ロスチャイルドの雇い主ヘッセン・カッセル家はエリザベス女王の先祖

1.はじめに

本日は世界的な大富豪一族ロスチャイルドの雇い主として有名な、ヘッセン・カッセル家が、現在の複数のヨーロッパ王室の先祖であり、エリザベス女王も例外では無いという話です。

2.ヘッセン・カッセル家とは

ヘッセン・カッセル方伯領は、神聖ローマ帝国の領邦国家であり、現在のドイツヘッセン州の一部です。

フリードリヒ2世(在位1760年~)は、ハノーファー朝イギリス王ジョージ2世の娘メアリーと結婚した関係により、1775年にアメリカ独立戦争が始まると、ジョージ3世(ジョージ2世孫)を支援し大儲けした。息子ヴィルヘルム9世(在位1785年~、フランス革命後にはヘッセン選帝候に格上げとなった、選帝候としてはヴィルヘルム1世)は、父の遺産の管理をフランクフルト出身の銀行家マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドに任せ、これがロスチャイルド家の活躍の始まりであった。フリードリヒ2世にはヴィルヘルム9世の他にカール、フリードリヒの2人の息子がいた。彼らの孫クリスチャン9世とルイーゼが結婚し、夫婦の孫に、イギリス国王ジョージ5世、ノルウェー国王ホーコン7世、ギリシャ国王コンスタンティノス1世がおり、そのことからクリスチャン9世は「ヨーロッパの義父」と呼ばれた。

現在のイギリス、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの国王は、フリードリヒ2世の子孫であり、ロスチャイルドの雇い主ヘッセン・カッセル家の血筋が受け継がれています。

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