見出し画像

Vivado 2020.1

Vivadoの新しいバージョンが公開されました。

2020年度一度目なので2020.1。いつも通りの名前です。

https://japan.xilinx.com/support/download.html

新機能については下記ページにあります。

https://japan.xilinx.com/products/design-tools/vivado/vivado-whats-new.html

個人的に気になったのは2点。

・Address Editor による完全なクロスプローブ環境

・パーシャル リコンフィギュレーション (PR) 関連のすべての既存 IP は、Dynamic Function eXchange という名称の同等 IP に置き換え

アドレスエディタは、どうでしょう。ソフトに絡むところなので、あまり手を加える場所でもありませんが、その分、「一般的な設定値」が分かり難かったりします。

慣れないと、知らない間にアドレスが変わっていたり。

少しでも見やすくなってくれているとうれしいです。

パーシャル リコンフィギュレーションの数年前はかなりの特殊機能で、使いたいと思っても、まともな情報が出て来ない秘密の機能でした。

年々、敷居が下がってきた結果、Dynamic Function eXchangeに置き換えになるようです。

これは動作中のFPGAから、一部の機能ブロックだけを別の機能に置き換える、というもので、機能を選択式にすることでFPGA全体の容量を削減することが出来るという効果があります。

置き換えるブロック(機能ブロックというよりも、配置するための物理的なブロック)を指定する必要があったり、共通ブロックと、置き換え用の機能ブロックを一つ一つコンパイルする必要があったりと、かなり上級者向けの機能という印象が残っています。

Dynamic Function eXchangeへの置き換えで、少しでも使い易くなってくれているとうれしいです。

今回もwebインストーラが前面に出ていて、Windows版は66M、Linux版は116Mの容量となっています。

全部入りのファイルだと35G。全部入りってネットを直接繋げれないPCにインストールしたいときのファイルという認識だったのですが、いつの間にかDVDでも入りきらない容量になってますね。

最近の自宅勤務の絡みで、最新版を入れようとギガ死する人が出ないことを祈るばかりです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?