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Amazonの危険物審査とSDS(安全データシート)の攻略方法
どーも!たかはしゆーたです!(*´з`)
なんだか最近(2024年7~8月執筆時点)
よく見聞きするAmazonでの
急な危険物審査による出品停止。
![](https://assets.st-note.com/img/1722502674702-ewODhts4PQ.jpg?width=1200)
僕のクライアントさんも数名
ほぼ同時タイミングで
巻き込まれておりました(^^;
特に、
引火性が疑われる液体や
それらを原料に使用した商品に多い傾向が
ある気がしてます。
この「危険物審査」とか「SDS」とか
Amazonからのメールにある文字見ると
ギャー!ってなる方、いるんじゃないでしょうか?w
という事で、今回のテーマは…
・Amazonの危険物審査とSDSの攻略方法
こちらをお伝えしてみたいと思います!
![](https://assets.st-note.com/img/1722500941637-vfiVNnFiYF.jpg?width=1200)
1.Amazonでの危険物とは?
![](https://assets.st-note.com/img/1722503330649-dLk4yWbqI5.png)
結論、この危険物審査の通知が届いても
焦ったりアカウント閉鎖を危惧したり
不安にならなくて大丈夫です!
審査に通過できなければ
販売できないだけなので(笑)
とは言え、Amazonセラーとして
まずはAmazonのFBA販売時に
「危険物」として判断される商品を
しっかり把握する事は大事です。
一言に「危険物」と言っても
色々あるんですよね。
その辺り、Amazonさんも
公式に資料を用意してくれてます!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
■Amazon危険物マニュアル
https://s3.amazonaws.com/JP_AM/su/376.pdf
納品方法とか、細かい危険物の仕分けや
出品可否などもまとまってるので
詳細はコチラでご確認ください!
簡潔にお伝えすると、
僕らがAmazon販売をする中で
危険物審査が入るおおよその場合の危険物は…
・毒性・爆発・発火の可能性を含む
商品に対してになります。
そして、その危険物審査を
突破する際に必要になる事が多いのが
SDS(安全データシート)です!
2.SDS(安全データシート)が必要な場合
![](https://assets.st-note.com/img/1722503948830-R66qbESiHI.png)
■SDSとは?
SDSとは
・Safety Data Sheet
・製品安全データシート
と呼ばれる、化学物質や製品に関する安全情報を提供する文書です!
具体的な内容としては…
【製品名と製造者情報】
どの会社が製造しているか、連絡先など。
【危険有害性】
その化学物質がどのように有害か、どのようなリスクがあるか。
【応急処置】
事故が起きた場合の対処法。
【取り扱いと保管】
安全に使うための方法や保管方法。
【個人保護具】
使用時に必要な防護具(手袋、マスクなど)
主にこの様な情報が記載された
安全に化学物質やそれに準ずる製品を取り扱うために必要な情報を提供し、事故を防ぐための重要な資料です!
これをAmazonさんは、危険物の可能性がある商品に対して
「SDSを出したまえ!」と
突然物申してくるわけですよねw
しかも、カタログ作った直後とかならいいのに
ある程度売れ出してから
後出しジャンケン的に連絡してくるの
ホント勘弁してほしいですw
■SDSの入手方法
さて、このSDSの入手方法なのですが
・取引先メーカーさんや製造元から入手
・代行業者に制作を依頼する
・自力で頑張る
主にこの3パターンです。
それぞれ解説していきます!
━━━━━━━━━━━━━━━
・メーカーさんや製造元から入手
━━━━━━━━━━━━━━━
この方法が一般的です!
これ、メーカーさんや製造元が
指定化学物質または指定化学物質を
規定含有率以上含有する製品を扱う場合
必ず取得しておく義務があります。
もう少し具体的にお伝えすると
それらの該当商品を
国内の他の事業者に譲渡・提供する時までに、
その物質の危険性・有害性を評価して、
その安全な取り扱い方法を伝えるために、
提供しなければならないのです。
つまり、基本的には
「SDS持ってないとダメよ」
なんですよね。
(該当商品に対して)
もちろん、該当商品の扱いの無い
メーカーさんや製造元は
その限りじゃないです!
(食品メーカーとか工芸品とか)
※詳しくはコチラ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/law/msds/msds.html
なので、基本は取引してるメーカーさんや製造元に
「ちょーだい」と相談したらもらえます!
もしもらえない場合は…
上記の説明をして取得してもらいましょう!w
━━━━━━━━━━━━━━━
・代行業者に制作を依頼する
━━━━━━━━━━━━━━━
これはあまり無いですが
もしメーカーさんや製造元から
もらえなかった場合は
選択肢の一つに入ってきます。
もし、代行業者に依頼する場合
・成分に関する情報資料
・商品名や製造元に関する情報
これらが必要になります!
厄介なのが
「成分に関する情報資料」
だったりします。
例えばフレグランス商品などの場合は
どんな化学物質や芳香成分が入っているのか?
【成分分析】を行う必要がある場合もあります。
その場合、それなりの検体量や
分析依頼費用などコストもかかりますし…
納期も1ヵ月くらい
必要だったりします。
もちろん、このような
情報資料を取引先が持っていれば
その情報を元に代行業者が
SDSを作ってくれますが…
もしSDSをもらえない場合は
時間とコストを覚悟する必要があります!
━━━━━━━━━━━━━━━
・自力で頑張る
━━━━━━━━━━━━━━━
これは前述の
「代行業者に依頼する」とほぼ同じで…
情報資料が無い場合は
自力で取得が必要ですし
SDSの書式に沿って
自力で作成するのは正直キツイですw
でも、実は僕1回だけ自力でやりましたw
![](https://assets.st-note.com/img/1722505378115-y8NapUzAUw.jpg?width=1200)
この時、
危険物審査が入った商品は
SDSが本来必要のない商品で
メーカーさんも資料が無い状態だったんです。
なので、調べに調べて
1週間くらいかけて作って
ダメ元で提出したらクリアw
この経験があるので
どんな記載が必須で
どんな時が却下されるのか?
分かるようになったんです。
それをこの後、解説していきます!!
(にしても、よくやったなぁw)
■こんなSDS(安全データシート)はダメ
という事で、
どんなSDSがダメなのかというと…
・書式が正しくない
・情報の不備がある
もう、ほとんどこのパターンですw
例えば、本来16項目必要なのに
10項目くらいしかなかったり…
商品の仕様上、検査不可だったり
検出されなかった情報欄に
記載が無かったり…
(その場合「該当なし」と記載がルール)
ホント、そんな事で却下されるんですよね。
たまーーーーーーに、
そういうSDS(的な物)を
出してくる企業さんもあるので
ご注意を!w
■審査に通るSDSはコレ
じゃあどんなSDSなら
審査通過するのか?
①過去5年以内に作成または更新されたSDS
②Amazonの商品名とSDSの製品名が一致している
③Amazonの特商法情報とSDSに記載の会社情報が一致している
④規定通りの16項目で構成されている
コレです。
1つでも不備があれば通りません。
特に多いのが②と③です!
SDSの内容には不備が無いのに
この部分の不一致で
ずっと審査が止まってる事がよくあります!
僕がサポートして解決した中で
この事例が一番多いかもです。。
その1つの事例をご紹介します!
3.SDS安全データシート)突破事例
![](https://assets.st-note.com/img/1722508403959-CYtt92CwwG.png?width=1200)
そんなワケで、前項の突破パターンを
実際のクライアントさんの事例を元に
紹介していきます!
(1)売れ行き順調だった商品に突然、捜査のメスが…
![](https://assets.st-note.com/img/1722508483810-1axUOec5ZN.jpg?width=1200)
(2)たかはしがSDSを確認するも内容は大丈夫そう。
そして、思い当たる節(赤枠内)が…
![](https://assets.st-note.com/img/1722508571251-s5PHxG6ZSC.jpg?width=1200)
(3)そして回答が…!!
![](https://assets.st-note.com/img/1722508616869-PZtq3WbYnw.jpg?width=1200)
(4)たかはし、思わずこの反応w
![](https://assets.st-note.com/img/1722508647109-Ims7gEY7PZ.jpg?width=1200)
(5)そして復活、魂の納品へ。
![](https://assets.st-note.com/img/1722508673674-FYw4yzCq2x.jpg?width=1200)
(6)念のため、今後のために答え合わせ
![](https://assets.st-note.com/img/1722508702876-qskwzlSkmC.jpg?width=1200)
こんな感じで無事解決しました!
SDSの内容が正しくても
Amazon的に不備があると
却下されてしまうので…
この事例を元に
是非ご参考くださいませ!
4.まとめ
![](https://assets.st-note.com/img/1722508766657-l4J2qh4G0E.png?width=1200)
そんなワケで今日は
・Amazonの危険物審査とSDSの攻略方法
というテーマでお伝えしました!
「危険物審査」とか「SDS」とか
ちょっと過剰反応しちゃう方も
いると思うのですが…
冒頭に書いた通り
正しい対処方法を
正しい手順で踏めば
不安になる必要はありません!
この様な抜き打ちチェックが
突然Amazonから来ても
慌てずに対処しましょう!
こんな感じでこれからも僕からは
【物販×マーケティング】的な事をテーマに…
日々自社ブランドでやっている事や
ちょっとした気づきのアウトプットなどを
書き残していけたらと思います!
ぜひ、また読んでいたただけたら嬉しいです!
それと、自社ブランド運用や
国内OEMなどに興味がある方に
全体像や攻略法がわかる2時間ほどの講義動画を
こちらで公開しています!
■たかはしゆーた@差別化物販公式LINE■
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
![](https://assets.st-note.com/img/1722508873186-J9NXeQwHIE.jpg?width=1200)
因みに、特典動画長いのでw
必要な部分だけ早送りして見ていただけたら
何かヒント見つかるかな?と思います!
そして、日々の小さな気付きは
X(旧:Twitter)でも発信してます!
■ゆたを@メーカー直仕入れ×現役マーケター
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
![](https://assets.st-note.com/img/1722508873211-p3ymQ9r9PT.jpg?width=1200)
それでは長々と最後までお読みいただき
ありがとうございました!
またお会いしましょう!(∩´∀`)∩
(他の皆さんの記事も楽しいから見てね!)