根性がないとダメなのか〜運命の新宿LOFT編
ー前回までのあらすじー
決戦は新宿LOFTです。当時『ぴあ』やその他雑誌に掲載して頂いたり、対バンが今では大御所の『フ○ファブリック』だったりしてめちゃくちゃ気合い入っていたのを今でも鮮明に覚えています。
その決戦の地、'新宿LOFT'を境に4人の運命がジワリジワリと変わっていくのですが....
初めてロフトのステージに立った時はホンット夢のステージで
『ここからいろんな事がスタートするんだ!』
と思ったのをめちゃくちゃ覚えてます。
対バンもカッコいいし、スタッフさんの雰囲気もイカしてました。
ワタクシは19歳でしたので
『ぅゎ〜大人の世界だ!』
って感じでお上りさんでした笑
ライブは?と言うと150人ほど集まって来れて大盛況!
終わった後もみんな熱い応援メッセージくれたり、対バンの方々に褒めてもらったりとんでもなく光栄な一日でした。
当時グレアムコクソン(blurのgt)がフェイバリットだったので見た目からフレーズから意識しまくって今思えばイタイ奴でしたが自分の中の最大限のロックを表現したつもりでした。
10代の視点をフレーズとファッションとパフォーマンスで出来る限り見て欲しかったし感じて欲しかったのです。
で、大盛況に終わった新宿LOFT。
当然業界関係者からも反応が良かったのですが、結論から言うと我々は全く業界人達にアプローチしなかったのです。
アホか?
と思われるかも知れませんがホントなんです。
当時voのs氏が外交をやっていたのですが我々メンバーに相談する内容が
『○○に会ってきたけど向こうからどうしてもウチで売らせてください!って言うまで待つわ』
とか
『ここで頭を下げたら舐められる』
とか
『飼い殺しにされないように特別待遇で所属出来る様に交渉してみる』
みたいな話ばかりだったので、残りのメンバーは
『そうゆうもんなんかな?』
と思ってs氏に一任してました。
まぁ、今考えると訳のわからん馬骨を誰も誘わない上に、自分らのプランも提示してこない若造には誰も手をあげてなんかくれないっすよね笑笑
しかし当時の我々は全くその事を理解できていませんでした。
待てど暮らせど全く評価されず、アルバイトをやりながらバンドをする日々が続いて行きました。
問題を他責して自分らは特別と錯覚した裸の王様なんかに友達バンドも冷たかったですし、我々も高飛車でした。
そして集客が落ちていきバンドもフラストレーションが溜まるばかりでした。
そんな負のスパイラルの中、とある天気が舞い降ります。
某アニメの主題歌のコンペのお話でした。
そのコンペを巡ってもう一波乱起きるのですが...それはまた次回。
次回は
ー、有名人の仲間入りのフリ編ーをお送りします。
つづく