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会ったことのない彼氏のお母さんに貰ったもの

こんにちは。高校5年生です。

10月初め、彼氏のNくんと軽い山登りをしました。そのとき、とても幸せな気持ちになったことがあるので、聞いてください。
あ、リアルの私をご存知の方は、ここから下は読まないでくださいね。

中腹にある展望台で休憩をしていたときのこと。Nくんがリュックサックをごそごそして、何かを取り出しました。
はい、これ
それはお菓子の詰め合わせでした。手のひらに乗るくらいの小さな透明の袋に、飴やおせんべいが1種類ずつ入った詰め合わせ。ハロウィンに向けてお母さんが子ども達に配るために作っていたのだといいます。

いいの?もらって
そっと手を伸ばす私に、彼は言いました。
うん、俺ももらったから。彼女と○○山行くって言ったら、『彼女さんに』ってくれたんだよ

この時の胸の高鳴りを書いて表現する力は、まだ私にありません。お母さんに認知されてるんだ、私とデートすることをお母さんに言ってるんだ、お菓子をくれるってことは彼のお母さんに好意的に受け入れられてるんだ、そんな思いがぐるぐる駆け巡って小さな爆発を起こしそうでした。ありがとう、ありがとうと繰り返すことしかできませんでしたが、それまで積み重なった疲労が吹っ飛びました。どうしようもなく嬉しかったです。

この喜びを返したくてその場で浮かんだのが、お土産を買うことでした。お母さんは○○山に行ったことを知っているし、お土産を渡すだけなら重たくありません。幸いなことに、お返ししても負担に思われないくらいの名物のお菓子を見つけ、Nくんに託すことができました。

翌日、彼からLINEが入っておりました。無事お菓子を渡してくれ、そして大変喜ばれたとのこと。本当に大したことはしていないのに、ほっこりと心が温まりました。いつか彼のお母さんにお会いしてみたいです。お会いするまで生きていなければと、新たな希望を見つけた1日でした。

以上、「会ったことのない彼氏のお母さんに貰ったもの」でした。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
次の投稿でお会いしましょう!