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『三六五×十四回分のありがとう』を改めて読んで

こんにちは。高校5年生です。

前回、中学時代の教科書を整理したことをご報告いたしました。

今回は私が中学時代の道徳の教科書で1番好きな読み物、『三六五×十四回分のありがとう』を改めて読んだ感想について、書かせていただきます。

まず、ご存じない方のために、簡単な説明から。

『三六五×十四回分のありがとう』は、単心室という心臓病を持つ14歳の柳橋佐江子さんが、手術のための点滴が始まる前にお母さんへ書いたお手紙です。佐江子さんは手術の後に亡くなったと記されています。お手紙の中では14年間育ててくれたお母さんへの感謝と、お母さんとの思い出、そして手術への前向きな気持ちが綴られていて、涙なしには読めません。

改めて読んだ感想は、やはり胸が揺さぶられました。14歳の佐江子さんがどんな気持ちでこれを書いたのかを想像すると、胸が苦しくなります。自分は健康な身体でここまで生きてくることができて、本当に有意義な人生だったのか、思わず振り返りたくなります。

昨日読んだビジネス書に、相手に時間を取ってもらうということは命の一部を預かっていることと同じだという内容が載っていました。そこまで重く考えられないという方もいるかもしれませんが、一理あるなと思いました。いくら長くても人生は有限ですから、その人の命と等しく時間はあるともいえます。

私は生かされているに値する人生を送ることができているのでしょうか。与えられた命を全うすることができているのでしょうか。その答えは今すぐには出ないかもしれませんが、いつか何気ない毎日が積み重なって大きくなったとき、分かる大人になりたいです。

以上、『三六五×十四回分のありがとう』を読んでの感想でした。

最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。

また次の投稿でお会いしましょう!