大学受験共通テスト 過去問と実戦問題集の使い分け

大学受験共通テストは当初の予定通り2021年1月に実施されます。となると、残りの期間は半年くらいしか残っていません。以前の記事でも、通常日程で行われる準備をしてください、と言いましたが、その通りの展開になってます。
では、今日は共通テストと実戦問題集の使い分けについて話します。

今回の記事は有料記事となります。前半部分は使い分けについて、後半で過去問集のおすすめを話します。前半部分は無料公開、後半部分は有料公開です。よろしくお願いいたします。

過去問と実戦問題集の違い

まずはここから話します。
過去問は昨年度までに出された実際の問題です(何年分の収録などは出版社によって異なる)。青本が駿台、赤本が教学社、黒本が河合です。
実戦問題集は、各大手予備校などが過去に行った模試などの問題を収録しています。青本が駿台、黒本が河合、白本が代ゼミ、緑本が東進、Z会はZ会がそれぞれ出してます。
まあ、これについては巷で言われてるごく当たり前の話です。しかし、実戦問題集はそれぞれの難易度が異なるので、自分がどの大学に行くのか、また共通テストでどれだけ取らないといけないか、によってお勧めの問題集が変わります。では、どれを使えばいいか、を考察します(日本史の話なので、他科目については一部異なるものもあります)。

まず、出題形式などを意識するなら、東進や代ゼミ辺りがいいと思います。東進は共通テスト本番を見据えた問題構成なので、全単元を終わらせてなければ好成績はあまり出ません。代ゼミについては模試などを実施してないため、難易度設定が非常に難しいです。
次に、共通テストで7割以上を狙うなら河合がいいと思います。問題文の言い回しなどは私立マークでも対応できるものも多い上、周辺知識なども獲得するにはいいと思います。
最後に8割以上狙うなら駿台、Z会がいいです。河合と比べて問題難度が高いため、早慶レベルの正誤問題でも対応ができます。しかし、初学者が何も考えずに駿台やZ会に取りかかっても意味をなしません。

共通テスト専用の基本問題集を活用

そこで、各大手出版社が出している基本問題集を活用してください。お勧めなのは、一通り通史学習ができる問題集がいいです。例えば、駿台やZ会、河合、赤本(教学社)、旺文社、山川出版社(社会のみ)など色々と出ています。これらの中で何か一冊は取り組めばいいと思います。ここで正誤問題の作られ方やアプローチ法などを掴めるとその後の実戦問題などに役立つと思います。
共通テストだけで終わらせるかた、読み物が必要な方はそれ専用の補助輪参考書を読んでください。
最近では、かんき出版の「共通テストが1冊でしっかりわかるシリーズ」がお勧めです。あとはGakkenから出る「決める!」シリーズなどもいいと思います。ですが、実際に自分で手にとって決めるといいです。わからなければ、現場の先生などに聞くのもいいと思います。勿論、僕のこのアドバイスが参考になってくださると幸いです。

今年の共通テスト過去問集はどれがいい?

さて、ここからが本題です。これらを受けて、過去問集はどれがいいか、ということですが…

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