日本手酌振興会というものについて
お酒を自分のペースで飲みたいのに、やさしい先輩が「まっ、一杯やりなよ」、あるいは後輩が「どうぞどうぞ」などといいながら・・・。そうしてお酌をされることがどうも好きでなかった。
「私、日本手酌振興会の会長で」と言ってみたら、意外とウケた。
そんな思い出があったので、2012年4月に日本手酌振興会というページをFaceBookに作ってみた。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100046443355728
もともとずぼらな私なので、ほぼ何もしなかったのだけれど、2028年11月にはこんなことを書いた。
会則はなし。
酌をされることを拒まねばならぬのではなく、
お酌をしてくれる仲良しに、
「いいんです。日本手酌振興会の会員ですから」
と微笑んで説明してみてください。
人に酌をすることも禁じるものではありません。
賛同される方はいいね! を押してください。
静かにじわじわと、冗談が通じればいいなぁ。
2019年4月にはこんなことも投稿した。
日本手酌振興会の活動を、具体的にするために、
「手酌通信」をスタートさせることにします。
不定期であること以外は、
形式や方法はまったく決めていません。
イベントなんかもできればいいかな。
酒造メーカーの皆様の協賛などいただければありがたいです。
今、気が付いたのだが、この「手酌通信」はnoteに投稿していた。
https://note.com/koujiroh/n/nd7cbf8c5d6e6?fbclid=IwAR0YuYbDFGpL0GL_WLWkCV16zlXOoBAtn7JH1h_UMulyWUxTSSwLTIFtO8U
読んでみると意外とまじめだ。協賛依頼までしている。
でも手酌通信に続編はなく、今のところこれだけで終わっている。
会員は2019年6月現在では11名。
そんな手酌振興会に、2021年7月、噺家の三遊亭ときん師匠から突然「日本手酌振興会のTシャツを作るので販売しても良いか?」という連絡をいただいた。
もちろん師匠とはお会いしたことなどない。これぞインターネットの力だ。
そしで師匠のデザインによるTシャツが、Tシャツトリニティから世に出ることになった。
https://www.ttrinity.jp/product/7934188#23
https://www.ttrinity.jp/product/7934194#33
それから2年。また師匠からメッセージがきた。
「デザイナーの綿谷羊太郎さんと話をしたら、手酌振興会のTシャツを作ってくれるというのだけどいいだろうか・・・」
もちろん快諾。
綿谷羊太郎さんとはお会いしたことはなく、知っているのは、師匠と中華屋さんで瓶ビールを飲んだ際に、「瓶を抱えてお酌させない立派な日手振(筆者注:日本手酌振興会の師匠による略称)です」とのことだけ。
というわけで、Facebookで友達申請をさせていただきつつ、綿谷さんのWebサイトを見たら、あら素敵。
https://loosecoolwool.com/
そして翌日にはTシャツトリニティで販売開始となった。
ぼくにとっては、なかなか楽しい出来事で、会員のみなさま、三遊亭ときん師匠、綿谷羊太郎さんのおかげで、ちょっと幸せな気持ちになっている。
Tシャツは1枚買いたいし、師匠の落語も聞きにいかないとね。