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自叙架空#164
ある日綱吉公がとんでもない御触れを出した
生類憐れみの令と言って、犬、猫、鳥などの動物を保護し、殺したり食べたりした者には厳しい罰則があるというもので、私が住む村の住民は食べる物が減ってしまうので大変だと大騒ぎしていたが、私はそんな御触れなど全然気にならなかった
私は元々動物の肉は食べず、口にするのは野菜や穀物や『近隣の住人』で、昨晩鍋で野菜と一緒に煮込んで食べたのも、隣村の村長の四女の『おかよちゃん』なのでとくに問題はなく、『おかよちゃん』を全部食べ終わったあとも近隣の村にはまだまだたくさんの『食料』が生息しているため、綱吉公が御触れを出したからと言って私の食生活に影響がでることはまったくないのだ
コウ