6人家族には、なれなかった
私には、妹が二人います。母と、亡くなってしまったが祖母。
父は離婚してしまい、下の妹が生まれるころには家の中に居ませんでした。
私の作品の中に「母子家庭」設定が多いのは、その環境しか見てこなかったからイメージが全くわかないためです。その割に男性が出てくるのは、友人たちのおかげです。彼らが居たから、男性をイメージできた。ちょっとお話がそれましたね。
母子家庭となってしまい、母は働きながら資格取得のために学校へ通います。私が6歳の時です。私が小学校に入るころ、同じように入学したのでした。
「同じ一年生だね」といっていた記憶があります。
さて、その頃には父は不在なのですが、その数年後彼に言われた言葉があります。
「お前が守ったれよ」
多分、私を縛っている言葉のひとつです。今、思ってみると激励だったのだろうと思いますが、私にとっては呪いになってしまった。頑張り方なんてわからない頃に、大人になろうと思ってしまった。私のもろさは、きっとここにかえってしまう。何回考えても、何回繰り返しても、この言葉にたどり着いてしまう。
父が飛び出して、妹が飛び込んできた。だから「6人家族」には、当時なれませんでした。しかし、不思議なことに「5人+2人家族」にまでなったのです。不思議なもので、姓も血もなく、家族が増えていきました。
それは、また別のお話で。
母がその頃入学したのが「看護学校」でした。私にとっても身近な病院で働く職種です。病院の中にたくさんいる看護師、その一人に私もなることになります。
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栄養剤をぶっ差してやってくださいませ(´・ω・`)
ナニモノにもなれないようなナニモノにかはなれたような、不完全で不器用な人間のはず。良かったら戯れてやってくださいませー!