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根性がないとダメなのか?〜サポート高慶スタートの巻




そんなこんなでセッションがとんでも無く向いてない事も分かり、さてどうして行こう?と思っていた30代初め。
自分のバンドも活動出来ないしなぁ〜...誰かのサポートギターをして腕と経験を磨くか!と思い立ち
とりあえず知り合いのライブハウスのスタッフに連絡しまくりました。
どんなバンドでも良いのでサポートを入れても良い!と言うバンド求ム!と。そして各所でサポートギターをしていく流浪の日々が始まった訳ですが...その辺りを今回お話しします。


ー電話しまくり会いに行きまくりー

とは言え全くどうして良いのか分からず、早速途方に暮れました。
そしてとりあえず色んな方に掛け合って連絡しようと思いました。

ライブハウスのスタッフ、知り合いのミュージシャン、対バンでご一緒したバンドマン...色んな方に


『最近サポート始めたから人手足りなかったら宜しくお願い致します!』

と。

そんな活動をして1週間も経たないうちに連絡を頂きました。
そのバンド名は伏せますが、後に大変お世話になる作家さんが所属していたバンドでした。

そのバンドのサポートをスタートして色んな経験をしていくのですが今思えば右も左も分からないワタクシによく付き合ってくれたなーと感謝しかありません。
ギターは人並み以上に弾ける自信はありますが、所作というかケースバイケース、進行などまったく理解してなかった烏合の衆のはぐれ狼みたいなワタクシをよく使ってくれたなぁ、と感謝しております。

そこでの面白事件は沢山有りましたが、二つ程。

一つ目は『遭難事件』です。
福島にツアーで出かけた際、ライブをバッチリ決めて宿に行く時でした。
タクシーで宿まで向かったのですが、リーダーがかなり手前で降車指示を運転手にしてしまい降りた場所が真冬の誰もいない福島の国道。
しかも吹雪いていて1m先もよく見えないと言う地獄に降りてしまったのです。
映画'八甲田山'みたいな場面を想像し鳥肌ブアー!でした。
なんとか宿に着くもののすっかり酔いも冷め元気の無くなったメンバーはオロナミンCで乾杯し直して床に着くのでした....。

二つ目は

ーヘタレバンドマン事件ー

です。

ワタクシは自身のバンド『elephant69』でライブに明け暮れていた時期に色んな経験をしたのですが、やはりマウントを取ってくる方も少数いました。
とあるライブハウスによく出演させて頂いていた時にとあるバンドの方から

『お前うちで使ってやってもいいよ』

みたいな事を言われました。合わせてバンドのウンチク、バンドの運営の仕方、集客の仕方...ドヤ顔でマウントを取って来たのです。
ワタクシは曲がりなりにも一度メジャーデビューもしていてツアーも経験してます。300人クラスですがソールドアウトもさせてますし、バンドの運営においては'それなりに'自負がありました。
しかし自分の知らない事を教えてくれるのなら、と思って話を伺っていると大した話は出て来ず時間の無駄だな。となる内容でした。
まぁしょーもないバンドマンは沢山いますのでほっておいたのですが、時は経ちとあるバンドのサポートでライブハウスに出向いたところそのバンドマンと再開したのですわ!
こちらは『あ、ど〜も〜』と言った感じでしたが、向こうは妙にペコペコしてます。

あれ?前回マウント野郎じゃなかったっけ?と不思議に思い、こちらの人間に聞いてみた所どうやらそのライブハウス界隈で干されたらしくかなりシメられた...との事でした笑
少々不憫に感じたモノの天罰かな、と妙に腑に落ちたのも事実です笑

そんなこんなでサポートも出来る様にな他のアーティストさんからも呼んでいただけるようになっていった頃、また壁にぶつかるのです。
その壁とは....

fin.

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