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陰キャ大学4年生、人生初の同窓会に挑む。⑦

こんにちは。高校5年生です。

今回で、同窓会の模様をお伝えするのは最後になります。1週間も語れるくらい、濃い2時間でした。

集合写真をクラスごとに撮影した後、全体で写真を撮りました。終わると、すぐに閉会の挨拶がありました。純粋な歓談時間は20分程度だったため、各テーブルから「もう終わり?」「短くない?」という声が漏れました。
惜しまれつつも、同窓会は2時間ぴったりで終わりました。

「会場の使用時間が決まっているので、皆さん早く出てくださーい」と呼びかける実行委員さんに従い、私と友人は1番乗りで会場を出ました。名札を取り、外にかけていた上着を羽織って建物の出口に向かいます。
しかし、待てど暮らせど他の人達がやってくる気配はありません。私と友人は「張り切りすぎたかな」と笑いながら、他の参加者達が来るのを待ちました。

だんだんと人が出口に集まってくると、貸切バスがその前に停まりました。ドアが開くや否や、次々と人が乗り込みます。私と友人も、人の流れについていくようにバスに乗りました。

座席についてしばらく談笑していると、友人のスマホに、同じクラスだった女子からLINEが届きました。友人が画面を見せてくれました。

『2次会やるけど、○○ちゃん(友人)は来る?○○ちゃん(私)も一緒かな?』

「どうする?」と友人に尋ねると、「帰る」との返事でした。ほっとしたのが半分、友人が参加するなら私も2次会に行ってみたかったので、ほんの少し残念な気持ちが半分でした。生まれてこのかた2次会という名の集まりに参加したことがないので、興味津々だったのです。ただ、友人が行かないのであれば私は本格的に1人ぼっちタイムを享受することになるので、「そうだよね、もう遅いしね」と話を合わせ、欠席の連絡を入れてもらいました。
時刻は19時。世の大学生にとってはまだまだ飲み足りない時間でしょうが、我が家の基準では夜中なのでこれで良かったのかもしれません。

満員になったバスは夜の街を走り、西鉄福岡(天神)駅の前に停車しました。バスを降りた人達は歩き出すことなく、歩道の端っこに立ったままでいました。私の友人はそれに構わず、駅に向かって歩き始めました。

私と友人は西鉄福岡(天神)駅の改札近くで別れました。私が福岡にいる間にまた会おうねと約束して。また会いたいと言ってもらえて嬉しかったです。
そこから私は、真っ直ぐ家に帰りました。これが、同窓会の夜の全貌です。

7回にわたってお届けしてきました、人生初の同窓会の記事。いかがでしたか?
7回全ての記事にお付き合いくださった方はいらっしゃるのでしょうか。もしいらしたら、「ありがとうございます!」と私が叫んでいる姿を想像してください。それが今の私がしていることです。
次回からは通常通り、バラエティに富んだ記事をお届けします。ゆるっとお付き合いくださいませ。

以上、「陰キャ大学4年生、人生初の同窓会に挑む。⑦」でした。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
次の投稿でお会いしましょう!