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【無料で海外旅行に行く方法】海外で仕入れて国内で売って、旅費以上に稼ぐことはできるのか?

いよいよ本日ハワイ・ホノルルに飛びます、リピスタ神です、こんにちは。

この記事は3日時点で書いたものを、4日出発前に公開しています。

ハワイとの時差は19時間ありまして、日本時間に5時間足して、1日巻き戻す計算がわかりやすいです。

なので、日本を21時くらいに離陸しても、現地に到着するのは同じ日の午前10時くらいなんですよね。ちょっと得した気分ですが、結局帰国する時に巻き戻されるのでお得でもなんでもないという。

ハワイ滞在中もYouTubeラジオは更新する予定にしていますので、現地から毎日何らかの最新情報をお届けしたいと思います。


海外旅行先で買い付けた商品を売って稼ぐ

さて、一昔前はパリに出かけてルイヴィトンなどのハイブランド商品を免税で買い付け、それを日本に持ってきて販売して利益を得る、みたいなことを繰り返している人たちがいたそうです。

円高時代だったからできたことなのか、真相は定かではありません。

ヴィトンはパリ、グッチはフィレンツェ、プラダはミラノと、ヨーロッパ各国、各都市を渡り歩き、日本人に人気の財布やバッグを仕入れて販売することで、無料で海外旅行も楽しめて、さらに儲かる、みたいな世界。

今は円安時代になっていて、また税関の対応も厳しいものになっていますから、大量の商品を買い付けてきたとしても、個人のお土産レベルで免税扱いとするのは難しく、商売としてはあまり旨味はないのかもしれません。

こうした海外で買い付けて日本で売って稼ぐという考え方は、あくまでも「交通費・宿泊費すべてを経費として考えたときに儲かるのか?」という計算です。

エコノミークラスで往復、滞在費1日1万円程度のホテルに宿泊、という前提でも、それなりに経費はかかってきますし、仕入れて売って儲かるにしても限界があります。

僕らポイントせどりをやっている人間が、そうした世界、つまり

海外旅行を楽しみながら、さらに現地で仕入れたものを日本で売って稼ぐ

ということは実現可能なのかどうか。

本来は経費として計算しなければならない、航空券とホテル、この2つを実質的に無料で、手出しゼロで実行することができる僕らならば、ワンチャンめちゃくちゃ儲かる輸入ビジネスができるのでは?

ふと、そんなことを考えました。

ポイントせどりから派生して、輸出や輸入に興味を持っている人も多いと思いますので、本日は参考までに僕なりに調査した「海外買い付け個人輸入ビジネス」についてシェアさせていただきたいと思います。


仕入れ場所はヨーロッパ以外にもたくさんある

海外旅行を楽しみつつ、さらに現地で商品を仕入れて、日本に持ち帰ってきて販売するという商売を考えるとき、まず最初に「どこで何を仕入れるのか?」ということを考える人が多いと思います。

ですが、そもそもそれ以前に、輸入という商売にはいくつかの難関が待っていました。


ハードル1:法律

海外の製品を国内に持ってきて販売するという場合、個人的に一番重要と考えるのは法律です。

最悪、違法なことをして犯罪として認定され逮捕起訴されるという可能性も否定できません。

ただ純粋な気持ちで仕入れて売って稼ぎたいということだとしても、法律を犯したあとに「知りませんでした」では済まされないですからね。

代表的なものに薬機法や食品衛生法がありますが、家電ではPSEマーク、その他国内の法律に基づく規制など調べることは盛りだくさんです。

それらを無視して輸入したものを販売することはできませんから、法律的な知識武装は必須の準備となります。


ハードル2:偽物問題

中国をはじめとするアジア諸国から仕入れる場合、当該商品が偽物かどうかという点も注意が必要です。

現地で「偽物」として扱われていないものだとしても、商標権の問題などで正規に権利者から認められた製造物ではない可能性もありますし、それらを日本国内で販売する行為が違法というケースも多いです。

キャラクター商品、メジャーブランド商品などは特にこの点注意して確認したいところです。


ハードル3:税金

海外旅行に行った際に購入したお土産に対して、わざわざ関税を支払ったという人はいないと思います。

個人消費の範疇であれば、現地の税金も免除されるのが通常ですし、また国内にそれらを持ち込んだとしても輸入関税がかかるということはありません。

韓国やヨーロッパなどで高額ブランド品を購入した際、VAT(付加価値税)を還付する手続きをしますが、それがタックスリファンドです。

個人で一定金額以上の買い物をした際に書類手続きすることで、海外現地の税金が還付されるため、結果的に安く買い物ができた、ということになるわけですね。

手続き方法に関しては各国で異なるため詳細は省きますが、税金が一部還付されて戻ってくるから安く買い物ができる、その差分が個人による輸入仕入れ→フリマ・ヤフオク販売の利益の源泉であることは間違いありません。

しかしながら税金というのは複雑なルールがありますし、入国の際に荷物を開けられて、商品について指摘され、予想以上に関税を取られてしまって大損なんてことも大いにありうる話です。

一般的には、お酒、たばこ、香水といった空港の免税店で販売されているようなものにも重さ、大きさ、金額の制限がありますし、

またお土産だとしても、累計20万円を超える商品や明らかに個人の利用用途を超えるであろう「販売目的の商品」とみなされる場合には、その商品代金全額に対して課税されることがあるようです。

1点あたりが安い商品(単価1万円以下)であればすべて免税扱いになるようですが、詳しくは税関のホームページをご確認ください。

参考リンク:税関・海外旅行の免税範囲


具体例:韓国編

表面的な文字情報だけを羅列していてもイメージがわかないと思いますので、ここから少し具体的な商品を見ながら利益が残るのかどうかを一緒に確認してみましょう。

まずは日本からもっとも近い海外ということで大人気の韓国からの輸入です。

リサーチ方法としてはシンプルに、メルカリやヤフオクで「韓国限定」というキーワードで検索して出てくる商品を全頭サーチとしてみます。

12月3日時点で確認したところ、ざっくりと確認しますと、韓国アイドルに関連したグッズの他、

・スタバ
・サンリオ
・ノースフェイス

といった複合ワードの検索結果が上位を占めるようです。

韓国限定+各キーワード候補が参考になります

次に「韓国限定、スタバ」による検索に加えて「売り切れ」という絞り込みで検索した画面が以下になります。

ボトル、タンブラー、キーホルダー(チャーム)といった、季節限定ではあるものの、誰でも新品で仕入れできそうな商品が確認できますね。

さらにここから、限定品の中で仕入れしやすそうなタンブラーに絞り、以下の商品を見てみます。

11月1日発売、韓国スタバ2024限定商品です

メルカリ販売額が7500円、手数料10%として750円、送料がおよそ500円程度?とすると手残りは6250円前後。

韓国でこれがいくらで買えるのかリサーチしたところ、5000円程度ということがわかりました。(もっと安いかもしれませんが

7500円で売れる前提で、おおむね1点販売して1000円強儲かるくらいでしょうか。

回転がどんなものか、消耗品でもありませんし、正直あまりバシバシ売れるものではないとは感じました。



これをどう見るか?

現地に行く前に「限定品や人気商品を仕入れできるのか?」のリサーチ作業。

さらに、現地に行ってから在庫があるのかどうかのリスク。

現地で仕入れできたとして、それらを国内に持ってくるという労働。

1点販売で1000円程度の利益として、旅行先で何時間使えば旅費の元が取れるのか?

そこを突き詰めて考えていくと、旅行は旅行として楽しむと割り切って、あくまでも自分のお土産プラスアルファで仕入れてきてメルカリフリマで売って小銭を稼ぐ、くらいの感覚で取り組んだほうが心も体も楽に続けられるかもしれません。

韓国に行ってガッツリ仕入れてガッツリ売って稼いでやるぜ! というスタイルよりも、

韓国旅行2泊3日にかかる経費が5万円として(ツアー代金は平均5~7万円程度)、現地の食事やショッピングを楽しみつつ、さらにお土産に加えて販売用のものをいくつか持ち帰る。

その結果、1~2万円は回収できたということであれば、まあ悪くない時間とお金の使い方ではないでしょうか。

単純に韓国に遊びに行く、食べに行くというだけではなく、推しアイドルのライブに行くとか、何らか別の目的があるのならば、一石二鳥、三鳥にもなってより充実の時間を過ごすことができそうです。


マイルやマリオットポイントを使った滞在なら無料

費用の発生するツアーではなく、マイル利用による航空券手配+マリオット系列ホテル宿泊という選択ができるならば、それらもほぼすべて無料ですから、稼げる旅行になるとは思います。

ソウル中心部にも多数のマリオット系列ホテルがありますし、最安1泊15000ポイント程度から泊まれるので、コスパも良い環境です。日程によってはもっと安いこともありそうですね。

ソウル中心部のマリオット系列ホテルはこんなにある!


上記のメルカリに掲載された商品の評価については、あくまでもネット上で調べた内容であり、実際に僕自身が韓国に行って仕入れたわけでもありませんから責任をもって断言できるわけではないのですが、

それでも個人的には、上記商品以外にも、韓国限定+ノースフェイス、韓国限定+サンリオの商品も見てみたところ、結局似たような感じであって、労力に見合うかと言われれば「たっぷり利益を出す輸入ビジネス」というのには程遠い世界なのかなという印象でした。

もちろん韓国が大好きで、推しのアイドルを応援するついでに、みたいな感じで毎月何度でも行きたいということであれば、それはそれでアリな動き方だと思います。

仕入れて売って利益を出すのは、あくまでも“ついで”であって、本来の目的を達成しているわけですから、それで十分満足ですよね。

韓国だけではなく、ヨーロッパでの高額なハイブランド商品の仕入れについても、だいたい似たような感じになるのかなと予想しますが、

いずれにしても「海外旅行を楽しみつつ、現地で儲かる商品を仕入れて日本で売って旅費全額カバー」みたいな作戦は、正直かなり過酷なのかなと感じました。

マイル+マリオットという作戦だとしても、事前調査や現地での店舗仕入れにかかる行動、時間制約といったところを踏まえると、旅行を楽しむ余裕はあまりないのかもしれません。


アメリカのホリデーシーズン仕入れはアリ?

ロス近郊デザートヒルアウトレット
アメリカで人気のアウトドアストア「REI」もホリデーシーズンはセールラッシュ

2019年頃、僕も実際にこの時期、11月末~12月頭あたりのホリデーシーズン、アメリカ西海岸(ロス~サンフランシスコ)界隈でノースフェイスやコーチといったブランド製品をたくさん仕入れてきた経験があります。

それらはすべてヤフオクで売りさばくことができましたし、基本的には利益にはなりましたが、やはりそれでも旅費を全額カバーするには至りませんでした。

また何より現地での滞在時間のほぼすべて、運転、仕入れ、価格調査などに費やされ、まったく旅行を楽しむ感じでもありませんでした。

そうした経験からも、あくまでも海外旅行は旅行そのものを楽しみつつ、自分のお土産を買うついでにちょっと販売用も買ってみる、ちょっと経費回収出来たらラッキー、くらいの緩さで取り組むのがいいのかなと。

この話題、一応過去の僕の経験と、2024年現在のネットの情報のみを調べた結果としての記事になりましたが、さらにこの先、韓国やアメリカなど、今現在、現地で実際に行動してみたらどうなるのか、というところまで追跡調査したくなりましたので、

まずはこの後すぐに行くハワイで現地調査をするつもりですし、また来年以降、2025年か2026年か、いずれどこかのタイミングで韓国にも行って調査してみたいと思います。

ではまた!

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