根性が無いとダメなのか?〜リハビリ編
ー前回の続きー
バンドを解散して何をしてもあまりやる気が出ない→やる気が出ないから作業が捗らない→作業が捗らないから結果が出にくい
と言った負のスパイラルに見事にハマっていて今思えば闇でした笑
そこで落ち込んでいる毎日の中で幻覚や幻聴と言った症状が出てきたのです。
例を挙げると
○ポストが喋りかけてくる
○壁から顔が出てきる
○脳内に人の声がずっと鳴ってる
みたいな感じです。他には
○人が自分の事を噂してるんじゃないか?と被害妄想が始まる
○惨めな気持ちが抜けない
と言った鬱的な症状もありました。
こりゃまいった。
ホントに参った。
ワタクシは無気力にドンドンなっていくのですが、そんか中でもやはり音楽が好きな気持ちは変わりませんでした。
少しずつリハビリで良いから音楽やろうと思ってバンドをまた始めるのですが...。
ワタクシは映画が好きで子供の頃から暇さえ有れば映画を見てました。
理由は『他人の人生を擬似体験出来るから』です。
ワタクシはバンド解散したあたりはホント病んでしまってなーんもしてなかったのですが、『気分転換』に映画を見始めました。
とわいえただ映像が目の中に入ってくる程度の感想しか持てませんでしたが、それでも気晴らしになってました。
その沢山見た映画の中でラモーンズのドキュメンタリー映画がありました。
その中で『なんでラモーンズを始めたのですか?』と言ったインタビューがあり、メンバーの答えが『自尊心が欲しかった』だったのに激しく共感しました。
自尊心。
当時意識した事もない意識でした。
自尊心
ふーん、自尊心ねぇ。
って感じで思いめぐらせ、やっぱりバンドをやりたいな、今度は楽しめたらそれで良いや。
と『リハビリ』感覚で始めたのがワタクシのバンド
『elephant69 』
の始まりでした。
スタジオでデカイ音出せたら楽しいし、仲間とわいわい曲作るのも楽しいし、本来楽しい事なハズだから楽しむ事を思いだそう、思い出せたらまたなんか変わるかも。
と、思ったのを今でも覚えてます。
そして仲間を集めて
毎週二曲作る
をモットーにスタジオに入り始めました。
わいわいわいわい、今まで無かった感覚のリハーサル。
結果を特に求めないリハーサル。
ん〜マンダム。
楽しい時間でした。
少しずつメンタルも回復してきて生活自体も上向きになってきました。
そんな生活を1年程したのちに、我々の初ライブが下北で決まりました。
お〜
初ライブ!
と意気揚々と練習に勤しむのですが...次回は下北でのワタクシの初ライブの模様をお届けします。
fin.