空の器18/この病気で一番痛いのは、心だと思った
妊娠したら、子どもに会える。
漠然とそう思って感覚的に嬉しくなっているところでこの病気が判明すると、子どもを望んでいた人ほどダメージが大きいはずだ。
(私もそうだったと後になって自覚した)
妊娠したかもしれないとエコーで胎嚢が見えたとき。
次は心音が見えるかな。
見たいなあ心音、ぴこぴこ動くんでしょう?
でも見えない心音。
さらにひどくなるつわり。
それでも、子どもがお腹の中に居て、頑張っているからつわりもしんどくなる。だから、頑張りましょうね。
ドラマなんかでよく聞くセリフは、こればっかりは堪えた。
自分が異常妊娠してしまっていて、胞状奇胎だと分かった途端、子どものためだからと頑張れていたことが何一つ頑張れなくなった。
カフェイン断ちも、禁煙も、酷いつわりも、それを抱えて隠しての仕事も、全部全部。
頑張れなくなってしまった。意味をなく感じてしまった。
とてもナーバスになっていたんだろうと思う。無理をしていたからきちんと需要もできないまま。
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栄養剤をぶっ差してやってくださいませ(´・ω・`)
ナニモノにもなれないようなナニモノにかはなれたような、不完全で不器用な人間のはず。良かったら戯れてやってくださいませー!