過去の話vol.37 格差社会に埋もれる子供達 その4
少し、私の話をさせて下さい。
私は、自分では今では大変凡人すぎて
こんな事を書くのもおこがましいと思いつつ、
過去の話なので、こんなケースもあるんだなと
思って頂けると嬉しいのですが・・
以前にも書いた記事はこちら・・
破天荒な両親を内田裕也さんから拝借し
"祐也"と影で読んでいます笑
ロックな両親とも言っています。
もっと奥深い内容ですが
そこは割愛し、私は幼稚園の頃から
知的好奇心が強く、
"赤ずきんちゃん"の話なんかされると
お腹を麻酔なしで切ったり縫ったりなんて
おかしいのではないか?
そもそも食べられたら胃酸で溶けないのか?
などど、生物の体についてに興味がありすぎて
おとぎ話が頭に全く入りませんでした
(ノД`)・゜・。
そんな人いますか?
幼稚園の年少さんでもそんな質問をするので
絵本の時間は私だけ職員室でおやつタイムです笑
小学校の時も勉強が面白くなってきて
高学年では毎日6時間くらい勉強をして
親に外で遊べと催促される位・・
当時の担任が
『もっと教育環境の良い地域へ引っ越すべき』
と、両親を説得し引っ越したほどです。
でも残念ながら、その時の引っ越しが
思春期の真っただ中で突然の産みの母の出現やら
色々あり、勉強どころか日常生活にさえ
支障が出ました。心が折れたんです。
なので高校受験もまともに出来ず、
とても後悔しています。
その後、ちゃんとしなきゃ!と
思った高校1年の夏に、進学は諦めてと
継母に言われ人生が詰んだ・・
そんな気がして荒れました笑
お陰様で悪い友達がいなかったので
健全に遊び、いまではそれも良い経験
とても満足しています。
ただ、息子にはその将来に大きく関わる
進路については、沢山の選択肢を持って欲しいと
様々な工夫をして私なりに
プレゼンしてきました。
一番最初に勧めたのは
"一級建築士の資格を持った宮大工"です笑
多分、そんな人が平成生まれに現れたら
彼がそこそこいい年になった時
人間国宝になれると思いますし、
そんな人は希少価値が高いので
言い値で仕事を選べると思ったのです笑
多分、仕事は日本だけではなく
全世界の歴史的建造物やこれからの
世界レベルのお仕事をするなら
武器が大きい事、間違いない!
世界を飛び回って誇り高い仕事を
やって欲しかったぁ~笑
と、思ったのですが残念ながら
これは早々に却下、
あちこち行くような陽キャではないせいかも?
次に提案したのは、大人しい彼には
公認会計士や薬剤師・国家公務員系の
内勤業務の話・・安定した収入と福利厚生など
ホワイトな企業が多そうです。
それらは、ある程度早くから
目標を持ってしっかり目指す姿勢で
取り組まなければ叶う様な職種ではなさそうです。
そして、一番は
"なりたい職業がない"そんな時は
なりたいなと思い始めた時に
"相手企業"から選ばれる武器を持つこと。
それは紛れもなく学歴であり資格であり、
履歴書で落とされる時代に
学歴を作る事も進路の一つなんだと
子供には早い段階で話していました。
逆にミュージシャンになりたい!
お笑いをやりたい!と熱く語ってくれれば
応援する事なんて
親ならお茶のこさいさいなんですが
全くない子供に何かを奮い立たせる事が
一番難しい事を知った子育てでした。
とまあ、ここまで書いてみましたが、
結局のところ、最終学歴が
俗にいう"旧帝大"の中に入ると
物凄くハイスぺではないけれど
北海道ではそこそこ困らない程度の
就職先に面談出来そうな印象です。
しかし・・上には上がいるので
息子がぼんやり"ホワイトランキング上位!"と
選んだ某企業はさっくり落とされましたし、
何なら修士課程の人より博士の人優先だからと
そんな事で面接に行けなかった事もありました。
ただ露骨に書いてしまうと
それら、またはもっといい大学では
きっとよくある話だと思いますが
一般募集解禁の際に各学校への企業説明会
建前として色々とやっていますが、
一部の企業では六大学や旧帝大など
既に面談した人材に内定を出し
その後、一般の大学への説明会として
時すでに遅しな感じで行われているのを
親になって初めて知りました。
面接に来た生徒さん達が気の毒とは
思わないのかな?
それとも、その中で光る人材は
迷いなく採用すると言う事かも知れませんね。
後者である事を願います。
と言う事は、もしもこれからお受験や
進学について考える事が出来るのなら
理想と現実、両方を冷静に見て、
5年や10年頑張ってみるのか、
緩い5年10年過ごして、その後の何十年も
苦労するのか・・
出身校だけの話ではなく
【目標を決めて努力する】と言う事を
やっておいた方が良い年代だと言う事を
老婆心としてお伝えしたいと思いました(^-^)
また長くなってしまいましたが、
最後まで読んで下さってありがとうございます。