2024/11/18 ホロドモール、ホロコーストからウイグル族弾圧まで、ヒトの本性とは？
コルスンスキー大使が90年前にソビエトがウクライナで人為的に引き起こした大飢きん(ホロドモール)の犠牲者を追悼する式典で演説し、11月19日でロシアによる軍事侵攻から1000日となるとしたうえで、「ロシアの目標は、当時と変わらずウクライナ人を殺し、文化を消すことだ。あのときの犯罪の記憶もウク…
— 在日ウクライナ大使館 (@UKRinJPN) November 16, 2024
ソビエトにしてもナチスにしても中共にしても、同列に論じるわけには行かないけど、ホロドモール、ホロコースト、ウイグル族弾圧、など少数派、少数民族浄化に走ろうとするのか？
その共通点は？言論弾圧が徹底している（秘密警察が活動している）。
よく平和ぼけにも揚げ足取りと論点ずらしに腐心する一部X（旧Twitter）利用者を見ると、後述のスターリンもプーチンも体制が違うから関係ないという論調もある。いや論調なんてものではない。目も当てられない、斯界で論じようものなら噴飯物でつまみ出されるような代物である。
そういう言説を弄する人々もまた、悪事に蓋をして本質から目を逸らさせようとする底深い悪意か。それも後述の通りの人々ではないか。
https://sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/210/syup/s210050.pdf
とくに、ホロドモールに至っては戦間期にスターリンの指揮によって実行されたという。
人間（ヒト）には本質的にスケープゴートつまり生贄の羊あるいはスケープゴートを見つけて殺しても、誰もが密告を恐れて互いを監視してなかった事にいる。
この本質は、学校のいじめから会社や役所のハラスメント、カルト教団、果ては民族浄化に通底していないか？これを次の段落からモンスター級の悪事のファクターとして述べたい。
ネット上でもオフ会を通して、自分達が壊滅的ないじめをしておきながら、いや、いじめられるほうが小型ヒトラーだとうそぶき、自分達こそナチス級という事実を隠蔽している手合いもいる。その善人面は、砂の中に頭を突っ込むダチョウのようで滑稽だが、虐げられた側としてはたまったものではない。
ヒトは誰でもモンスター級の悪人になり得ないとしても、モンスター級の悪事をただのモンスター級の悪人以前であるヒトに帰納するのは矛盾がないか。もしできるというのであれば私も読者である貴方も早晩、大殺戮者になっているはずだが、そうではない。それを食い止めている何かがある。ヒトがモンスター級の悪人になってしまうのを食い止める何かが。
残念ながらもし、食い止めるファクターと同時に残虐性を解発するファクターもあって、それもセットでヒトをヒトたらしめる本質の一つだとしたら、生物学や心理学や社会学等を含め、学際的に検討されてもいい問題だと私は思う。人類の存亡に係る、小さいけど無視できない汚点である。
2024/11/18 ここまで