『新月の願い事』『宇宙元旦』は、いつから始まったのか?/2023年マンデン図【西洋占星術講座mini】
皆様こんにちは!占い師のミライです🌌
先日、娘が小学校を卒業しました🌸子供ら含め、誰一人泣いてないのに、泣いた‥(笑)
皆さまも色々な別れや始まり、ありましたか??
さて、私が占い師を再開してからまる4年、占星学講座を開始してからまる2年が経ちました!✨
ひとえに、お客様に支えられ続けたお陰だと、しみじみと実感しております。今後も精進いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、今日のお題は、いま流行っている『新月のお願い』『宇宙元旦』について。合計5000字。長いよ!長いので前編後編に分けます。
お時間ある限り、お付き合いくださいませ。。
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12星座占いが正直当たらない
私が西洋占星術を学び始めた25年前頃は、書店の占いコーナーには、それほど『月星座』や『月の〇〇』みたいな本は、今ほどには、なかったはずなのです。
なんで最近の西洋占星術界隈はずっと、月月言っているのか?
私は疑問があるので、考察していきます。
まず、月星座占いについてですが、12星座占い(太陽がある星座でみる占い)が、当たっている気がしないから、月星座占いが流行ったのかなと思います。
星座占いの歴史に関してはこちら↓
確かに、月の星座(正確にはサインと言います)の影響は、太陽の星座の影響よりも強力に、その人の人格に左右しますから、より『当たっている感』が出てくるのだと思います。
『新月の願い事』の、元ネタ
現在に続く、『新月にお祈り』の流行が流行り始めたのは、この本(新月のソウルメイキング)が元ネタで、2003年の本なので、当時の私が目にしていなかったわけです。
★新月のたびに願い事をリストアップして、願いを叶える習慣が日本で広まったのは、本書から!
★既存の占星術の枠を超えた洞察で、世界中から高い評価を得たジャン・スピラーのロングセラー本!
この著者は、アメリカの占星術師とのことですが、著作物以外の情報が、私には見つけられませんでした。(研究内容があればおしえてください。)
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西洋占星術の歴史って、どちらかというと占いというより天文学みたいな感じで、日本で言う弥生時代からあるわけなのですが、いつから新月満月にお願い事をするものになったのかというと、大きなきっかけはここからになります。
ちなみに、西洋占星術が発祥した古代バビロニア(今でいうイラク)では、金星や木星の動きを観察した結果から、図形を使用した計算式で動きの予測を出していた(驚!)。ピタゴラス生誕よりも1000年前に。
この手法がその後出てきたのは14世紀ごろ(日本は室町時代)。
古代人っていうと、呪い事(まじないごと)ばかりしているイメージですが、よほど頭を使っている気が‥する‥💦💦
バビロニアのシュメール人が金星や木星も観察していたように、
本来の西洋占星術の姿は‥月だけではない。
月は『地球の衛星(木星で言えばエウロパ・イオ・ガニメデ等と同等)』。
太陽は『太陽系唯一の、自ら光を発する恒星』。
水星から冥王星は『恒星の周りを回る惑星』。
全部使って占います!
『でも、新月満月のお願いはバッチリ効果あるよ!』
次のブログでは、少し西洋占星術界隈から外れた内容になりますが、そのヒントを探ってみます。こちらからどうぞ!
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《余談》宇宙元旦について/2023年マンデン図
春分の日を『宇宙元旦』と呼ぶことについてですが、これまた、私が学び始めたころにはない表現になります。調べてみたところ、西洋占星術ではなく、スピリチュアル界隈のことのようです。
春分の日は、国の運気を見る『マンデン占星学』で重要な日で、その国の約1年の動向を見るのに、きっちり春分の日(太陽が牡羊座の0.0度に来る時刻)/首都でホロスコープを作成します。
ちなみに効力は、きっちり春分ではなく、すこし前後にも影響すると読みますから、『春分が来た!宇宙始まったおめでとう!』という感じでは、ありません。
ついでなので、久々に、マンデン図を読んでいるのを少し書いてみたいと思います。
ちなみにホロスコープの読み方は、個人の運などを読む『出生占星学』と、少し違います。(あまり細かいことまで読もうとしないのがコツ)
2021年からずっとアングルにキロンがありますね。
23年はASCにあり、そこに木星が加わります。
そして、12ハウスに天体の集中があります。
マンデンの12ハウスは、『その時は曖昧で、解決策がわからない、敵が見えてこない問題』のイメージ。どの敵と戦ったらいいのか、いまいち話がまとまらず、絞り切れないような。4月の統一地方選でも、争点をどこにしたらよいのか?みたいな?
ASCに木星というと、ラッキーなのかな?と思うかもしれませんが、そうではなくて、『楽観的すぎる』。
いろいろ、国のやり方が『ツメが甘い』『問題先送り』な感じになるのではないか?
日銀総裁も変わりますが、その道のプロであったとしても難しく、いまの物価高に対して景気対策として緩和政策を取り続けて(ASC木星的な部分)、現状物価だけが上昇し、回復をともなわないということも起こるかもしれませんね。(皆わかっていて、総裁になりたがらなかったのでしょう)
書いていたら、今の国勢を見ていて、なんとなくしっくりくる感。。
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あと、あまり知られていないのが、マンデン図で、その年の気候の概要が予測出来る事です。(過去に何度か当てている部分です)
次の春分図までは、おそらく、結構雨や雪が多いのではないか?
夏はじめじめがさらに多くて、冬も、普段降らない地域にも雪が降ったりとか、あるかもしれません。