ば。

若い頃、所謂「就職氷河期」のまっただ中で、就活に失敗。

その後、非正規の仕事、契約社員とかでつなぎ、その間、田舎に実家があって、少しだけながら農業に関わり、その後、今の会社にバイトから入り、その後、契約社員として働くも、会社の組織変更があり、パート勤務になり、その後、契約を切られて、物流系の会社~食品加工系の会社で働いた後、同僚に声を掛けて貰い、7年前に今の会社に戻り、パート~準社員の後、5年前に正社員となり、今に至るって感じです。

自分が今の会社に働き出した時と、今のコロナ禍の状況は、正直言って違います。働き出したときは、みんなが和気藹々としながらも、仕事は厳しく、時にビット締めてくれるベテランの社員さんがいて、大変な状況でも、それぞれがそれぞれを想い、カバーして、最後は纏まる・・・そして、そうした部下を、時に厳しく、時に励まし、時に見守り、いざという時、フォローしてくれる上司がいる。そんな雰囲気があって、仕事を頑張れて、乗り切れてたのです。

しかしながら、コロナ禍になり、こんな状況下でも新人さんが数名入ったのですが、ある時期から分断が始まった感じで、直ボスと新人さんたちがいつの間にか「ファミリー」みたくなり、何時しかリーダーシップを取ってて、知らぬ間に、彼らの中で話が決まってて、それ以外の人達が知らないままと言う状況で、規律とか倫理観、仕事面というか人としてのモラルがおかしくなってるのではと思うことが増えて来て、若い頃よりも仕事がやりづらくなる事も増えた気がします。

確かに仕事が出来ること、リーダーシップ取ってやることは正しいです。でも、だからといって「仕事が出来る=何でも許される、何をしてもOK。」って価値観で事が運ぶ、結果が出るほど甘くはないし、自分は仕事が出来ることを鼻に掛けて、上に媚びへつらい、自分より劣ってるというか弱い立場の人たちを小馬鹿にするというか高飛車な態度を取るのは、私は反対ですね。

もし、そう思うのなら、自分らで独立して部署を作って、それこそ若手だけで仕事を回してみて、上司や周囲と悪戦苦闘して、仕事をやりきってみてそう思うなら、改めてそう言う態度で行けばいいと思うし、人を雇いたくないなら、それこそバイトに任せるかAIとかで回せば良いやんかって思うんです。

私は仕事はそんなに出来る方ではないし、不器用だけど、これまで身につけた経験やら先輩からの教えをベースに、ここまでやって来たんですね。そうした中で、「人は結局、自分の持ってるモノでしか勝負出来ない。だからこそ、そうした得意技というか武器で渡り合うしかない。」って言う思いに至り、若い頃よりも落ちた体力に情けなさを感じつつも、フルアクセルフル回転で、日々の仕事に向き合ってるところです。

野球チームで考えると、例えば、四番バッターだらけのチーム、あるいは先発投手だらけなチームって、普通に考えてあり得ないですよね?その中に先頭打者とか足の速い選手とかバントの職人とか守備の名手が居たり、キャッチャーがいるし、投手陣でも先発がいて中押しが居てリリーフが居て、最後に出てくるクローサーがいて、一つのチームが完成するわけです。

それは会社も同じで、全員がリーダーシップ強い奴ばかりだと、チームが纏まりませんよね?競争するのは良いけども、それに走り過ぎて、結果ばかりを追求しすぎて、足の引っ張り合いとか軋轢が生まれたり、分断が出来ると、当然、チームの輪が乱れ、醸成されないし、最悪、空中分解します。それなら、変な話完全機械化するか、AIで仕事をさせた方がマシです。

でも、仕事って、最後は人がやるわけだし、人のつながりがモノを言うと思うんです。だからこそ、みんなが力合わせつつ、纏まっていく関係性こそ大事かなと、こう言う時期だからとかじゃないけど、改めて思うんです。

仕事観はそれぞれあると思うけど、最近、ふと、仕事で色々あったからこそ、振り返ってみました。




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