口頭試問を終えて
こんにちは。高校5年生です。
先程、卒業論文の口頭試問を終え、大学のPC教室でこの記事を書いております。
口頭試問というのは、自らが執筆した卒業論文の不足点や不明点について、学科の先生方と質疑応答を行うものです。
私は何をするものか分からないのが不安で、インターネットでひたすら「卒論 口頭試問」で検索しました。すると、「口頭試問 フルボッコ」「口頭試問 質問攻め」「口頭試問 落ちる」など、さらに不安になる用語がたくさん出てきました。『フルボッコって何だろう……フルでボッコボコにされるのかな……』と1人怯えておりました。
「こういうことについて聞かれるよ」といった質問内容を教えるブログなどもヒットしましたが、それを参考に用意した答えを言うタイミングは本番でありませんでした。
始まる前はとにかく緊張しました。始まった後もどう振る舞うべきか(積極的に話した方が良いのか、訊かれたときだけ答えるべきなのか)に戸惑い、何度も顔を合わせている先生方を前に、全身ガチガチでした。口頭試問という何をするか分からない場で、どう答えたら正解なのか分からない質問を考え続けるのはとてつもない難問です。
終わった後は達成感に包まれるわけでもなく、終わった感覚を味わうわけでもなく、ただただ訳も分からず猛ダッシュでPC教室へと走りました。
息を整えてみると、何とも言えない焦燥感が胸を占めておりました。どこかで味わった感覚だと思ったら、「あー、落ちたかもな……」と思ったときの就職面接の後の感情にそっくりでした。その瞬間にはそれ以上の振る舞いはできなかったはずなのに、後から思い返すと「ああ、あのときもっとこうしていたら……」がたくさん出てくるのです。先生が「(回答は)それで良いですか?」と何度もおっしゃっていたことも、「あの回答じゃ不十分だから、もう少し何か言い足してって意味だったに違いない……」と、思い出して落ち込みます。
何を訊かれるかは分からなくとも、せめて「口頭試問では、こういう観点で評価をつけますよ」というのが分かっていたら、対策の仕方も違っていたことでしょう。口頭試問が何をする場なのか分からなかったので、対策が打てなかった(答えは準備したものの、準備した答えは使わなかった)のが悔やまれます。
本日中は気持ちを切り替えられそうにありませんが、明日以降は引きずらず、次の課題に向けて歩き出したいと思います。
以上、「口頭試問を終えて」でした。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。
次の投稿でまた、お会いしましょう!