2021年公立入試の概要

先日のニュースで、2021年に行われる全国公立入試の概要が大体揃いました。
結論から申し上げますと、26都道府県で出題範囲の縮小などの発表がなされました(一部では変更はしていないものの、今後の影響により変更を行うところもある)。そこで、今回は変更があったところとそうでないところの入試対策について話したいと思います。
無料公開です。よろしくお願いいたします。

変更のあった都道府県では

では、変更のあった都道府県については、まずは自分の手持ちの教科書を確認しましょう。そこでどういう単元が範囲から外れているのか、を見ておきましょう。ただし、勘違いしてほしくないのが、私立入試においては変更がない恐れもあるので、受験する私立高校の入試情報は各自確認してください。
過去問についてですが、一通り5年分は最低解きましょう。その上で、他府県で自府県と同じような形式・出題配列があるところは、ぜひ類題演習として解いておくといいでしょう。そのときに、今年範囲から外れる単元については私立対策としてやっておくといいです。

変更のなかった都道府県では

こちらについては従来のやり方で問題なく対応できます。そのため、過去問演習も時間を計って解いていきましょう。できる限り出題形式・パターンを掴んでおきましょう。その時に、記述問題の割合などを見ておくといいでしょう。変更がなくてもあっても、準備はしっかりとしておかないといけません。2学期の期末テストが終わり次第本格的に入試対策を行ってください。その間でも少しずつ仕上げるようにしていきましょう。

出題範囲の縮小があっても……

出題範囲が縮小したとしても、やることは大きくは変わりません。ただ、今回は3か月の休校期間の過ごし方で定着度などが大きく変わるかもしれません。なぜなら、学校の授業進度はいつもよりも数倍速いからです。その関係で、理解が追い付いていない人がいると思います(その対応策についてはこちらにあります)。学習時間の確保も大事ですので、いかに集中して取り組むことができるかが大きなカギになります。
今年は今までにない特殊な公立入試になります。僕らも対策をしっかりと考えないといけないが、もし、オリジナル問題など作成できましたらこちらで有料記事として掲載したいと考えています。よろしくお願いいたします。

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中学社会・日本史講師吉野@予備校講師
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