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核融合発電とは?核融合発電の起業事例・関連株・ETFを紹介
◆youtube動画
◆この動画の目次
●AIと核融合の関係と必要性
●核融合はなぜ必要?何がすごい?
●核融合は原子力発電と何が違う?危なくない?課題は?
●最新の核融合ニュース
●スタートアップ事例
●投資可能な企業とETF
●感想
◆AIと核融合の関係と必要性
• 2030年: AIによるデータセンターの電力需要が世界的に2倍以上に増加
• 2035年: 半導体産業の成長に伴い、電力需要がさらに拡大
• 2040年: AIとデジタル技術の進化により、世界的な電力需要が2020年比で約160%増加
• 2045年: 新たな省エネ技術の導入により、電力需要の伸びが緩やかになる可能性がある
◆核融合はなぜ必要?何がすごい?
• エネルギーがたくさん作れる
燃料1グラムで石油8トン分のエネルギーが出る(800万倍の効率)
少ない燃料で大量の電気が作れる
→世界のエネルギーを石油に換算すると2021年140億トンの利用、実用化されると17万トンの石油で足りる(全世界のエネルギー供給を支える可能性)
• 燃料が無限にある
海水から燃料が取れるので、なくならない(※1)
石油や石炭と違って、いつまでも使える
• 地球にやさしい
二酸化炭素を出さないので、地球温暖化を防げる
危険な放射性廃棄物もほとんど出ない
• 安全
事故が起きても、すぐに反応が止まる
原子力発電のような大きな事故の心配がない
• 未来のエネルギー
宇宙船や惑星探査にも使える可能性がある
人類の未来を支える新しい技術
• 国際協力
世界中の国が一緒に研究している
みんなで力を合わせて、難しい技術に挑戦している
◇※1┃海水からどうやってエネルギーを作る?
●海水は大量にあるので、実質的に無尽蔵の燃料源となる。
●重水素は海水中に約0.015%含まれている。
●海水から重水を分離し、電気分解で重水素ガスを得る。
●電気分解を繰り返すことで重水を濃縮できる。
●1kgの重水から200gの重水素が得られ、38,000MWhのエネルギーを発生する。
●重水の生産に必要なエネルギーは57MWhで、発生エネルギーの約1/700。
●三重水素はリチウムから生成し、リチウムも海水から抽出可能。
●海水から燃料を得るので、化石燃料と違い枯渇の心配がない。
●長期的かつ安定したエネルギー供給が可能になる。
◆核融合は原子力発電と何が違う?危なくない?課題は?
• 仕組みの違い
核融合: 軽い原子をくっつける
原子力: 重い原子を割る
• 燃料の違い
核融合: 海水から取れる水素
原子力: ウランなどの希少な鉱物
• 安全性
核融合: 事故が起きても勝手に止まる
原子力: 事故が起きると危険
• 放射性廃棄物
核融合: ほとんど出ない
原子力: 長期間保管が必要な廃棄物が出る
• 環境への影響
核融合: 二酸化炭素を出さない
原子力: 二酸化炭素は出さないが廃棄物の問題がある
• 課題
とても高い温度(1億度)を作る必要がある
長時間反応を続ける技術がまだない
大きな装置が必要で、コストがかかる
• 実用化の時期
まだ研究段階で、2050年ごろの実用化を目指している
◆最新の核融合ニュース
●2024年に日本が核融合発電を開始する予定。
●核融合は太陽がエネルギーを作る仕組みを再現する技術。
●日本は60年以上核融合の研究を続けている。
●2023年12月1日に初めての試験運転が成功。
●アメリカのヘリオエナジー社が2024年に核融合発電を開始予定。
●日本の核融合実験装置JT60SAがプラズマ生成に成功。
(量子科学技術研究開発機構より引用)
●イーター計画(国際プロジェクト)も進行中。
●高温のプラズマを安定して制御するのが技術的課題。
※プラズマとは?
物質の第4の状態
固体、液体、気体に次ぐ4番目の状態
非常に高温で原子から電子が分離した状態
●将来的には2030年代に実用化、2050年以降に普及する見込み。
◆スタートアップ事例3選
1⃣京都フュージョニアリング(日本)
核融合炉の重要な部品を開発
高温に耐える材料や、熱を電気に変える装置を作っている
世界中の核融合研究施設に部品を販売することを目指す
2⃣ファーストライト・フュージョン(イギリス)
新しい方式の核融合技術を研究
弾丸を使って燃料を圧縮し、核融合を起こす方法を開発中
将来的に電力会社に核融合発電所を提供したい考え
3⃣タップ・システムズ(カナダ)
小型で低コストの核融合炉を開発
独自の技術で燃料を効率よく加熱する方法を研究
工場や大型施設向けの電力供給を目指している
◆投資可能な企業5選とETF2選
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