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明里の小説の書き方①

どうもこんにちは。こちらにはほぼ作品を置いておらず大変申し訳ないのですが、どちらかと言うとバックストーリー的な使い方をしています。
そのバックストーリー的な最たる要素、裏話。

さて、タイトルとラストを決めたら小説は書ける、と一部では言われているようです。ですが私の書き方とは違うので、きっとあてはまらない。

じゃあどうしているんだろうと、一度振り返ってみました。
個人的な感覚でお話を書いているので、「正しい」とは思っていません。悪しからず。(´・ω・`)

①起きる
正確には「夢から醒める」

夢の中から得られるものは、多いです。
たくさんの情景を夢から持ってきてネタにしています。戦場の夢、死んじゃう夢、痛い夢、悲しい夢、綺麗な夢、たくさんあって、
起きてすぐにメモします。後で見てもわかんないので、しっかり書き込むのがポイント。個人的なポイント。

②生活する

社会的な生活を営む努力をします。
朝起きて、ちょっと起きて、やることを片付けていって、
人によるとは思うけど、家事をこなしたり、お話したり、お仕事頑張ったり。
普段の日常の中に、ネタが落ちてたりするので拾ったり、浮かんでいるので摘み取ったりします。暗くて湿った泥の中にもあるので、お好みで。

③インプットしていく

いろんな情報を己の中に入れていきます。
拾った感情、夢で見たもの、受け取ったもの、あったかいものから冷たいものまで。正直なんでもネタになる。目に見えるものも、見えないものも。

④捏ねる

自分の中のボウルを用意します。なるべく頑丈で、大きいもの。たらいでもいいです。
いろんなネタの中から、いくつか、二つ三つ放り込みます。
薄く剥がして裂いて破って、粉砕して涙と胃液を混ぜ込んで、大きく振りかぶって叩きつけて中の空気を抜いて、まな板の上に取り出して一口大に切ってもいいです。

この段階でテーマだけはそのまま、再構築していきます。誰かにその裏を教える必要なんてありません。作者だけが知っていればいい。自分が何を書こうとしているのか。その真意は作者だけが、もしくは伝えたい誰かにだけ伝わればいいと思っている。

お話の内容はもちろん伝わるものでなければならないとは思うけど、全部伝える必要なんてない。現実世界でも見える側面からしか、物事は見えない。基本的には。

⑤成型して調理

世間的に読めるようにしないと、作品とは読めません。その形にはめていくような感覚です。完成形が完全に見えているのは作者のあなただけです。ちょっとズレても、よれても、「自分が許せるかどうか」の範囲で、完成形を変化しても大丈夫です。

起承転結とか言われます。あんまり意識したことはないですが、これがないと抑揚に欠くのであった方がいいと思います。
つまんないお話、誰も読まないと思うの。

⑥乾燥

割れないように注意して、乾燥させます。割れたら割れたで、味が出るように工夫していきます。数日放置して、熱が冷めたときにどう見えるのかを確認します。勢いで削除してしまわないように、注意します。
完成させるのが目的なので、恥ずかしくても出すぞと決めます。
責任を持って決意します。

⑦ラッピング

最高の商品にしてあげる必要があります。作者だから、プロデュースもします。きれいなラッピングでもいいですが、少々武骨でもそそる。
意外性を込めても良いと思う。
どうやら人はギャップに萌える。そこを突くんだ。決まったときは最高だ。
ね、たのしそうでしょ?

⑧こっそり見守る

作ったあとは、しばらくしてから様子を見守ります。「好きだよ」って言ってくれる人もいると思います。自分では価値が無いと思っていたもの、面白くないと思っていたもの、絶対来ると思っていたもの、それぞれ期待している通り、もしくは期待とは別の反応が返ってきて、大変面白いです。


抽象的で感覚的でごめんなさいね。
でも割とこんな感じで書いてます!

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明里好奇(アケサトコウキ)
栄養剤をぶっ差してやってくださいませ(´・ω・`) ナニモノにもなれないようなナニモノにかはなれたような、不完全で不器用な人間のはず。良かったら戯れてやってくださいませー!