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2024年うちの犬が急性膵炎になったときの話
うちの犬(16歳柴犬♀)の今年の健康状態の覚書です。今年の大きな病気は急性膵炎でした。今後のためにも大まかな経過を記しておきます。
・4月16日(火)夜えずく(逆くしゃみのような症状)嘔吐はなし
・4月17日(水)朝からご飯食べず
昼12:00頃嘔吐(黄色っぽい液体)
午後2:00前ふたたび嘔吐(黄色く水っぽい)その後自分で水を飲む
午後2:30頃ふたたび嘔吐(水)
夕方4時 午後の診療開始とともに病院へ
血液検査、エコー、レントゲン。血液検査の数値から膵炎か胃腸炎の疑い。膵炎かどうかは外部の専門機関でないと検査できないので数日かかる。膵炎と仮定して注射&点滴(胃腸炎の治療も兼ねる)。膵炎治療の注射(ブレンダZ)は五日間ほど連続して打たないといけないそう。吐き気止めなどの注射も打ってもらう。
心臓に持病があるので点滴は時間をかけて少しずつしか出来ない。4時頃~7時まで点滴してもらい、帰宅。
犬は水を飲みたがるが、吐くといけないので医師の指示によりこの日は飲水禁止。抱っこすると眠ってくれるが、目を覚ますと水をほしがり徘徊。ひと晩これのくり返し。
・4月18日(木)朝9:00頃から病院に預け、各種注射および夜6:00頃まで時間をかけて点滴。迎えに行くと見違えるほど元気に。昼間も熟睡していたそう。帰宅後、水を飲む。吐かずに眠る。排尿もした。
・4月19日(金)朝から病院へ。自力で水を飲んで吐かずにいられるので、今日は入院なしで注射のみ。まだご飯は食べようとしない。ヨーグルトだけは少し食べた。排尿あり、排便はなし。よく眠る。元気そう。
しかし夜からまた具合が悪そうになり、つらそう。
・4月20日(土)朝から病院へ。外部機関での検査結果、膵炎と判明。今日は膵炎などの注射に加えて鎮痛剤の注射も打ってもらった。
夜から翌朝にかけて、断続的に夜鳴き、徘徊。
・4月21日(日)朝から病院へ。この日は休日診療。膵炎の注射は今日で終わり。再度血液検査。悪くはないが劇的によくはなってない数値。なのでステロイドの注射を打つ。吐き気止め、抗生剤、鎮痛剤と合わせて注射五つ。水は自力で飲む。ご飯は拒否。時々鳴いている。膵炎としては軽症の部類だそう。
・4月22日(月)夜中から明け方まで断続的に鳴いて徘徊。
水は飲むがやはり食事は拒否するので、一日病院で点滴。注射。夜、迎えに行くと待合室にまで聞こえるくらい泣き叫んでおり、こんなことははじめてなので先生も驚いていた。認知症の症状か。
帰宅後、食べないのはまずい、とにかくなんでもいいので食べさせて(犬NGの食材以外なら人間の食べ物でもなんでも、とにかく食べさせるのが大事とのこと)、という先生のすすめで色々食べ物を与えてみるが、自分からはやはり食べない。ただ焼き芋などペースト状のものは舌や上顎につけるとどうにか食べてくれた。
・4月23日(火)朝いちで病院。注射。今日は点滴入院なしでなんとか家で給餌を試みる。ロイヤルカナンの缶詰を処方してもらったので、それをお湯で伸ばして食べさせる。ちょっとしか食べないが、まったく食べないよりまし。夜、焼き芋をすりつぶしたものを食べさせようとしたら、自分からすすんで食べてくれた。歓喜。朝まで一度も起きず、よく眠ってくれた。
・4月24日(水)朝いちで病院。注射して帰宅後、缶詰のごはんを食べさせようとしたら、これも自分から食べてくれた。ちょっとずつよくなっている様子。ごはんを食べてくれるだけでホッとする。
・4月25日(木)食事も無事できるようになったので、今日で毎日の通院は終わり、あとは錠剤で経過観察となった。よかった。次の病院は来週火曜。
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おおよそこのような経緯で、このあとはみるみる元気になっていきました。簡単にまとめると、
・膵炎の注射(ブレンダZ)を五日間注射
・そのあとステロイドの注射
といった膵炎治療の注射が効果的だったようです。一週間ほどで快方に向かいました。急性膵炎で亡くなるワンコは今までもよく見てきていたので、膵炎の症状がなくなるまで生きた心地がしませんでした。
犬が嘔吐することはめずらしくないのですが、この日は短時間のあいだに何度も嘔吐をくり返すといった、ふだんとは全然違う様子でしたので、その日のうちに病院にかかりました。一日様子を見ていたら、あるいは発症が診療時間外の夜だったら、と思うと恐ろしいです。
かかりつけの動物病院の獣医さんがうちの犬のふだんの様子をよくご存じで、色々と手を尽くしてくださったのも幸いで、とてもありがたいことでした。
これからも犬の様子を注視して見ていきたいと思います。