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収入を上げたい人がまずやるべきこと


自分の才能を見つけて掛け算する

「収入を上げたい!」——これは多くの人が抱く共通の願いではないでしょうか。副業を始めたり、転職を考えたり、資格を取ったりと、収入を上げるための方法はさまざまです。しかし、その中でも最も効果的で、かつ長期的に活用できる考え方があります。それが「自分の才能を見つけて掛け算する」という方法です。

「才能」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持ちますか?「特別な能力」や「生まれつきの天賦の才」を思い浮かべるかもしれません。たとえば、野球の大谷翔平選手、将棋の羽生善治さん、フィギュアスケートの羽生結弦選手、そして世界的な歌手であるジャスティン・ビーバー。これらの人物は、確かに“特別な才能”を持っています。

しかし、ここでお伝えしたい「才能」とは、そんな大きなものではありません
むしろ、「ちょっと話が上手い」や「ちょっと文章が得意」といった、"ちょっとした得意なこと"を指しています。これを見つけて、掛け算の発想を取り入れることで、誰でも「唯一無二の存在」になることができるのです。

例えば、「話すのが上手い」だけでは目立つのは難しいですが、これに「書くのが得意」や「人を笑わせるのが得意」を掛け算すると、YouTuberや講演家といったポジションが見えてきます。また、「料理が得意」というスキルだけではプロのシェフに勝てなくても、「旅が好き」「SNSを活用するのが得意」という才能を掛け合わせれば、旅する料理人や旅行系インフルエンサーとして活躍できるかもしれません。

「1つの才能ではプロになれない。でも、いくつかの才能を掛け合わせれば、オンリーワンの存在になれる」
これが、今回のテーマの核となる考え方です。

これからの章では、

  • そもそも「才能」とは何なのか?

  • どうして1つの才能ではダメなのか?

  • なぜ「才能の掛け算」が有効なのか?

  • 具体的な「才能の掛け算」の見つけ方

これらを一つずつ丁寧に解説していきます。
この記事を読むことで、「自分の才能はこれだったんだ!」と気づけるはずです。そして、才能を掛け算することで、あなたの収入が上がる道筋が見えるでしょう。

次は「才能の正体とは何か?」について詳しく解説します。

「才能」の正体とは?

「自分には才能なんてない…」
そんなふうに思ったことはありませんか?

多くの人は「才能」と聞くと、大谷翔平選手の野球の才能や、羽生結弦選手のフィギュアスケートの才能、あるいは天才的な芸術家のような“特別な能力”をイメージします。ですが、今回お話しする「才能」は、そんな壮大なものではありません

実は、“ちょっと得意なこと”がすでにあなたの才能なのです。


■ 才能の定義は「ちょっと得意なこと」

多くの人が「自分には才能がない」と感じるのは、才能のハードルを上げすぎているからです。
たとえば、「文章を書くのが得意」といっても、村上春樹さんのような小説家になる必要はありません。
「話すのが得意」といっても、芸能人のようにバラエティ番組で面白トークを繰り広げる必要はありません。

ここでの「才能」=「ちょっと得意なこと」です。

具体的な例を挙げてみましょう。

  • 話すのが得意:人前で話すのが苦手な人が多い中で、緊張せずに話せるのは才能です。

  • 説明がうまい:複雑なことを分かりやすく説明できる力も立派な才能です。

  • 人の話を聞くのがうまい:相談にのるのが得意な人は、コーチやカウンセラーの才能があります。

  • 料理が得意:いつも家族から「美味しい!」と言われる料理の腕も、立派な才能です。

  • 整理整頓が得意:机の上をいつもきれいにできる人は、他人にはできない「片づけの才能」を持っています。

このように、「プロレベルのすごい才能」ではなく、「ちょっとした得意なこと」こそが才能だと考えてみてください。


■ なぜ「ちょっと得意なこと」でOKなのか?

では、なぜ「ちょっと得意なこと」が才能といえるのでしょうか?

理由は簡単です。
他の人から見れば、それは「すごい」と思えるからです。

たとえば、料理が苦手な人から見れば、「簡単な料理をサッと作れる」だけでも才能です。
パソコンが苦手な人から見れば、「Excelで関数を使える」だけでもすごいと感じます。

自分では「当たり前」だと思っていることが、他人から見れば特別な才能に見えるのです。
これが、自分の才能に気づけない人が多い理由でもあります。


■ 才能は“強み”とはちょっと違う

「才能」と「強み」は似ていますが、少しだけ意味が異なります。

  • 才能:生まれつきや無意識にできる「ちょっと得意なこと」

  • 強み:学習や経験によって磨かれた「武器になるスキル」

例えば、「話すのが得意」という才能があったとしても、最初はトーク力が低いかもしれません。 ですが、話す機会を増やしたり、練習を続ければ「強み」に変わります。

つまり、「才能」は原石であり、「強み」は磨かれた宝石のようなものだと考えると分かりやすいでしょう。
どんな才能も、使わなければ眠ったままの原石のままです。逆に、使い続ければ「強み」に変わります。


■ まずは自分の「ちょっとした得意なこと」を探そう

あなたにも必ず「才能」があります。
「才能がない人」なんて、この世に1人もいません。

でも、どうやって自分の「ちょっとした得意なこと」を見つければいいのでしょうか?

おすすめの方法は3つあります。

1. 周囲の人に「自分の得意なこと」を聞いてみる

家族や友人に「私って何が得意だと思う?」と聞いてみましょう。
自分では気づかない「強み」や「才能」が見えてきます。

たとえば、友達に「あなたは人の話を親身に聞いてくれるよね」と言われたら、
それは「人の話を聞く才能」の可能性があります。

2. 子どもの頃から続いている「自然にやってきたこと」を振り返る

子どもの頃から得意だったことや、気づけばやっていることを思い出してみましょう。
たとえば、学生時代に「日記を書いていた」人は、文章を書く才能があるかもしれません。

  • いつも周りを笑わせていた → 人を楽しませる才能

  • 図工の授業で評価が高かった → クリエイティブな才能

3. つい「暇なときにやっちゃうこと」を考える

暇なときに自然とやっていることは、才能のヒントです。
たとえば、暇なときにゲームを攻略するのが好きな人は、問題解決力が高い可能性があります。
他にも、SNSで情報を発信するのが好きな人は、情報発信力やマーケティングの才能が隠れているかもしれません。

自分の才能を「ない」と決めつけるのは、宝の持ち腐れです。
まずは、“ちょっとした得意なこと”を見つけることが第一歩です。

才能1つではプロになれない理由

「自分の才能はこれだ!」と気づけたとしても、1つの才能だけでプロになるのは難しいのが現実です。

なぜなら、1つの才能だけで生き残れる業界は、競争が激しすぎるからです。

たとえば、「歌が上手い」だけの人は、世の中に何万人もいます。
カラオケ大会の全国大会に出るような人もいれば、路上ライブをする人もいますが、その中で有名な歌手として成功できる人はごく一握りです。

「文章を書くのが得意」な人も同じです。
小説家やライターを目指す人はたくさんいますが、ベストセラー作家になるのはほんの一部。
実際、多くのライターがクラウドソーシングで「1文字1円」や「1記事1000円」で仕事をしているのが現状です。

では、なぜ1つの才能だけでは厳しいのでしょうか?
理由を詳しく解説していきます。


■ 理由1:1つの才能では「代わりが効いてしまう」

1つの才能だけを武器にすると、「代わりが効く人材」になってしまいます。

たとえば、「歌が上手い」だけの人は、同じように「歌が上手い」人が何万人もいます。
すると、あなたにしかできない価値がなくなってしまうのです。

一方、もし「歌が上手い」 × 「独特の世界観を作るのが得意」という2つの才能を持つ人がいたらどうでしょうか?
その人は他の歌手とはまったく違う“独自の存在”になります。

実際、人気のアーティストはただ「歌が上手い」だけではありません。
たとえば、米津玄師さんは、「作詞作曲の才能」×「映像の才能」を掛け算しています。彼のアニメ風のMVは話題性があり、独自の世界観を生み出しています。
このように、2つ以上の才能が組み合わさると「代わりが効かない人材」になるのです


■ 理由2:「1つの才能でトップになるのは難しい」

才能の世界には、「トップ1%の法則」があります。
これは、1つの才能でプロのトップに立つのは、1%未満の人しかできないというものです。

  • 歌手になりたい人の中で、メジャーデビューするのは1%以下

  • ブログを書いている人の中で、本を出版できるのは1%以下

  • プロスポーツ選手を目指す人の中で、プロになれるのは1%未満

そのため、「歌の才能1本だけでプロになる」のは、非常に難易度が高いのです。

ですが、ここで考え方を変えてみてください。
もし、「3つの才能を組み合わせてトップ10%に入る」なら、どうでしょう?

実は、トップ10%になるのは、そこまで難しくありません
歌が上手いだけでトップ1%を目指すのは難しいですが、「歌が上手い」×「話すのが得意」×「動画編集が得意」という3つの才能を掛け算すれば、YouTubeで活躍できる可能性が一気に高まります


■ 理由3:「才能は消耗しやすい」

1つの才能だけを使い続けていると、精神的に消耗しやすいという問題もあります。

たとえば、「ライティングの才能」だけで食べていると、常に書き続けるプレッシャーがあります。
ライターとして生活している人の中には、「文章を書きたくないのに、書かなくてはいけない」という状況に追い込まれる人が少なくありません。

しかし、もし「ライティングの才能」×「イラストを描く才能」×「SNSの活用力」を持つ人ならどうでしょう?
イラストを使ったブログを運営したり、SNSで発信しながらファンを増やすなど、仕事の選択肢が増えるのです。
すると、1つの才能に依存することがなくなり、プレッシャーやストレスが減ります


■ どうすれば「1つの才能」から抜け出せるのか?

ここまで、1つの才能ではプロになれない理由をお伝えしました。

では、どうすれば「1つの才能だけで苦しむ状態」から抜け出せるのでしょうか?
答えはシンプルです。

「掛け算」を使うことです。

たとえば、以下のような考え方がヒントになります。

  • 文章が得意 → これだけではライターと変わらない

    • 文章が得意 × セールスライティングが得意 → 商品を売るライターになれる

    • 文章が得意 × SEOの知識がある → ブログで収益化が可能

    • 文章が得意 × 動画の台本作りが得意 → YouTubeのスクリプト作成者として活躍

  • 料理が得意 → これだけではプロのシェフには勝てない

    • 料理が得意 × 写真が得意 → 料理写真のインスタグラマーとして活躍

    • 料理が得意 × 旅行が好き → 旅する料理人としてYouTubeで人気者に

    • 料理が得意 × 人に教えるのが得意 → 料理教室を開講し副業化

1つの才能だけでは、プロになるのは難しい。
なぜなら、代わりが効くから競争が激しいから消耗しやすいからです。

でも、掛け算をすれば、代わりが効かない「唯一無二の存在」になれます
「歌がうまい」だけでは難しいけれど、「歌がうまい × 独特の世界観 × 自分で作曲できる」といった掛け算があれば、他の歌手と違う魅力が生まれます。

ここで大事なのは、「トップ1%を目指すのではなく、トップ10%に3つの分野で入る」という考え方です。

「自分には1つしか才能がない…」と思っている人は大丈夫です。
ちょっとした才能を3つ見つけて掛け算する」ことで、誰でもオンリーワンの存在になれるのです。

次の章では、いよいよ本題である「才能の掛け算」の考え方を詳しく解説していきます。
なぜ掛け算が効果的なのか?どんな掛け算が可能なのか?について分かりやすく説明します。

「才能の掛け算」の考え方

これまでの章では、1つの才能だけではプロになれない理由を解説しました。
では、どうすれば「代わりが効かない唯一無二の存在」になれるのか?

その答えが、「才能の掛け算」です。

才能を1つだけ磨くのではなく、いくつかの才能を組み合わせることで、他の人にはない「オリジナルの価値」を生み出すことができます。


■ なぜ「掛け算」が効果的なのか?

「掛け算」が効果的な理由は、1.1の力でも、掛け算を続ければ大きな力になるからです。

たとえば、1つの才能が「1.1倍の力」だとしましょう。
これが2つ、3つと増えていくと、次のようになります。

  • 1.1 × 1.1 = 1.21(21%増の力)

  • 1.1 × 1.1 × 1.1 = 1.331(33.1%増の力)

  • 1.1 × 1.1 × 1.1 × 1.1 = 1.4641(46.4%増の力)

たった1.1倍の才能を3つ掛け算するだけで、33%以上の力になるのです。

反対に、もし1つの才能が「0.9倍の力」だったとしましょう。
これを掛け算すると、こうなります。

  • 0.9 × 0.9 = 0.81(19%減の力)

  • 0.9 × 0.9 × 0.9 = 0.729(約27%減の力)

たった3つの0.9倍の才能が集まると、力が72.9%にまで減少してしまいます。

これが、「才能を1つだけ磨き続けると消耗しやすい」と言われる理由でもあります。
逆に言えば、「1.1の才能を掛け算するだけで、大きな力になる」ということです。


■ 才能の掛け算の実例

実際にどんな才能の掛け算が成功のカギになるのか?
いくつかの実例を紹介します。


1. 話す才能 × 書く才能 × 人を笑わせる才能 = YouTuber・講演家

  • 話す才能:人前で話すのが得意(スピーチが上手い、伝え方がうまい)

  • 書く才能:台本を作るのが得意(ブログや原稿を作れる)

  • 人を笑わせる才能:面白いことを思いつくのが得意(お笑いのセンスがある)

これら3つの才能を掛け合わせれば、「YouTuber」や「講演家」として活躍できる可能性が広がります。

有名な例だと、キングコングの西野亮廣さんが挙げられます。
彼は「話す才能(漫才)」×「絵を描く才能(絵本制作)」×「マーケティングの才能(オンラインサロン運営)」の掛け算で、絵本作家でありながら、ビジネス書作家、オンラインサロンの経営者としても活躍しています。


2. 料理の才能 × 旅の才能 × SNS活用の才能 = 旅行系インフルエンサー・料理クリエイター

  • 料理の才能:料理が得意。簡単なレシピを考えるのが得意。

  • 旅の才能:旅行好き。世界のグルメに詳しい。

  • SNS活用の才能:SNSで情報を発信するのが得意。写真がうまい。

これらの才能が掛け算されると、「料理系YouTuber」「旅行系インフルエンサー」として活躍することが可能です。

たとえば、料理系YouTuberのリュウジさん(バズレシピ)は、「料理の才能」×「情報発信の才能」×「SNS活用の才能」を掛け算することで、レシピ本が大ヒットし、今ではテレビにも出演しています。


3. イラストの才能 × 文章の才能 × Webの知識 = Webデザイナー・コンテンツクリエイター

  • イラストの才能:イラストやグラフィックが描ける。

  • 文章の才能:キャッチコピーやストーリーを作るのが得意。

  • Webの知識:HTMLやCSSの基礎知識がある。

これらの才能を掛け算すると、「Webデザイナー」や「コンテンツクリエイター」になれます。

たとえば、イラストレーターの中村佑介さんは、イラストだけでなく、「物語性」や「メッセージ性」を持つイラストを描くことで、アニメや小説の装丁など幅広い分野で活躍しています。


■ 才能の掛け算の見つけ方

では、どうやって自分の掛け算を見つければいいのでしょうか?
ここでは、3つのステップを紹介します。

1. 自分の才能を3つ見つける

  • 「ちょっと得意なこと」をリストアップしてみてください。

  • 友達や家族に「私の得意なことって何だと思う?」と聞いてみましょう。

  • 過去の仕事や趣味の中から、自然とやってきたことを思い出しましょう。


2. 才能を組み合わせて、どんな仕事ができるか考える

  • 「〇〇の才能」×「〇〇の才能」×「〇〇の才能」を考えてみてください。

  • 例:「人の話を聞くのが得意」×「文章が得意」×「ネットリサーチが得意」
    → ライフコーチやキャリアカウンセラー


3. 挑戦する小さなアクションを考える

  • 「才能の掛け算」で思いついたアイデアをすぐに試す行動を考えましょう。
    たとえば、「料理が得意」×「写真が得意」なら、インスタグラムで料理の写真を投稿することから始められます。

自分の「才能の掛け算」を見つける方法

「才能の掛け算が大事だというのは分かったけど、自分の才能が分からない…
こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?

実は、才能を見つける方法は意外とシンプルです。
「自分の才能なんてない」と感じている人でも、ある方法を使えば必ず才能が見つかります。

ここでは、自分の才能を見つけ出し、それを掛け算する方法を具体的な手順に分けて解説します。


■ ステップ1:自分の「ちょっと得意なこと」を書き出す

才能=「ちょっと得意なこと」と考えるのがポイントです。
この段階では、プロレベルの才能である必要はありません

■ 書き出すための質問リスト

「自分の得意なことって何だろう?」と考えるのは意外と難しいものです。
そこで、自分の才能を見つけるための質問リストを用意しました。

  • 子どもの頃から得意だったことは何?
    (例:絵を描くのが好きだった、日記をずっと書いていた)

  • 友達から「すごいね」と言われたことは?
    (例:人の相談をよく聞いていた、カラオケが上手いと言われた)

  • 仕事で「当たり前にできること」は何?
    (例:エクセルが得意、プレゼン資料を作るのが速い、上司に報告がうまいと言われた)

  • 周りの人が「面倒くさい」と言うけど、あなたは「楽しい」と思うことは?
    (例:資料作成が苦じゃない、料理が苦にならない、掃除や片づけが楽しい)

  • つい「暇なときにやっちゃうこと」は何?
    (例:SNSをいじる、YouTubeを見る、ゲームを攻略する)

これらの質問に答えて、思いつくものを10個以上リストアップしてみてください。
1つのジャンルにこだわる必要はありません。

ポイント:思いついたことは「とにかく全部書き出す」
例えば、「友達と話すのが好き」でも「SNSを見るのが好き」でもOKです。


■ ステップ2:「ちょっと得意なこと」を3つ選ぶ

リストアップした中から、特に自信がある3つの才能を選びましょう。

選び方のコツは、「得意さ」だけでなく「好きかどうか」も考慮することです。
得意だけど好きじゃないことを掛け算しても、長続きしません。

もし3つに絞るのが難しい場合は、似た才能を1つにまとめるのもアリです。
例えば、

  • 「人の相談にのるのが得意」

  • 「聞き上手だと言われる」

この2つは「人の話を聞く才能」にまとめられます。

例)才能の掛け算の一例

「話すのが得意」 × 「人を笑わせるのが得意」 × 「文章を書くのが得意」「ゲームが得意」 × 「動画編集が得意」 × 「トレンドに敏感」「料理が得意」 × 「写真が得意」 × 「SNS活用が得意」

■ ステップ3:「才能の掛け算」でできる仕事やビジネスを考える

次は、選んだ3つの才能を「掛け合わせると何ができるか?」を考えていきます。
これが、あなたの「オンリーワンの価値」を生み出す
“最強のポジション”になります。


■ 才能の組み合わせ方のヒント

才能の組み合わせを考えるとき、次の2つの視点が役に立ちます。

1. 既に存在する職業に当てはめる

例えば、「話すのが得意」×「人を笑わせるのが得意」×「動画編集が得意」という才能がある人は、

  • YouTuber

  • TikToker

  • 講演家

として活躍する可能性があります。

もし、すでにある職業と才能がマッチしそうなら、その仕事のポジションを目指しましょう。


2. 新しいポジションを作る

既存の仕事に当てはまらない場合は、“自分だけの新しい肩書き”を作ってしまいましょう。

たとえば、

  • 「料理が得意」×「写真が得意」×「人とつながるのが得意」
    → 「旅する料理カメラマン」

  • 「Excelが得意」×「問題解決が得意」×「人に教えるのが得意」
    → 「Excelのオンライン講師」

こうやって、今までなかった職業を作るのも手です。


■ ステップ4:才能の掛け算を試す小さな行動をする

最後のステップは、「とりあえずやってみる」です。
才能の掛け算が分かったら、それをすぐに行動に移す
のがポイントです。


■ 具体的な小さな行動の例

  • YouTuberを目指すなら
    スマホ1台で動画を撮影して、YouTubeに1本アップしてみる

  • インスタグラムを活用したいなら
    料理の写真を撮影して、Instagramに投稿してみる

  • 文章を書くのが得意なら
    ブログを開設して、自己紹介記事を1本書いてみる

重要なのは、小さな行動を1つだけでもいいから始めることです。
大きな目標を立てると挫折しやすいですが、小さな行動なら簡単に始められます


■ 具体例:Aさんの才能の掛け算の事例

  • 才能1:料理が得意(家族にも「おいしい!」といつも言われる)

  • 才能2:写真が得意(SNSで友達から「写真がキレイだね」と言われる)

  • 才能3:SNSの情報発信が得意(趣味でインスタに写真を投稿している)

この3つの才能を掛け算すると…

  • 料理系インスタグラマー

  • 料理教室のインストラクター

  • 旅する料理クリエイター

などのポジションが考えられます。

もし、Aさんが「料理の写真をSNSに投稿する」という行動を続ければ、フォロワーが増え、料理に関する案件が舞い込む可能性があります。

才能の掛け算は、今すぐ誰でも始められます
才能が見つかれば、次のステップは小さな行動を1つ始めることです。

才能の掛け算で「唯一無二の存在」になり、収入を上げる方法

ここからは、実際の行動プランを具体的な手順にして紹介します。
この手順を使えば、すぐに行動を始められます!


STEP 1:才能を3つ見つける

まずは、「自分のちょっと得意なこと」を10個書き出すところから始めましょう。

質問リストを使って考えてみてください。

  • 子どもの頃から得意だったことは?

  • 友達から「すごいね!」と言われたことは?

  • 仕事や趣味の中で「気づいたら自然にやっていること」は?

10個書き出せたら、その中から3つ選びましょう。
もし3つに絞れない場合は、似ている才能を1つにまとめるのもアリです。


STEP 2:才能の掛け算を考える

選んだ3つの才能を「〇〇の才能」×「〇〇の才能」×「〇〇の才能」と組み合わせてみましょう。

たとえば、

  • 話すのが得意 × 書くのが得意 × 人を笑わせるのが得意
    YouTuber、講演家、YouTube台本ライター

  • 料理が得意 × 旅が好き × SNSの活用が得意
    旅する料理人、旅行系インフルエンサー

「組み合わせのアイデアが思いつかない…」という場合は、既存の職業やビジネスと掛け合わせるのもおすすめです。

  • Webライター

  • 動画編集者

  • SNS運用代行者

  • コーチングビジネス

こういった職業と自分の才能を掛け算して考えるのがポイントです。


STEP 3:最初の小さな行動を始める

才能の掛け算が見つかったら、最初の小さな行動を考えてみましょう。

例えば、

  • ブログを始める(書く才能を活かす)

  • インスタグラムに料理の写真を投稿する(料理×写真の才能を活かす)

  • クラウドソーシングに登録してライティングの仕事を受注する(文章×問題解決の才能を活かす)

いきなり大きな目標を立てなくてもOKです。
まずは小さな行動を1つだけやってみるのがポイントです。


■ 収入を上げるための行動プラン(まとめ)

  1. 才能を10個書き出す

  2. その中から3つの才能を選ぶ

  3. 3つの才能を掛け合わせて「何ができるか?」を考える

  4. 小さな行動を1つだけやってみる(ブログを始める、SNSに投稿するなど)


■ さいごに:あなたへの宿題

ここまで読んでくれたあなたに宿題です!

ぜひ、あなたの才能の掛け算を考えてコメントしてみてください。
例えば、

  • 「話す才能 × 書く才能 × 動画編集の才能」= YouTuber

  • 「料理の才能 × SNSの才能 × 写真の才能」= 料理系インスタグラマー

もし、あなたの才能が思いつかないという場合は、

  • 周りの友達や家族に「私の得意なことって何だと思う?」と聞いてみる

他の人の視点から見ることで、自分では気づかなかった才能が発見できることも多いです。

「才能の掛け算」で、あなたにしかできないポジションを作りましょう!
そのポジションが、収入を上げるための最強の武器になります。

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