高校入試問題解析4 2018年広島県
本日もよろしくお願いいたします。本日は2018年広島県公立入試の解析を行いたいと思います。なぜこの年の問題を取り上げようと思ったのか、というと、この年の問題は全国平均を見ても非常に難しい年となったからです(しかし、実際解いてみるとそこまでの難問とは感じませんでした)。となると、この問題は正答率が低かった理由、平均点が低かった理由を解析するのにはうってつけの素材ということが分かります。詳しい解析は後述にて行います。
■2018年広島県公立入試問題解析(無料公開)
広島県の2018年社会の平均点は36点(100点満点に換算)と非常に低い点数となりました。前年の平均点も38.6点と広島県公立入試問題が非常に難しいということを印象付ける結果となりました。
広島県の入試問題の形式は、大問4題で50点満点です。2022年入試まではその点数を1/2して計算します(2023年入試からは変更になります)。大問構成は地理・歴史・公民・三分野総合の形式は20年以上変わっていません。前回解析しました奈良県とほぼ同じ構成となっています。大きく異なるのは奈良県の公立入試は易に対して広島県の公立入試は難である点です。それを踏まえると、高得点を取る時の練習問題として奈良県の問題を活用するのはありですし、同じような難易度を試すなら滋賀県や鹿児島県の問題を活用するといい、ということが分かります。
※注 この総評については、電話帳(全国高校入試問題正解)の短評などを使っていません。
■大問1 考察(以降は限定公開)
それでは早速解析の方を始めていきましょう。今回はどの問題も考察のし甲斐があるためやや長文になりますが、最後までお付き合い、よろしくお願いいたします。
大問1はインドの経済成長率を題材とした世界地誌の問題となります。
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